電子書籍で専門書を読むには?おすすめ8選と選び方を解説
近年、専門書をスマホやタブレットで読める「電子書籍サービス」が増えています。「ブックライブ」や「Amazon Kindle」など、名前は見たこと・聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
電子書籍サービスは数が多く、機能やメリットもそれぞれ違うので、どれがいいか分からず選ぶのに迷ってしまいますよね。
今回は数ある電子書籍サービスの中から、おすすめを8つ紹介していきます。電子書籍の選び方や使い方も説明していくので、電子書籍の利用を考えている方はぜひチェックしてみてください。
専門書を電子書籍で読むメリット
専門書を電子書籍で読む際には、どんなメリットがあるのでしょうか?
まずはじめに、電子書籍を使う上でのメリットを3つ紹介します。電子書籍の利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
好きな時間に好きな場所で購入できる
電子書籍の1番のメリットは、「好きな時間に好きな場所で購入できる」ことです。書店に足を運ぶ必要がなく、スマホやタブレットでインターネットにアクセスすれば、欲しい本をすぐに購入することができます。
自宅やカフェ、通勤時の電車内など、場所や時間を問わず好きな時に好きな本を読めるのは、電子書籍ならではのメリットです。
保管場所が節約できる
電子書籍は実体を持たないため、購入した本はすべてデータとして保存されます。紙の本とは違い、たくさん購入してもかさばることがなく、スペースを確保する必要もありません。
文章量が多い専門書でも、データであれば簡単に保存できるのが便利です。
文字のコピー&ペーストができる
電子書籍は、文章のコピー&ペーストが簡単にできるのがメリットです。読書中に気になったフレーズや重要なテキストを一気にコピーして、ノートやメモ帳に貼り付けることができます。
コピー&ペーストは大量の文字を書く手間が省けるので、専門書を読む際にかなり役立ちます。
専門書を電子書籍で読むデメリット
電子書籍には様々なメリットがありますが、使う際にはデメリットを知っておくことも必要です。
ここでは、電子書籍を使う上でのデメリットを3つ紹介していきます。
目が疲れやすくなる
電子書籍は便利な反面、「目が疲れやすい」という問題があります。画面を長時間見続けることになるので、目が疲れたり視力が低下する恐れがあります。
電子書籍で専門書を読む場合は、ブルーライトカットのフィルムを使う・画面の明るさを調整するなど、目が疲れないための対策を適宜とることが必要となります。
パラパラ読みができない
電子書籍は紙の本と違い、ページをパラパラめくることができません。画面に1ページずつ表示されるので、パラパラ読みができず必要な情報を拾いにくいのが難点です。
専門書はページを前後して情報を参照することが多いので、慣れるまではページの移動が難しく感じるかもしれません。
電子化されていない専門書がある
専門書の中には、電子書籍化されていない本があります。マイナーな専門書や昔に発売された専門書は電子化されていないケースがあり、「読みたい本が読めない」可能性が高いです。
電子書籍で専門書を読む際には、まず電子化がされているかどうかを確認することが必要です。
おすすめの電子書籍サービス8選
一言で「電子書籍サービス」と言っても数が多く、豊富な書籍が揃うサイトや特典が充実しているサイトなど、サービスの種類も多種多様です。
自分に合ったサービスを見つけることで、専門書を効果的に楽しむことができます。ここでは、おすすめの電子書籍サービスを8つ紹介していきます。
Amazon Kindle:日本最大級の電子書籍サービス
画像引用:Amazon Newsroomより
「Amazon Kindle」は、Amazonが運営する電子書籍サービスです。取り扱っている書籍は700万冊以上と豊富であり、「日本最大級の電子書籍サービス」といわれています。
フォントサイズや書体、背景やページの色なども変更できるので、うまく活用すれば効率的に専門書を読むことができます。
Audible:隙間時間に「耳学」ができる
画像引用:Audible 公式サイトより
「Audible(オーディブル)」は、Amazonが運営する電子書籍サービスです。プロのナレーターによる本の朗読を聴けるサービスであり、ビジネス書や自己啓発本、試験対策など12万冊以上の本を取り扱っています。
オーディオブックなので手を動かす必要がなく、通勤・移動中に「耳学」ができるのが嬉しいポイントです。
ブックライブ:クーポンが充実
画像引用:株式会社BookLive 公式サイトより
「ブックライブ」は、株式会社BookLiveが運営する電子書籍サービスです。「漫画を読むならブックライブ」のCMでおなじみですが、専門書やビジネス書、小説や雑誌も取り扱っています。
登録時には「全作品70%クーポン」がもらえるうえに、期間限定で無料になる作品も多いので、読みたい本をお得に購入することができます。
楽天Kobo:楽天ポイントが利用できる
画像引用:楽天Kobo 電子書籍ストアより
「楽天Kobo」は、楽天グループ株式会社が運営する電子書籍サービスです。1番の特徴は「楽天ポイントを利用できる」ことであり、電子書籍を購入する際に楽天ポイントを貯める・使うことができます。
普段から「楽天トラベル」や「楽天モバイル」などの楽天サービスを利用している人におすすめです。
honto:大型書店と連携した電子書籍サービス
画像引用:株式会社スマートゲート 公式サイトより
「honto(ホント)」は、大日本印刷が運営する電子書籍サービスです。丸善ジュンク堂・文教堂などの大型書店と連携したサービスであり、専門書をはじめとした70万冊以上の書籍が揃っています。
「honto」の特徴は、「書店員のおすすめ本を提案してくれる」ことです。リアルな書店員によるおすすめ本を教えてくれるので、これまで出会えなかった・知らなかった専門書に出会えるかもしれません。
Kinoppy:紀伊國屋書店の電子書籍サービス
画像引用:Kinoppy 公式サイトより
「Kinoppy(キノッピー)」は、紀伊國屋書店が運営する電子書籍サービスです。専門書の取り扱いは100冊以上と少ないですが、学術的な内容を扱った書籍が多いです。
サービス内には読みたいページを探す機能やマーカー機能などが揃っていて、効率的に読書を進められるようになっています。
SEshop:IT・ビジネス関連の専門書に強い
画像引用:SEshop 公式サイトより
「SEshop(エスイーショップ)」は、翔泳社が運営する電子書籍サービスです。翔泳社がソフトウェア開発などのインターネット事業を行っている会社なので、取り扱っている本はIT関係の本やビジネス書が多いです。
書籍の数は3,000冊と少ないですが、仕事に役立つ実用的な内容の書籍が豊富に揃っています。
flier:要約版の専門書が読める
画像引用:株式会社VOYAGE GROUP 公式サイトより
「flier(フライヤー)」は、株式会社フライヤーが運営する電子書籍サービスです。要約版の専門書を配信しているサービスであり、1冊10分で読むことができます。
移動時間や休憩時間など、限られた時間で効率よく情報を集めたい時におすすめです。
電子書籍サービスの使い方
電子書籍サービスで専門書を読む際には、端末やサービスの機能を活用することが重要です。機能をうまく使いこなせば、手間が省けるだけでなく、より効率的に学習を進められるようになります。
ノート・メモ帳アプリを使う
専門書を電子書籍で読む際には、ノート・メモ帳アプリを使うのが最も効果的です。重要なポイントや興味を持ったテーマについてメモをとっておくことで、自分が読んだところを後で振り返る際に役立ちます。
また、GoogleドライブやOneDriveなどのクラウドサービスを使えば、複数の端末でデータを共有することができます。自宅ではパソコンを使う・外出中はスマホで読むなど、端末が変わっても同期した状態であればデータをすぐに確認できます。
検索機能を活用する
電子書籍の機能の1つに、文字や単語、文章などを検索できる「検索機能」があります。検索機能は特定の用語やトピックをすぐに探し出したり、分からない言葉の意味を検索することができます。
検索機能を活用すれば、時間を節約し効率的に専門書を読み進められるようになります。
電子書籍サービスの選び方
ここまで、おすすめの電子書籍サービスや使い方を紹介してきましたが、「何を基準に選べばいいか分からない」と思っている方もいるかもしれません。
ここからは、専門書に合った電子書籍サービスの選び方を解説していきます。電子書籍サービスを選ぶ際に、参考にしていただければ幸いです。
読みたいジャンルの品揃えが多いか
電子書籍サービスを選ぶ際には、興味のあるジャンルが揃っているかを確認することが重要です。専門書のジャンルはビジネス、文学、科学技術など様々です。
自分が読みたい・興味がある・ジャンルの専門書が充実しているサービスを選ぶことで、必要な情報を効率的に得ることができます。
セールやキャンペーンの頻度
電子書籍サービスを選ぶ際には、セールやキャンペーンの頻度を確認するのもおすすめです。割引や特売が頻繁に実施されているサービスを利用すると、専門書を「安く大量に購入」しやすくなります。
セールやキャンペーンをうまく活用することで、よりお得に専門書を手に入れることができます。
電子書籍以外のサービスを利用するか
電子書籍サービスの中には、動画配信や電子書籍ストアなど、他のサービスと一緒になっているものもあります。他のサービスも利用したい場合、1つのサイトやアプリでまとめて契約できれば便利ですよね。
電子書籍サービスをうまく活用すれば、限られた時間の中で効率よく学習を進められるようになります。
電子書籍リーダーの選び方
電子書籍リーダーは、電子書籍を読むための専用端末のことです。専門書やビジネス書、漫画や雑誌など、1つの端末で何冊もの本を保存して読むことができます。
最近ではいろいろなメーカーやモデルの電子書籍リーダーが発売されているので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、自分に合った電子書籍リーダーを見つけるための3つのポイントを紹介していきます。電子書籍リーダーの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
持ち運びやすいものを選ぶ
電子書籍リーダーには、文字が読みやすい大型タイプと、持ち運びやすい小型タイプの2種類があります。電子書籍リーダーで専門書を読む場合は、6~8インチの小型タイプがおすすめです。
6~8インチのものは文庫本と変わらない大きさであり、バッグやポケットに収まるほど小さいです。バッテリーの持続時間も良く、明るさMAXで数時間放置しても、バッテリーが6~10週間は持つ端末もあります。
軽量なので長時間持ち歩いても疲れにくく、充電する回数も少なくて済むので、端末1つがあればどこでも気軽に専門書を読み進めることができます。
利用できる機能を確認する
電子書籍リーダーには、辞書機能や検索機能、メモ帳などの機能が搭載されています。学習に便利なこれらの機能を使うことで、勉強の効率をあげることができます。
この他にも本に直接書き込みができる機能や、選択した部分にメモをつけられる機能が搭載されたものもあります。効率よく学習を進めたい人は、電子書籍リーダーの機能にも注目してみてください。
利用したい電子書籍サービスから選ぶ
電子書籍リーダーには、一部のアプリにしか対応していない端末もあります。AmazonのKindleシリーズはAmazon Kindleに対応、楽天のKoboシリーズは楽天Koboに対応しているなど、端末によって利用できる電子書籍サービスが違うのが特徴です。
専門書は取り扱っている分野が広いので、幅広いアプリやサービスに対応している電子書籍リーダーを選ぶのがおすすめです。
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