出張に使っている車
弊店で出張買取の際に利用している車の内の1台がこちらです。
あえて車体に店名等は入れておりませんので、ご近所の方には内密にしたいという場合にもご安心ください。

世界美術大全集 西洋編 全28巻+別巻 全29巻
『世界美術大全集 西洋編 全28巻+別巻 全29巻揃・ 月報揃』 小学館
出張から戻り、早速並び替えてみました。

この度は、以前にもご紹介した事のある、世界美術大全集 東洋編をお売り頂きました(宅配買取/小学館)という記事を御覧頂いたお客様からのご依頼でした。

弊店でメールと同じくらいご利用して頂いている“らくらくLINE査定”からお写真を添付された上でのご相談でしたので、お見積と共にご案内をさせて頂きました。(買取価格に関しましては日々変動しておりますので、お手数ですがお問い合わせください。)

【ご依頼】
「引っ越しをする為の整理中で急いでいるので、出来れば明日にでも出張でお願いしたいです」との事でしたので、すぐに明日お伺いさせて頂く時間のご相談を交わし、お伺いしてまいりました。

〒348-0065
埼玉県羽生市藤井下組171

弊店の住所がこちらになりますので、埼玉県内でしたら最短で即日お伺いさせて頂くことが出来る場合もございますが、多数ご依頼を頂戴しているため、日時に関しましてはご相談となります。

勿論県外でも、量や内容によっては出張買取でのご対応可能ですので、お気軽にご相談して頂ければと思います。詳しくは、古書店三月兎之杜の古本出張買取重点エリアを御覧ください。


【ご依頼ワンポイント】
出張買取をご希望の場合、予め書籍の内容や冊数について、例えば、
・漱石全集などの全集が沢山ある、
・囲碁の本が100冊くらいある、
・趣味としていた特撮の本がダンボール5箱分ある、
・週刊「*****」を創刊号から10年分持っているなど、お分かりの範囲内で大丈夫ですので、ジャンルや冊数を事前に教えて下さい。
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とにかく量があって、文にして説明するのが大変という事でしたら、このように本棚に入っている状態でも大丈夫ですので、全体のお写真と、書名、出版社、冊数が大まかにでも分かるようにLINEメールからお写真を添付して頂ければ、弊店で出張、もしくは宅配での買取が可能かのご判断のため、予めお見積させて頂く事も出来ます。


世界美術大全集のサイズ
【出張買取 or 宅配買取?】
美術や陶磁、書道の古本には比較的大判のサイズのものが多いので、出張をご希望される方からのご相談をよくお受けします。今回の場合は弊店のある埼玉県の羽生市近辺でしたので、出張でのご対応をさせて頂くことが可能でしたが、仮に今回の世界美術大全集をお売りになりたいというお客様が大阪など、関東地方より遠方だった場合には、弊店へ着払いでお送り頂く宅配買取でお願いしておりました。宅配でしたら、全国どこからでも送料無料でお受けしておりますので、関西、九州といった地方の場合にもお任せください。

上記の理由から、冊数や買取金額によって、ご出張にお伺いできる場合と宅配でお願いする場合がございます。宅配買取の場合でも、宅配業者の方がご自宅まで無料で集荷に参りますので、梱包された後は集荷のお電話をしてご自宅で待つだけです。その後、弊店にご本がご到着し、拝見が終わり次第、査定結果のご連絡を致します。
無料でダンボールをご用意します
梱包にご利用頂くダンボールは何でも結構ですが、もしお手頃なダンボールが見つからないという事でしたら、弊店で無料で宅配キットをお送りさせて頂きますので、その場合にはご希望枚数をお申し付けください(詳細は上記バナーをクリック)

【お支払】
出張買取の場合には、原則その場で現金でのお支払いとなります。お振込ではないので、その場ですぐに現金化する事が可能です。(高額の場合は後日お振込の場合もございます)


■メールでのご相談は、こちらのお問い合わせページより
■ラインでのご相談は、こちらのらくらくLINE査定ページより
■お電話でのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。

皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。
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投稿者:usagi

芥川龍之介全集の新版
この度は、芥川龍之介全集の新版を宅配にて買い取りさせて頂きました。
芥川龍之介の作品が読める全集は、今ではこちらの新版以外にはお値段をお付けすることが難しくなってきてしまいました。似ているところで言えば漱石全集もまた然りですね。全集はどうしても次の版が出ていると、悲しい事に新しい版に流れていってしまうんですよね・・・。ですが、三島由紀夫のように旧版でも大丈夫な全集もまだございますので、旧版か新版か分からないといった場合にも、お気軽にお問い合わせください。

それでは今回は、芥川龍之介と、こちらの全集についてご紹介致しましょう。
芥川龍之介
それにしても渋い顔ですよね。
まさに文豪といった風格・・・威厳がありますね。
芥川龍之介の笑顔
でも時には、こんなににっこり!
芥川龍之介のイメージといえば、一枚目の渋い顔が真っ先に想像されるかと思いますが、ずっとあんなに難しい顔しているわけではありませんからね(笑)でも芥川龍之介の笑っている写真というのは中々に貴重です。ちなみに一緒に写っているお子さんは、芥川龍之介の子供、芥川比呂志(あくたがわ ひろし)です。将来は父と同じ小説家ではなく俳優としての道へと進むのですが、それはまた別の機会にでも。

芥川龍之介という小説家を知らないという方は中々いないかと思いますが、どういう人物だったのかという事までは知らない方が多いのではないでしょうか。代表作としては「羅生門」等がありますね。
侏儒の言葉より地獄
-人生は地獄よりも地獄的である-
第13巻「侏儒の言葉」の中、「地獄」の冒頭部分にも記載されている有名な名言です。芥川龍之介の見解を簡単に要約すると、人が死んで地獄に行き、そこで受ける苦痛には一定の法則性があり、いずれ慣れていくが、人生には法則性がないため、地獄で受ける苦痛よりも苦しいものだ。と、そういう捉え方が出来ます。皆さんならどう考えますかね。とはいっても、今が順風満帆な方ならば、どう考えても地獄の方が苦痛に感じるでしょうし、今が上手くいっていない方にとっては地獄にいったとしても変わらないと感じる方がいるかもしれません。考えてみても正解は分かりません。

私が好きな歌手の歌詞で、”最初から苦しみのない生き方選ぶでしょうか”という言葉があるのですが、いつも聴きながら考えてしまうんですよね。苦しい事なんて、ないにこした事ないんでしょうけど、一生苦しい事がない人生ってどうなんでしょうね。やりがいもない、達成した時の喜びもない、果たして生きていることは楽しいんですかね。まぁ、苦しいことばかりが起きるのも嫌ですけどね(笑)

神様はその人に乗り越えられると思った試練しか与えないんだよ、と小さい頃によく両親に言われていたのを思い出してしまいました。こういう言葉を残している彼もまた、その生涯に絶えずドラマがまとわりついていました。

【芥川龍之介の生涯】
まず龍之介が生まれて八ヶ月後、母親のフクが精神に異常をきたし、突然発狂してしまいます。その為、フクの実兄である芥川道章の養子となり、引き取られます。そしてここから芥川という姓を名乗るようになります。実の父は新原敏三(にいはら としぞう)という人物です。龍之介という名前は辰年、辰月、辰日の辰刻に生まれたので龍之介と命名されたんですよ。

その後、小学校へと入学し、龍之介が10歳になった頃、実母のフクが亡くなり、実父の新原敏三が龍之介を取り戻そうとします。ですが、芥川家養子縁組という解決法に従い、龍之介は養子のままとなります。ただ、結構ないがみ合いだったとも言われていて、裁判記録や親族会議決議書などが残っているそうです。

そして大正8年、27歳の時、大阪毎日新聞社に入社し、創作活動にも専念するようになります。

そんな芥川龍之介の死因ですが、最後は致死量にあたる睡眠薬を飲んで、服毒自殺でこの世を去ってしまいます。遺書が残されており、僕の将来に対する唯ぼんやりした不安という自殺の動機としての言葉は有名です。同じ年に残している「河童」という小説が、その自殺の動機を考える事のできる作品となっています。
本の状態
この度はこのように大変綺麗な状態でお売り頂きましたが、1995年に発行されているものですので、経年相応の古本の状態でもそこまで金額に差異は出てまいりませんので、ご安心ください。


古書店三月兎之杜では、皆様の大切にされていた古本、書籍の買取のご相談をお待ちしております、近年の厳しい読書事情という事もあり、買い取りさせて頂くことが難しくなってしまったご本も多くはなってきておりますが、その中でもまだ価値を見出すことが出来るご本も数多くございます。どうせ古い本だから売れないだろうと思われていても、まずは当店にご相談ください。買取可能であれば事前に無料でお見積りさせて頂きます。

トーマス・マン全集を買取させて頂きました(全12巻+別巻 全13巻 新潮社)
江戸川乱歩全集 全25巻を宅配にて買取りさせて頂きました(講談社 昭和53年)
世界美術大全集 東洋編をお売り頂きました(宅配買取/小学館)

こちらは古書店三月兎之杜で買い取りさせて頂いている全集の、ほんの一例に過ぎません。
全集/専門書の買取価格に関しましては、日々変動しておりますので、お手数ですが都度お問い合わせくださいませ。

その他の全集の買取事例、買取のご相談は、
こちらの古書店三月兎之杜の全集の買取ページより

メールでのご相談は、こちらのお問い合わせページより
ラインでのご相談は、こちらのらくらくLINE査定ページより
お電話でのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。
皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。
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投稿者:usagi

日本の陶磁
この度は日本の陶磁 14冊+古代中世篇 6冊 全20冊(中央公論社)を宅配にてお譲り頂きました。
陶磁器とは、セラミックの一種で、土を練り固めて焼いて作ったものの総称です。
つまるところ「やきもの」ですね。

 陶磁の本に関しましては、東洋陶磁大観など大判のものも多いので、量が多くて・・・重すぎて・・・という場合には出張買取でのご対応も可能ですので、その際にもお気軽にご相談頂ければと思います。
陶磁大系
こちらは以前にお売り頂いた陶磁大系というものなのですが、内容としては今回の日本の陶磁に似ているかもしれません。一番の違うところは日本に焦点を当てているか、世界に当てているかというところですかね。

先程にも少し記載しましたが、陶磁器とは陶器と磁器を総して呼ばれているものになりまして、実際は陶器と磁器は別の物となります。 以前の陶磁大系の買取事例でもご紹介したことがあるのですが、陶器と磁器の違いについて再度下記の通りまとめてみました。

陶器:1100~1300℃で焼かれたもの
特徴:吸水性があり、厚手で重い。

磁器:陶土を原料として1300℃程で焼かれたもの
特徴:吸水性が殆どなく、陶磁器の中で最も硬い。

それぞれにこういった特徴が見られます。
他にも土器、炻器(せっき)といった分類もあります。

日本の陶磁の中身日本の陶磁の目次
日本の陶磁器で有名なものでいうと、例えば栃木県の益子焼(ましこやき)は聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。
栃木県芳賀郡益子町を産地としている陶器です。厚手なものなので、土鍋や釜としても人気ですね。
毎年、益子大陶器市という市も開催しておりますので、興味がおありという方は一度行かれてみてはいかがでしょうか。


古書店三月兎之杜では、このような陶磁器に関する書籍、古本の買取のご依頼をお待ちしております。またご一緒に関連書籍をお売りになりたいという方も専門の弊店に是非お任せください。事前にお見積もりがご入用でしたらこちらの買取のお申し込みページより、書籍名、出版社、冊数などの詳細を教えて頂けましたら事前にお見積もりを出させて頂く事も可能ですし、量が多くて大変という事でしたら、同じくお申込みのページよりお写真を添付して頂いても大丈夫です。

少しでも気になられましたら、
古書店三月兎之杜 陶芸・陶磁器買取相談ページまで

皆様のご相談を心よりお待ちしております。

メールでのご相談は、こちらのお問い合わせページより
ラインでのご相談は、こちらのらくらくLINE査定ページより
お電話でのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。
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投稿者:usagi

アシェット F-14
この度はF-14 Tomcat トムキャット(アシェット/全100号)を宅配買取でお売り頂きました。
どうも有難うございました。

【全140巻揃の買取価格例:75,000円。⇒最新の買取価格は『買取価格表』をご覧下さい

こちらは2015年1月に創刊され、2016年12月に全100号として完結!…するはずでした。
というのも延長が決まり、全140号にて完結する事となったのです。
分冊百科シリーズではよくある事ですね(ブログ執筆時現在では125号まで刊行されております。)

ですが、F-14 トムキャットの本体自体は100号で完成しますので、ご安心ください。
延長された101~140号の内容は空母の甲板、フィギュア等のジオラマセットとなっております。
確かにここまで購入したのならば、ジオラマもつい欲しくなってしまいますよね…。
トムキャットの裏表紙
-伝説の雄猫が帰ってくる-
こう記載されている雄猫とはトムキャットの愛称です。そのトムキャットという名の由来は、主翼の動きが猫の耳の動き方に似ているという事からもきているそうです。
勿論付属のマガジンにはトムキャットが誕生するまでの開発史からトムキャットの存在を脅かしたライバル機など、組み立て方だけでなく毎号1機の軍用機の紹介がされています。
1機ずつに絞っているから、より濃い情報を載せる事ができるという訳ですね。


古本に強いのは当然の事ながら、古書店三月兎之杜では、このようなアシェットやプラモデル等もご一緒にお売り頂ける事が強みの内の一つでもあります。
古書のみならず、弊社にはそれぞれに特化した専門の部署がございますので、合わせてお売りになりたいという場合にもお任せ下さい。
勿論買取金額におきましても高価買取させて頂けるよう、日々努力しておりますので、他店様との相見積もりも大歓迎です。
他店様に金額で負けているようでしたら、出来る限り買取額を上げさせて頂きますので、その際にもご相談頂けますと幸いです。


詳しくは、古書店三月兎之杜のアシェット買取のページを是非ご覧ください。

WEBお申込みフォーム
メールでご相談は、WEBご相談フォームがお薦めです。

LINE査定フォーム
写真を送るだけの便利な簡単LINE査定も大好評です。

フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)
担当者直通のフリーダイヤルはこちらです。何でもご相談下さい。
(フリーダイヤル:0120-996-504/10-20時/年中無休)

皆様からのご相談を心よりお待ちしております。

投稿者:usagi

現代農業
○現代農業 2009年7月-2017年6月 95冊 農山漁村文化協会

こちらは毎月5日に発売されている、農業の中の様々な部分にスポットを当て、読者の悩みを解決に導いてくれる農業の専門誌です。そのテーマは害虫駆除、除草、作物、苗の効率の良い育て方の知恵など実に様々で、農家の方ならばお手元にあれば重宝するでしょう。
現代農業の背表紙
こちらがこの度お売り頂いた全冊となります。
現代農業の背表紙アップ
ご覧の通り、色々な所に焦点を当てています。
枝豆について掲載されている号もあったのですが、夏といえばビールに枝豆!など、アプローチの仕方も良いですよね。つい目で追いかけてしまいたくなります(笑)

今となっては人類に欠かすことの出来ない農業ですが、本来人類は狩猟を中心として生活していましたよね。それが一体いつからどのタイミングで農耕するようになったのでしょうか。これについては諸説あり、道具の変化からきているという説があります。尖った道具から鎌、鈍器へと武器が変わっていき、穀物を収穫できるものであったり、それを叩いて粉にするものであったりと、使用できる対象が増え、変わっていく事からもきているのかもしれませんね。

少し話は逸れますが、この頃の生活からの名残で今もそうなっているという面白い話があります。その話というのが男性と女性の考え方の違いというものに繋がっているそうです。

例えば、男性が狩猟に出ている最中、女性は住まい近辺に集まって、話しながら役割を分担してこなしていたので、会話に”共感性”を求めます。それに対して男性側は狩猟を中心としていたので「怪我をした!」「すぐに手当を!」「獲物の足が早いぞ!」「俺は反対から回り込む!」など、会話に”解決”を求めるというのです。

どうでしょう、なんとなく今でも当てはまっている気がしませんか?
他にも男性は棒状の物を手に持つと振り回したくなったり、石を手に持つと投げてみたくなったりするのは、その頃の狩猟本能が残っているからとも言われています。良いも悪いも人間の本能というものは根っからは変わっていないのでしょうね。
本の状態
この度お売り頂いた雑誌の中には、このように角を折っていたものもございましたが、切り抜きや書込み等ない限り、余程状態が劣化していなければ、あまり気にされる必要はございませんので、今回のような農業に関する本は勿論、園芸、庭園などに関する本の買取もしておりますので、もし売れるのならばとお考えの方がおりましたら、まずは一度弊店までご相談ください。

古書店三月兎之杜の専門スタッフが、次のお求めになられる方へしっかりとお引継ぎ致します。

専門書の買取価格に関しましては、
日々変動しておりますので、お手数ですが都度お問い合わせください。

農業の専門書の買取のご相談は古書店三月兎之杜の
文化・教養・趣味の買取ページより

雑誌の買取のご相談は古書店三月兎之杜の
雑誌・月刊誌の買取ページより

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投稿者:usagi

この度はヴァン・ゴッホ全画集 全3巻(講談社)を宅配買い取りさせて頂きました。
ヴァン・ゴッホ全画集
フィンセント・ファン・ゴッホ
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
皆様はどちらの方がしっくりきますか?

こちらも以前ベートーヴェン全集をご紹介させて頂いた時と同じく”ベートーヴェン”と”ベートーベン”のように発音からの違いがあるという事だけですが、どちらの方が正しいのか、あえて言うとすればオランダの発音からきている”フィンセント・ファン・ゴッホ”の方が近いかと思います。
ファン・ゴッホ
ファン・ゴッホの自画像はいくつもありますが、おそらくはどれかしらのものかは必ず見覚えがあるはずです。また、本来はファン・ゴッホのファンはミドルネームではないので、ゴッホと略するのは間違いなのですが、すっかりその呼び方で浸透してしまっていますね。

ファン・ゴッホにまつわる話というのも山ほどありますが、その真偽に至っては、余程の熱狂的なファンでもない限り、見極めには中々難しい所がございます。今回はその中からご紹介させて頂きますが、あくまでもこういった話も出回っているというくらいの認識で、あまり鵜呑みにせず読んで頂ければと思います。
ファン・ゴッホの自画像
それがこちら、お分かりの通り先程とは少し違うゴッホの自画像です。
どこが違うのか、耳に包帯をしていますよね。では何故包帯をしているのか。
それはファン・ゴッホが自分で耳を切り落としたからという話です。

どういう経緯でそうなったのかといいますと、ファン・ゴッホはフランスの画家であるポール・ゴーギャンと共同生活をしており、お互いを励みに切磋琢磨していたのですが、やがて互いの個性が合わずに、今まで良好であったその関係は崩れていきます。

そしてゴーギャンは町を出ることを決意し、去っていくのですが、そのゴーギャンの後を追いかけてカミソリで襲いかかろうとします。寸前で気付いたゴーギャンはファン・ゴッホの事を睨み、それにたじろんだファン・ゴッホは、そのまま家に引き返し、自分で耳を切り落としたというのです。

ただ、耳を切り落としたという理由は他にもあって、ファン・ゴッホの描いた自画像をゴーギャンに耳が変と言われたので、その場で耳を切り落とした等とも言われています。

その他の逸話では、ファン・ゴッホは生涯の内に1枚しか絵を売っていない、ファン・ゴッホが愛した禁断のお酒等、嘘か本当か難しい話もありますので、気になられた方は調べてみても面白いかと思いますよ。


美術の全集に関しましては、ネットが普及されてしまった事もあり、悲しい事に今では買い取りさせて頂くことが難しくなってしまった画集もございますが、その中でもまだまだお値段をお付けすることが出来るご本も数多くございます。古い本だけど捨てるのは忍びないという、ご本を大切にされていた皆様のお気持ちも重々承知しておりますので、まずはご相談からでもお気軽にお問合わせくださいませ。

古書店三月兎之杜の専門スタッフが、次のお求めになられる方へしっかりとお引継ぎ致します。

全集/専門書の買取価格に関しましては、
日々変動しておりますので、お手数ですが都度お問い合わせください。

美術・芸術・クラシックに関する本の買取事例や買取のご相談は、
古書店三月兎之杜の文化・教養・趣味の買取ページより

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投稿者:usagi

旅猫リポート
本当は単行本版が欲しかったのですが・・・すぐに読みたかった私は我慢できずに文庫版を購入してしまいました。最近中々ゆっくりと読書する時間が取れていなかったのですが、ツイッターのフォロワーさんから教えていただいた旅猫リポートを一気に読み終えました!(おすすめがあるよ!というお優しい方がおりましたら、是非ツイッターから教えていただけると嬉しいです!)読み終えたら感想を書いていきます!

感想はネタバレを大いに含みますので、ご注意ください。
旅猫リポート 裏表紙
あらすじとしては、このようになっております。
私はネタバレを読んでしまってからだと楽しめないので、大体はあらすじを少し読んでから決めます。

猫目線でも語られていくお話なのですが、それがまた引き込まれていくんですよ。そしてまず読み終えた感想なんですが…もうどこからなんと言ってよいのか…。とにかく色々な箇所で泣けてしまいます…。

宮脇悟(みやわき さとる)
猫のナナ

この一人と一匹の旅(リポート)が全7章で語られていて、あらすじにある通り、悟のとある事情で飼えなくなったナナの貰い手を探しにいくという旅なわけですが、その事情について尋ねられると、悟はきまってばつが悪そうにします。

探しに行くとはいっても悟の昔の友人であり、勿論事前に連絡を取ってあるのですが、その友人関係が深くてまた…旅が進むにつれて私は悟が好きになっていきましたね。私も悟みたいな人間になりたかったという高校の頃の友達、スギという人物も貰い手候補として出てくるのですが、彼の気持ちにも共感できました。

そして何といっても猫のナナ。
旅の最初の頃は、別にまた一緒に住む前の状態に戻るだけだ。
野良であった僕にはどうということはない。僕は何も失っていない。ナナって名前と、サトルと暮らした5年を得ただけだ。だからそんな困った顔すんなよ。

こういうスタンスで、人間と同じように語っていく、猫でありながらも自分をしっかりと持っている猫です。

私も初めは別れることには強いクールなタイプの猫なのかなと思っていたのですが、そんなことない事が読みながら段々と分かっていきます。それがまた辛い。

結局毎度何らかの理由によってナナを引き取ってもらえない、というよりは、相手が飼っても良いといっているのに悟の判断により、これじゃあナナを引き取ってもらうのは無理そうだね、と連れて帰り、次の友人の元へと移動するのですが、その時の帰りの車の中での悟とナナの嬉しそうな態度っていったら…『良かった、これでまだサトルと一緒に旅ができる』ナナはもう、はなから貰われる気がなかったんですよね。

なんとか貰われないようにナナもナナなりに行動を起こしているし、悟に吠えてくる犬に対しても、僕の悟に手を出したらただじゃ済まさないぞ!と物凄い剣幕で守ろうとしたり。

極めつけは悟がナナを飼えなくなった理由。
これについては私も最初から一体どんな理由なのか考えながら読んでいましたが、結局ある章までは分かりませんでした。この理由については、まんまとやられました。何故分からなかったのか正直悔しかったのですが、分かった時には鳥肌が立ってしまいました。

その理由が分かる時というのは、貰い手候補者の友人宅でナナとその友人の飼い犬が話している(言い合いをしている)時なんですが、この時のナナの台詞『僕は黙れと言ったんだ!』

もう一気に涙がブワっ!となりました(笑)
飼えなくなった理由についてもナナは最初から分かっていたんですよね。そして途中からではなく、ナナ自身も元から、悟と出会った頃から、悟の事が大好きで大好きで仕方なかったんです。

この二人の相思相愛ぶりにも何度泣かされたか(笑)
悟のような素晴らしい人と出会えたナナも、ナナのような素晴らしい猫に出会えた悟も、本当に良かった。もう猫を見る目が完璧に変わってしまいました。最後も当然(;ω;)ブワッ
親猫です子猫です
そして近くの倉庫に子猫と親猫がいたという。
可愛かった。

本当はもっともっと感想を話したいのですが、キリがなくなってしまいそうなので、ここまでにします。今回教えてくれたフォロワーさん、本当にありがとうございました。この旅猫リポート、2018年に映画化される事が決まっているんですよね!絶対観に行きたいと思います!

宜しければ、こちらからフォローお願いします!
貴方のおすすめの本も是非ご一緒にお教えください!

投稿者:usagi

モーターファン別冊 ニューモデル速報 471冊セット 三栄書房

【車の雑誌が沢山あるとのご相談から】

この度は「モーターファン別冊 ニューモデル速報」を約500冊お売り頂きました。弊店をお選びいただき、誠に有難うございました。最初のご相談はメールより、趣味で集めていた車の雑誌が沢山あるんですが、買い取りの対象になりますか?とのご相談を頂戴しましたので、雑誌名、大まかな年代、冊数を教えて頂き、宅配での買い取りとしてであればお受けすることが出来る旨をご返信させて頂きました。
その結果、事前にお見積もりを出させて頂き、ご納得いただけましたので、一連の流れをご説明し、現物査定後もお見積もり通りの金額で買取致しました。

モーターファン 表紙 状態モーターファン 表紙 状態2

【お売り頂いた時の状態】

古いもので1980年代もございましたので、このような状態になっていても仕方のないことです。お客様からも事前に読むのには問題はありませんが、多少表紙が傷んでいるものもあるかと思いますと聞いておりましたので、この程度でしたら減額対象にはなりません。どうか、ご安心ください。

ちなみにではございますが、弊店ではネットでの買取は現物を見たらだいぶ金額を下げられるんでしょう?というご不安な方の為に、少しでもご安心して頂ければと考え、古書店三月兎之杜だからできる買取の一つとして、『事前のお見積金額を保証』というサービスをご提供しております。宜しければご一読ください。

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こういった特集を見ているだけで夢が広がりますよね。車を求める場合には、外装や内装等、趣味性を求めるか、実用性を求めるかでどのような車になるのか変わってくるかとは思いますが、車は一生かかせないものですから、自分に合った好みの車に乗りたいですね。


将棋雑誌大量買取

【大量な雑誌】

毎月毎週コツコツと集めてきたのはいいけれど、何年も買い続けていて気がつくとすごい量になっていて・・・なんてご相談もよく頂戴致します。上記のお写真は今回とは別に、雑誌を中心として将棋の本を買い取りさせて頂いた時のものですが、保管場所にも中々困ってしまいますよね。引っ越しをするのでこの機に、大掃除のために、断捨離、等など、手放さなくならなければなってしまう理由も様々かと思います。

弊店では、皆様が大切に集められていた雑誌も買い取りさせて頂いております。また同じ雑誌のバックナンバーで冊数がある程、買取を行える可能性が高くなります。雑誌は宅配買取りでお願いしてしまう形が多い傾向にございますが、捨てようと思っていて、売れるとは思っていなかったなんていう事も多々ございます。その前に、ご相談だけでも頂けますと幸いです。

【雑誌大量買取事例のご紹介】

音楽雑誌 「ADLIB アドリブ」を大量にお売り頂きました(1975~2003年までの292冊)
カミオンを大量にお売り頂きました(1989年から300冊以上)
(アニメ雑誌買い取り)アニメージュを大量にお売り頂きました。


買い取りのご相談は、
古書店三月兎之杜の雑誌・月刊誌買い取りページより

メールでの買取のご相談は、こちらのお問い合わせページより
ラインでのお見積もりをご希望の場合は、こちらのらくらくLINE査定ページより
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皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

その他の古本古書の買取事例はこちらのバナーをクリックして是非ご覧ください。

投稿者:usagi

雑誌 「MUSIC LIFE ミュージック・ライフ」

1966年1月号~12月号
1967年1月号~12月号
その他1966年~1974年の音楽雑誌を宅配買取にてお売り頂きました。
ビートルズ表紙
1960年代といえば、世界的に有名なロックバンド『ビートルズ』が活動していた年代です。
なので、1966年1967年のMUSIC LIFEにはビートルズの事が沢山のっています。
 
ビートルズは、
ジョン・レノン
ポール・マッカートニー
ジョージ・ハリスン
リンゴ・スター
の4人組ですが、ビートルズと称するまでに複数のメンバーが入れ替わっており、
ビートルズと称してから在籍したメンバーは通算6名います。
 
ご存知の方も多いと思いますが、
日本にビートルズが来日したのは、1966年6月29日。
日本武道館で初めてロック・コンサートを行ったバンドです。
そしてビートルズは1966年7月3日に日本を飛び立ち、
それ以来、ビートルズとしての4人では二度と来日をすることはなかったそうです。
ビートルズビートルズ
ビートルズの楽曲はCMなどでもよく使われているので、
昔からビートルズがお好きな方はもちろん、
若い方々にも幅広い年代の方が今でも聴いていると思います。
私が学生の頃、音楽の授業の教科書に「Hey Jude」が載っていたのを覚えています。
流石は世界に愛された伝説のバンド。
沢山の方に今もなお愛されておりますね。
ミュージックライフ
悲しいことに買い取れる雑誌というのも少なくなってきてしまってはおりますが、まだ可能な雑誌というのもございますので、ご処分される前に一度弊店までご相談頂けますと幸いです。

ご相談は
古書店三月兎之杜の雑誌買取・月刊誌買取ページより

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どうぞ宜しくお願い致します。
その他の買取事例はこちらをクリック

投稿者:usagi

埼玉県羽生市にある古書店三月兎之杜では地元埼玉は勿論、東京都、神奈川県、千葉県、群馬県、茨城県、栃木県・・・と関東近郊に無料でご出張させて頂いております。
今回は古書店三月兎之杜への出張買取のご依頼で、よくあるご質問や、弊店のこだわりをご紹介させて頂きます。
はじめてご依頼される方は、相手の業者の素性がわからず、不安なものです。少しでもご依頼者様の不安が解消されれば、とても嬉しく思います。


Q. 出張に来てくれる?幾らで買える?

A. お写真があるとお早いです!

・どのような本があるのかわからない・・・
・いったい何冊あるのか数えられない・・・
・多様な本があって、一口では説明できない・・・
・遠方なので本当に来てくれるの?・・・

このようなときは、お写真をお送り頂けますと、迅速にご回答することが出来ます。

これは弊店の倉庫内の書棚をスマホで撮ってみました。
このように全体のお写真と・・・

個々に書名がわかる写真を頂ければ、出張の可否、及び、可能でしたら概算のお見積まで可能です。
買取フォームメールの他に、LINEでもお受け出来ますので、スマホで写メをお撮り頂いて、そのままお送り頂いてOKです。
昔ながらにフィルムカメラでお撮り頂き、お写真を郵送で送って頂いても構いません。


Q. 本が実家の為、写真が送れません・・・

A. どのような方でしたか、教えてください。

たとえば、

・高校の古典の先生だった・・・
・陶芸が趣味で、陶芸や陶磁器の本が大量にある・・・
・ミステリー好きで、部屋いっぱいに本がある・・・

このように、できるだけ、情報をお知らせ頂ければ、弊店からもご案内しやすくなります。
買取フォームメールLINE の他に、フリーダイヤル:0120-776-224(10-20時/年中無休)、ツイッターのDMでもお受けしておます。お気軽に!


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 ※こだわり<ダンボール箱&秘密厳守>


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弊店では、ご本の運び出しに、リサイクル用のダンボール箱、通称”玉ねぎ”を使用しております。
古本屋さんの搬出というと、紐で本をぐるぐる縛り、軽トラックにドンドン投げ込むというイメージがありませんか?
これは業者市の名残なのです。ただ、このようにすると、ご本の角が確実にイタミます。特に全集などの函本は、まずツブレます。
その為、弊店では、ご本を丁寧に運ぶために、あえて”玉ねぎ”を使用しております。
そして一度に運べる本の数も多い上、階段もおろしやすく、お客様をお待たせする時間が短縮出来ます。
もちろん運び出しは全て弊店で行いますので、お客様でご準備頂いたり、お手伝い頂くことはありませんのでご安心下さい。

もうひとつのこだわりとして、弊店の車(ハイエース)には、店名記載がありません。
これは、ご依頼者様が「本の売却の事実をご近所に知られたくない」というお申し出が結構多い為です。
理由は色々ある様です。例えば、とある宗派から脱退する、趣味の芸能雑誌が大量にあって捨てづらい、同業者で閉店するので知られたくない・・・etc
ですから弊店では車に社名は一切入れません。そして上記の”玉ねぎ”ダンボールでフタをすれば、ご近所に「本を運んでいる」と知られることも、まずありません。
まさに一石二鳥です。


※副店長がご訪問致します!


年齢こそ若く見えますが、今時の若者に珍しく、古書業界一筋!はっきり言って、神田神保町や老舗の古書店の2代目には負けません。
親切丁寧なご対応で、ご指名のリピーター様も多数。頼れる弊店の副店長です(店長談)
「日本全国歩かぬところ無しの心意気で、皆様とお会い出来ることを楽しみにしております」(近藤:談)

 


如何でしたでしょうか?
今回は、出張買い取りのご依頼にあたり、ご質問が多い点を1つ、まとめてみました。
他にもご不明点など色々おありでしたら、是非下記までお気軽にご相談下さい。

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古書店三月兎之杜は埼玉県内で古本古書を無料で出張致します。

ご相談は、
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投稿者:usagi

日本の名随筆です
この度は、弊店でもメールからと同じくらいお問い合わせを頂く、ライン査定からのお見積もりのご相談でした。お写真をお送り頂くだけで事前のお見積もりが可能ですので、宜しければ皆様もご活用頂けますと幸いです。

そして今回お見積もりをご希望だったご本、それが『日本の名随筆』です。
今回はこちらの名随筆についてご紹介していきたいと思います。
日本の名随筆の別巻 裏表紙
本巻だけでも全100冊、別巻を含むと全175冊ございまして、全冊すべてお持ちというケースは中々お珍しいのですが、この度は完全揃いの状態で買い取りさせて頂きました。こちらは別巻の裏表紙になりまして、一部の巻の収録されている著者だけを見てみても有名どころな作家にすぐ目がいきますね。さすが日本の”名”随筆。

そして皆様は、まずどなたの名前が目に留まったでしょうか。
おそらく三島由紀夫吉行淳之介が一般的にすぐ目に付くのではないかなと思います。
ちなみに随筆とは、簡単にいえば感想、その考えをまとめた文章の事です。
収録作品総索引
それぞれに総索引が付いておりますので、1巻から順番に読んでもいいのですが、読みたい作品から探して読んでもよしです。試しに索引から探してみましょう。
日本の名随筆 別巻 総索引内容
私は別巻の総索引から「呉清源」を探して読んでみました。
呉清源は囲碁の棋士として名を馳せており、囲碁大系など囲碁に関するご本をお売り頂く際には必ず目にします。呉清源全集もそうですが、本因坊道策の道策全集も有名ですね。

日本の名随筆 別巻日本の名随筆 別巻 表紙
掲載されているのがこちらの別巻の第1巻。
表紙からして既にお分かりかと思いますが、こちらの巻には囲碁に関する話がまとめられており、有名棋士の随筆を読むことが出来ます。

この中の呉清源氏の談に、このような事が書かれています。

「よく人から棋道の上達法、研究方針を質問されますが、私は碁の修行には二つの途があり、それを併用してこそ、初めて優曇華の花が咲くと信じております。その二途とは、第一が手段の研究、第二が精神(こころ)の修行であります。」

素晴らしい人物というのは出てくる言葉も素晴らしいですね。私も見習いたいものです。
上手な人に上達法やコツを聞いてみるというのもやはり上手くなっていく方法の内の一つですが、ただ聞いてみるだけでは身になりません。聞く前に自分なりにも考えてみたのか、その話をどう生かすのか、考え方や取り組む姿勢、過程が大事だと私は思うのです。呉清源氏もまた大名人を目指し、常に精進を続けておりました。

第一の手段の研究は、誰かに言われるまでもなく、その道を目指す人が最初に行う事だとは思いますが、これに併せて精神の修行というのが大切であると私も読みながらにして感じました。

これもまた呉清源氏はこのように例えております。
「精神の修行、これを鏡に例えて見ますと、手段の研究が表面の埃を拭き取る工作だったのに比して、これは鏡を奥底から、真底から光らせる作業なのであります。」

それをやってのけてきた呉清源氏からだからこそ、その言葉に重みがあると思います。優曇華の花というのも想像上の中だけの植物であり、それがいつか花咲くというのは極めて珍しい事であるという意味の言い回しからきています。蕾がいつか花開くという言葉とは別の達成感が込められた言い方ですよね。
日本の名随筆 別巻
今回は囲碁に焦点を合わせてご紹介させて頂きましたが、囲碁に限らず様々な文学作品の思想を読み解く事が出来、ご自身の観念を改めさせられる内容となっておりますので、興味がございましたら一度手に取って頂ければと思います。


日本文学全集や世界文学全集など、悲しい事に今では買い取りさせて頂くことが難しくなってしまった文学全集もございますが、その中でもまだまだお値段をお付けすることが出来るご本も数多くございます。古い本だけど捨てるのは忍びないという、ご本を大切にされていた皆様のお気持ちも重々承知しておりますので、まずはご相談からでもお気軽にお問合わせくださいませ。

古書店三月兎之杜の専門スタッフが、次のお求めになられる方へしっかりとお引継ぎ致します。

全集/専門書の買取価格に関しましては、
日々変動しておりますので、お手数ですが都度お問い合わせください。

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皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:usagi

放哉全集 全3巻
放哉全集 全3巻揃 筑摩書房 月報揃 2001年発行
この度は、全集としては珍しく冊数の少ない全3冊でまとめられている放哉全集をお売り頂きました。

尾崎放哉(おざき ほうさい)は、明治から大正にかけて活躍していた偉大な俳人の一人です。他にも種田山頭火、正岡子規、小林一茶らは言うまでもなく知られておりますが、実は夏目漱石も数々の俳句を残しております。小説ばかりが広まっているため、あまり知られていないかもしれませんね。

「鳴くならば 満月になけ ほととぎす」
こちらが漱石の句になりまして、季語は時鳥、季節は夏です。
正岡子規と漱石は親友だったのですが、漱石から子規に向けて大学の卒業を薦めている意味合いの句となります。時鳥を子規に当てはめているのですが、子規と漱石の関係性を話すには中々語りつくせない部分でもあるので、それはまたの機会と致しましょう。
放哉全集  1巻 筑摩書房
話が放哉から逸れましたが、こちらの1巻が句集、2巻が書簡集、3巻が随想となっております。
放哉についてご説明する前に、まずはいくつか私が特に気なった句からご覧頂きましょう。

「節分の豆をだまつてたべて居る」
「こんなよい月を一人で見て寝る」
「すばらしい乳房だ蚊が居る」

どうでしょうか、思わず何言ってんの!?と、ツッコミたくなりませんか(笑)
そして俳句なのに語呂が合わないと感じている事かと思います。

放哉が得意としていたのは、このような句の”自由律俳句”というものなんですよ。その名の通り、通常の五七五の定型や季題に縛られる事なく、自由に詠めるというのが特徴的で、尚且つ放哉の独特なユーモア溢れた俳句が私は好きなんですよね。クスリとしてしまいます。
放哉全集 の内容
時代別に放哉の句が掲載されています。
ちなみに下の方に書いてある『ホトトギス』というのは、先程も少しお話した子規の創刊した俳句雑誌の事です。

そして先程とはまた違うのがこちらの句。
「咳をしても一人」

おそらくは放哉の中で一番有名な句でしょう。
この句一つでなんとも言い表しがたい孤独感が詰まっています。

死が直前まで迫っている中、咳をしても心配される事はおろか、周りには誰も居ないという・・・。この句の感じ方をただの孤独感を感じるだけで終える方、その咳を一人で聞いて、なんとなくおかしく感じてしまって、というような放哉の心情を感じ取りユーモアに捉える方、貴方はどちらでしょうか。

それ故にこの句だけで世間の心を掴んだのかもしれませんね。
放哉全集の状態
古書店三月兎之杜では、このような全集から、俳句に関するご本は勿論、様々な分野の古本、専門書の買い取りを積極的に行っております。皆様の大切にされていたご本は次のお求めになられる方へとしっかりお引継ぎ致しますので、整理等で止む無く売却をお考えの方がおりましたら、是非一度弊店までご相談ください。


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投稿者:usagi


VOICEの「CHI【氣】オーガナイザー」をお売り頂きました。どうも有難うございました。
人間の身体に良いとされる周波数を発生させ、体と共鳴させる装置とのことです。

気 オーガナイザープログラム ホログラム5枚付 VOICE
そしてこちらはホログラムカード付。カードに目的別の各種のエネルギーが刻印され、放出されるしくみとなります。
たとえば「睡眠」、「チャクラの活性」、「アンチエイジング」、「 ストレス軽減」、「DNAの活性化」、「ダイエット」など・・・、全16種類あります。
古書店三月兎之杜ではVOICE発売のグッズ、たとえば波動グッズ、ピラミッド、ペンダント等の各種からCDまで、ヒーリングに関するグッズやCD、DVD、古本を買取しております。
どうぞお気軽にご相談下さい。


詳しくは古書店三月兎之杜の精神世界の本買取、スピリチュアル関連の古本買取りのページを御覧ください。

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投稿者:usagi

弊店では東洋医学・民間療法の古本を積極的に買い取りさせて頂いております。
今回は、店長Tがブログに先日アップしました「東洋医学と指圧の本を宅配買取」の記事をご覧になったお客様より「お手当の本があるのですが」というご相談を頂きました。

「手当の本」と申しますと、通常は「救急医学の本かな?」と勘違いしやすいのですが、そこは弊店は専門店ですから「古い民間療法の一種である手当療法の本だな」とピンと来ますので、無事に買い取りをさせて頂きました。有難うございました。
レイキ療法の本多数
先の指圧のブログでは、指圧の浪越徳治郎先生は「従来の民間療法のひとつにすぎなかった指圧を、国家資格まで格上げし、その地位向上を確立した第一人者」と書きました。当時、大正期から太平洋戦争前後にかけて、様々な民間療法が百花繚乱の如く登場しておりました。今回の「手当て療法」はその1つです。

簡単に申し上げれば<相手の体の悪いところに手を当て、治す>ということです。気の反応ということでしょうか?一歩間違えると怪しい療法ですが、その真偽はともかく、当時では大変流行ったそうです。

それでは駆け足ですが早速にご紹介致しましょう。

1.野口晴哉の愉気法
野口晴哉
『愉気法1』(野口晴哉著 全生社 昭和61年」

整体の創始者、民間療法の巨人、野口晴哉(のぐちはるちか/1911年~1976年)も手当に関する本を出版しております。
「手を当て、気を集注すると、それに応じて相手の内の力が発揚される」と記しております。

ところで皆さんは野口晴哉をご存知でしょうか?それでは「足湯」は如何でしょう?この「足湯」を治療に用いたのが野口晴哉です。筆者も野口式「足湯」を実践してみました。このことは昔のブログ「足湯のお話と整体・野口晴哉の古本買取のこと。」でご紹介しております。特に、目覚めが悪い人、朝に疲れが残っている人におススメします!是非一度試してみて下さいネ!

※ちなみに『野口晴哉著作全集』(全生社)は全11巻お揃でしたら、弊店では一式420,000円で買い取りしております。他にも『野口晴哉講義集 LPレコード』(全生社)は35,000円買取、『野口晴哉 整体操法読本 4冊セット』( 整体操法協会)は 75,000円の買取りです。お持ちでしたら是非ご相談下さい。

2.西式の触手療法

西式健康法
『理論応用 西式触手療法と保健治病法』実業之日本社 昭和7年)

昭和初期から流行った西式健康法で有名な、西 勝造(にし かつぞう、1884年~ 1959年)も手当て療法を行っております。正座し合掌した状態で、手を心臓より高いところで40分静止すると感応する手になるそうです。

さて、西式健康法には金魚運動という方法があります。よく深夜の通販番組などで、仰向けになって腰から足を金魚のように左右にフラフラ揺らす器具を売っている様子を見たことはありませんか?あれが金魚運動です。また断食(ファスティング)で有名な甲田光雄先生(逝去後の現在は閉院)も西式健康法の熱心な信奉者でした。

このように民間療法というのは、その源流が知られていなくても、現在でも意外と身近なところで脈々と受け継がれているものなのです。

3.レイキその1 臼井霊気療法

レイキ(霊気)という言葉はご存知ですか?このレイキ、カタカナ表記からも推測される通り、海外からの逆輸入という形で日本に入りました。それは1990年代、「悪い所に手を当てる」という簡単な仕組みのせいか(もちろん高額のスクール代はかかりましたが)、ヒーリング雑誌などを中心に爆発的に流行しました。精神世界やニューエイジにご興味の方なら、名前だけでもご存知の方が多いと思います。

もともとは、大正時代、臼井甕男(うすいみかお 1865年~ 1926年)が提唱した療法です。写真は、臼井甕男直系の団体である、臼井霊気療法学会の当時の珍しい資料です。2代目会長である牛田従三郎海軍少将の五戒の書、当時の会員名簿、治療大意などがあります(こちらは店主私物につき非売品です→追記:ブログをご覧になった外国の熱心な研究家の方にお譲り致しました。会員名簿をもと、ゆかりある方を訪ね、いずれ本を出版されるそうです)。
ツイッター
(貴重な資料ですので、ツイッターでもUPしました。クリックでジャンプします。この機会に、ツイッターアカウント@oldbooks_usagiをぜひフォローお願い致します!)

<追記>
写真の「五戒の書」の落款についてご質問がありましたので拡大写真を追記でアップさせて頂きます。

上は「海軍少将」と思われます。

4.レイキ その2 手のひら療治系列

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先の臼井甕男系列から分派した、江口俊博、三井甲之が拡めた「手のひら療治」。こちらも大変に流行したそうです。写真は「手のひら療治」系列の書籍です。
『手のひら療治入門』(江口俊博、三井甲之著 アルス 昭和5年)
『手のひら治療』(三井甲之著 アルス 昭和5年)
『手のひら療治読本』(江口俊博、根本清六著 回光社 昭和11年)
『手のひら療治を語る』(江口俊博遺稿 手のひら療治研究会 昭和29年)
『手 その奇跡』(宮崎五郎著 手のひら療治研究会 昭和35年)
『手のひら療治』(鈴木五郎著 錦正社 昭和49年)
『たなごころ』(喜島康著 近代文芸社 平成13年)
『手のひらが病気を治す ふつうの人の超能力』(三橋一夫著 中央アート出版社 平成13年)

5.宗教との融合

真手入門
『真手入門』(真の道・出版部 平成7年)

このように患部に手を当てるという療法ですから、宗教と非常に親和性が高くなります。
写真は、真の道という宗教法人が出版した、「真手」のやり方を説明した本です。

6.その他にも続々と・・・
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このような手当て療法は、流派に関係なく、様々な本が出版されました。一部をご紹介致します。
『奇蹟のハンドヒーリング』(三浦一郎著 たま出版 平成7年新版)
『人体電子 新術仙掌療法』(柿坂茂生著 東京療術専修学校 昭和38年)
『手の妙用-大自然の治癒力』(吉田弘著 東明社 昭和45年)
『手のひら療法-手のひらで病気をなおす』(日比野喬、日比野米子著、鶴書房、発行年不明)
『霊気と仁術 富田流手あて療法』(富田魁二著 手あて療法会、昭和8年/平成11年、BABジャパンより復刻)


7.おわりに

これは民間療法のひとつに過ぎませんが、大正期から現代まで脈々と受け継がれており、文化史、民衆史の裏面を飾っていることは明白です。そこには何らかの根本的な理由があるはずです。
しかしこのような大衆史は、正統派の学問大系からは阻害され、取り上げられる機会は残念ながら非常に少ないと思います。
科学的、エセ医学と切り捨てるのでなく、その原因が科学的にも社会的にも解明され、私たちの人生がより豊かになることを祈っております。

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古書店三月兎之杜では、このような民間療法はもちろん、東洋医学に関する古本を高価に買取りしております。
買取価格表も掲載しておりますので、ぜひ、古書店三月兎之杜の「東洋医学・鍼灸・漢方の古本買取」のページを御覧ください。
ご相談は、
・買取ご相談フォーム
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投稿者:usagi

トレジャーストーンです
デアゴスティーニ社から2001年の3月に刊行が開始され、2005年の10月に全119号をもって完結致しました。隔週刊でしたので、4年と半年程の期間ですべてが揃うというわけですね。

サメの歯です
こちらの114号にはサメの歯の化石が付いています。
ただですね、中身も読んだ事があるのですが、この化石の場合は、”サメの歯”としか書いておらず、何のサメの歯なのかまでは分かりませんでした(見落としていたのでしょうか・・・)

ですが、冊子には巨大な歯をもつオオハザメや、幻の古代魚として有名なラブカの歯の化石など、解説はしっかりしておりますのでご安心ください。

サメの歯は、抜けたとしても何度も生えてくるというのがよく知られていますよね。
その周期は、おおよそ2~3日程で生え変わるそうです。獲物を捕らえられるよう、鋭い歯を維持できるようにという生態からきています。そのため、一生の内に2万本以上もの歯を使うと言われています。凄い数すぎて、中々に実感が湧きませんね。

私も幼かった頃に、サメだったら虫歯になったとしても平気なのになぁと考えた事がありました(笑)
トレジャーストーンの内容です
この度は全119号お揃い、未開封の状態でお譲り頂けましたので、
当店のデアゴスティーニの買取価格表8,000円から+2,000円とさせて頂き、
合計1万円で買い取りさせて頂きました。

デアゴスティーニに関しましては、何号か開封済みであっても、全号お揃いなら余程に目立った外傷でもない限り、当店では一切減額対象にはなりません。

お揃いでなくとも買い取りさせて頂けるよう、常に努力しておりますので、デアゴスティーニの買取は是非当店にお任せください。

当店の買取価格表
<全巻お揃いで、状態良好(欠品無し)>の場合の買取価格です。

未開封や付属のケース等がお揃いの場合は、勿論、今回のように買取金額をアップさせて頂きます。
他店様に負けているようでしたら、出来る限り頑張らせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

状態のご参考までに、宜しければ以前の事例をご覧ください。
マイ・ドールズハウス 全150号をお売り頂きました

このようなデアゴスティーニ等をお持ちで、もし止むを得ず売却をお考えの方がおりましたら是非一度弊店にご相談ください。次のお求めになられる方へとしっかりお引き継ぎ致します。

また、アシェット、デルプラド、イーグルモスの高価買取にも自信がございます。

買取価格表と買取事例は、
古書店三月兎之杜のアシェット・イーグルモス・デルプラドの買取ページを御覧くださいませ。 
価格表は日々更新しております。 

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皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。
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