週刊ホンダ CB750FOUR 組立完成品
(週刊ホンダ CB750FOUR 組立完成品)

コレクター様より、デアゴスティーニの「週刊ホンダ CB750FOUR」の組立完成品をお持込でお売り頂きました。どうも有難うございました。

※【追記・未組立・全80巻揃・ディスプレイケース付の買取価格例:60,000円。⇒最新の買取価格は⇒買取価格表をご覧下さい
※【完成品の買取価格はお問い合わせください

こちらは、デアゴスティーニ社が2010年08月~2012年3月まで発行していたシリーズを組立てた完成品になります。
そもそもこのCB750FOUR、「体格の大きい人が多い海外では小さいバイクでは駄目」という事で、本田宗一郎が「大きいバイクを作れ」とハッパをかけて開発が始まったそうです。 1969年に発売されるとやはり海外からの反応は良かったようですね。
ちなみに、CB750FOURは排気量750ccという事で商品名に「750」という数字が入っているわけですが、ここから「ナナハン」という言葉が生まれました。

この「週刊ホンダ CB750FOUR」ですが、デアゴスティーニの製品だけにこだわりの再現性がすばらしいです。 スケールは1/4です。実車の全長は2.16mですから、このモデルで50cmはあります。この大きさには圧倒されます。 主なパーツはダイキャスト製でズシリとした重みがあります。ヘッドライトやテールランプなどももちろん点灯します。ベルトチェーンも回ります。専用のディスプレイ台座には、 迫力あるエンジンサウンドが鳴るイグニッションキー、ライトのスイッチなど楽しい仕掛けもあります。

そして、毎号詳しい解説や組み立て方法の載った小冊子、バインダーも揃っています。

小冊子、バインダー

(小冊子、バインダー)


ただいま持込買取キャンペーン中です!
埼玉県羽生市、羽生インターチェンジから車で6分です。
この機会に是非如何でしょうか!


古書店三月兎之杜ではデアゴスティーニの完成品も買取しております。
組み立て済みで置く場所に困ったなどという時に、まずはお気軽にご相談ください。

詳しくは古書店三月兎之杜のデアゴスティーニの買取サイトを御覧ください。

皆様からのご相談を心よりお待ちしております。

投稿者:usagi

(週刊 NISSANスカイライン2000GT-R KPGC10)

アシェット・コレクションズ『週刊 NISSANスカイライン2000GT-R KPGC10』の完成車です。 お客様はコツコツと組み立てて頂きまして・・・、綺麗な組み立て済み完成品です。
今回はお引越しにあたり、大事にお持込頂きました。有難うございました。

このシリーズは、週刊誌形式で各号に模型のパーツが付属して組み立てる、非常に魅力的なラインナップで展開されています。
この種のコレクションでは、買取に出されるパターンとして、例えば全巻お揃の場合でも「全て未開封」、「最初の数冊開封済み」、「途中まで組立」、等というパターンがあります。 ちなみに、プラモデルの購入鉄則は「買わずに後悔より買って後悔」「ここで買わなきゃ二度とお目にかかれない」などというのがある様です。こういう言葉は趣味のマニア向け、オタク向け商品を買う際の言い訳になってしまいますが、やはり背中を押して頂くには頼もしい言葉ですね(最近では新刊書籍もそうですね、本もすぐに店頭から消えてしまいますので・・・)。それに、このような(アシェットのサイトでの)PRビデオを見せられたら買わないわけにいきませんよね。

今見ても、ラインのはっきりしたデザインはカッコがいいですね。フロントのライト上のラインがまつげがキリリとしたような感じがなんともいえません。 1/8スケールですので全長54.1cmにもなります。

メタルラックに乗った状態で見るとその大きさがよくわかります。 ドアやボンネットはもちろん開きますし、ステアリングにあわせて前輪もまがります。ライト、ウィンカーも点灯します。エンジンデザインやインテリアの再現性も素晴らしいものがあります。

エンブレムも忠実に再現されています。リアに輝く伝統の”R”の文字は”世代の方”でしたら、一度は憧れたと思います。

冊子には毎号「ハコスカ」の歴史や技術的解説、詳細な組立マニュアルが付いています。 すでに配本は終わっていますので、中古市場で全号をそろえるか、このような完成品を購入することになります。 当初は100号の予定のようでしたが、最終的に140号になりました。


古書三月兎之杜ではアシェット・コレクションズの買取を行っております。置く場所がない。といった場合や買ったのはいいけど作る気力が……といった時、是非当店をご利用ください。
アシェット・コレクションズの買取実例と買取価格はこちらのアシェット買取ページを是非御覧ください。

皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

投稿者:usagi

ポプラ社『少年探偵江戸川乱歩全集全46巻』

今では大変貴重な、ポプラ社の江戸川乱歩『少年探偵』シリーズを全巻お揃でお売り頂きました。どうも有難うございました。
ポプラ社のシリーズとしては、南洋一郎訳の「怪盗ルパン」シリーズも有名ですね。この少年探偵団シリーズも小学校の図書室などで見かけたことがあるかと思います。子供向けには似合わない?おどろおどろしい表紙が印象的な全集です。ちなみに、背表紙のマークも西洋甲冑だったり、黄金仮面だったりと、年代によって相違があります。

皆様ご存知、江戸川乱歩が1936年~1962年にかけて書いた小説で、明智小五郎と小林少年ひきいる少年探偵団、浮浪児たちが集まったチンピラ別働隊が活躍する冒険推理小説です。
2008年に文庫化された時に再度読み直しましたが、あっという間に全巻読み終わりました。物語の展開にするすると引き込まれていく勢いは、大人になって読んでも衰えていません。その時、小学生の時には気にしなかった事が、ひとつ気になりました。 明智小五郎が住んでいるのが、どうやら千代田区麹町界隈で、少年探偵団の隊員が住んでいるのが玉川電車が走っていた世田谷区あたりという事に気づき、戦前戦後の麹町や世田谷というのは夜になると薄暗く気味の悪いところだったのか・・・と想像しました。

さて、冒頭に「大変貴重」なと書きましたが、その理由は現在は後半の27巻から最期までの約20冊が絶版だからです。

・27巻「黄金仮面」 ・28巻「呪いの指紋」 ・29巻「魔術師」 ・30巻「大暗室」 ・31巻「赤い妖虫」
・32巻「地獄の仮面」 ・33巻「黒い魔女」 ・34巻「緑衣の鬼」 ・35巻「地獄の道化師」 ・36巻「影男」
・37巻「暗黒星」 ・38巻「白い羽根の謎」 ・39巻「死の十字路」 ・40巻「恐怖の魔人王」 ・41巻「一寸法師」
・42巻「蜘蛛男」 ・43巻「幽鬼の塔」 ・44巻「人間豹」 ・45巻「時計塔の秘密」 ・46巻「三角館の恐怖」

実は、この後半20巻は江戸川乱歩が書いた作品を別の作家が書き直したもので(リライト)、正確には江戸川乱歩作とはいえないものです。 そのため江戸川乱歩全集として刊行するのはちょっとまずいと思ったのでしょう。そのため、これ以降絶版となっていて27巻以降は貴重本なのです。
ちなみに同じくポプラ社の「怪盗ルパン」シリーズも、訳者の南洋一郎がリライトしております。今では滅多にお目にかかることのない手法ですし、リライト版で子供時代を過ごした者としては、今思い返しますと、それはそれで当時としての味があったと懐かしく思います。


古書三月兎之杜ではこのようなミステリー・探偵小説の買取、全集の買取を行っております。
蔵書が増えすぎて困った……といった時、是非当店をご利用ください。
◆ミステリーの買取実例と買取価格は古書店三月兎之杜のミステリ本買取のページを是非ご覧ください。
◆全集の買取事例は古書店三月兎之杜の全集買取のページをご覧ください。
・メールでのご依頼は、買取のお申込みページより
・写真を送るだけのお見積もりをご希望の場合は、らくらくLINE査定ページより
・お電話からのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までよろしくお願い致します。
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

投稿者:usagi

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『Olive オリーブ』(マガジンハウス/1985年から1989年まで全号揃)を入荷致しましたのでご紹介いたします。

80年代に創刊され「オリーブ少女」という言葉を生み出す程女性に絶大な影響力を持った伝説的雑誌『オリーブ』。今回は80年代の物をお譲り頂きました。有難うございました。
男性にモテる為にとか、そういった事ではなく、もっとそういった事を気にせずお洒落に生活を豊かにといった事を目指した革命的雑誌でした。

当時は今ほど手軽で無難な服が存在していなかったのもあり、いかにお洒落で自分らしいファッションをできるかという指針を知るための必読書のような感じでしたね。「リセエンヌ」といった特徴的な言葉を生み出して、目指すべきあるいは対抗すべき存在を生み出して、一種の道筋を示すのが上手い雑誌だった印象があります。「リセエンヌ」というのはフランスの女子学生の意味で、異国のお洒落な存在しかも同年代で。というもので分かりやすくてキャッチーなウマイ存在を作ったなと。オシャレに別の世界がある事を見せてくれるのが上手い雑誌だったなんだなって、今になって振り返ると思いますネ。

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こちらの号では原宿を特集しています。全国の女の子を対象にしていたこともあって、「修学旅行で原宿買物しようよ」といった言葉が並んでいます。「これだけ知っていれば、もう、原宿っ子 オリーブ特選65店」や「新しい友達ができたので、手紙を書いてみない?」という特集もいいですね。ファッションだけでなく生き方まで提示しようとした心意気が垣間見えます。

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オリーブでは毎回毎回グラビアページを見るたびに、素晴らしい海外のモデルさんを連れてくるなーと唸ってしまいます。どういう選定基準があったのか気になってしまいます。

オリーブの思い出は尽きないですが、こういったオリーブのあの時代を振り返った書籍に、オリーブで執筆も行っていた酒井順子さんの『オリーブの罠』というものがあります。オリーブを知っている人も知らない人も楽しめる内容になっていますので読んでみてはどうでしょうか。

伝説の女性雑誌『オリーブ』のご紹介でした。久々に見て凄く懐かしい気持ちになりましたねー未だにこの雑誌の影響を受けているのは私だけではないはず。

 


古書店三月兎之杜では雑誌の買取を積極的に行っています。今回のように大量の冊数はむしろ大歓迎です。ぜひお気軽にお電話ください。

ご相談の際、雑誌の種類、年代によってお買い取りの金額が大きく変わってまいりますので、【雑誌名】雑誌の大まかな【年代】【冊数】をお教え下さい(冊数が多い場合は、雑誌名や年代がわかるようにお写真を撮って頂き、添付してくださればOKです)。
 
買い取りのご相談は、古書店三月兎之杜の雑誌買取・月刊誌買取ページよりご相談下さい。
 
メールでのご相談はこちらのお問い合わせページよりどうぞ
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投稿者:usagi

菊池寛

『菊池寛全集』(全巻揃)を買取でお譲り頂きました。どうも有難うございました。

日本の文芸界に多大な功績を残した菊池寛。文芸春秋社を立ち上げ、芥川賞や直木賞を創設し作家が食べていける環境を整備した人物として有名ですね。これだけでも実業家としての実績は申し分なしで十分に凄い人なのですが、さらに文筆家としても優秀な人間でした。そんな菊池寛の作品を集めた全集となります。

菊池寛全集第一巻

1巻は戯曲を集めた巻で、あの有名な『父帰る』も勿論収録されています。今読んでも長男の怒りはもっともな気が自分はしていますが、皆さんはどう思いますか?1巻の解説には『ひょっこりひょうたん島』を始めとして、様々な著名な作品を手掛けた作家井上ひさしさんが筆を執っています、なんとも贅沢です。別の巻では久米正雄先生や吉川英治先生が書いていたりと豪華な顔ぶれが、解説だけでも大変価値のあるものとなっています。

中身

写真にも写っていますが愛煙家だったそうです。灰皿に灰を落とす習慣が無かったようで家が焦げ跡だらけだったとか。よく火事にならなかったなと思ってしまいます。
実業家兼作家という肩書だけを見ると、真面目な人物だったのかなという印象を持ってしまいますが、かなりの遊び人でもあったそうで、特に麻雀、競馬、将棋にお熱だったようです。ギャンブルについて「ギャンブルは、絶対使っちゃいけない金に手を付けてからが本当の勝負だ。」なんて過激なコメントを残していたりも。麻雀においては日本麻雀聯盟の初代総裁を務めたり、競馬では馬主として東京優駿に出るなどこちらの分野でも様々な功績を残しています。作家は基本的にお金がないと考え、よく作家に出会う度にお金を相手のポケットなどに無理やり突っ込んでいたという逸話も残っています。本当に面倒見のよく豪快な方だったんでしょうね。彼の豪胆さと親切さが無ければ今日の日本文学は存在しえないわけですから、何とも特異な人だったなぁと感じます。これくらい破天荒じゃないと偉業は残せないという事なんでしょうか。

今日の日本文学に多大な寄与をした作家菊池寛の全集のご紹介でした。


三月兎之杜では全集の買取も行っております。
近年は読書事情の問題などで、お値段をお付けするのが難しい本もありますが、しかしまだまだ価値の付けられる本は数多くありますので、まずは当店にお気軽にご相談ください。

古書店三月兎之杜の詳しい全集の買取事例はこちらから。

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投稿者:usagi

BOMB!

学研のアイドル雑誌『BOMB!』(1983~1989年)が買い取りで入荷致しましたのでご紹介いたします。

現在も刊行されています『BOMB!』、現在では「!」がタイトルから取れて判型がAB判になっていますが、この頃はA5判で少し小さいサイズの雑誌でした。他の雑誌に比べてバッグを圧迫しないので有難かったですねぇ。
表紙からも分かりますが当時はアイドル黄金期の時代、どの表紙を見ても知っている顔ばっかりです。グラビアページが多く、少し背伸びしたかったあの頃にドンピシャな雑誌でした。当時はDUNKもあって友達がDUNK、自分がBOMB!と分担して買って、よく貸し借りをしていました。

桃子さん

菊池桃子さんはBOMBで当時よく見た気がします。同じ学研から出ている姉妹紙『Momoco』があるのに大丈夫なのかなと思ってしまいますが、学研としてはライバル雑誌と差をつけるために、自社発のアイドルがいるぞと宣伝の意味もあったのでしょうか。逆にDUNKはおニャン子を扱うことが多かったですねー、当時はどの雑誌も出ているアイドルは誰でも載せていたので好きなアイドルが出てればその雑誌を買う。というのが普通の時代でしたね。今だとインスタやらツイッターがあったりウェブ掲載も多いので貧乏人にも有難い時代です。

色々なアイドル雑誌が時代の流れを受けて廃刊や休刊になってしまった中、未だに元気に雑誌が続いてくれているのは素直に嬉しいことです。これからも頑張って続いて行ってほしいですね。皆さんにも思い出のアイドル雑誌というのがあると思いますが、現在も続いているBOMBなどを買ってみて当時とは違うアイドル事情を知ってみるのも面白いかもしれません。


三月兎之杜では80年代アイドル雑誌の買取を強化しております。前回の昭和アイドル雑誌(Momoco)の買取のご紹介はこちらから
なにか思い出の雑誌がご自宅から発掘された際、まずはお気軽に当店にご相談ください。
古書店三月兎之杜のアイドル雑誌買取のページはこちらになります。

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 siroi
ミステリ作家、千澤のり子先生(羽住典子名義でミステリ評論もご活躍中)の8月のエッセイは、”とある本”との出会いです。どのような出会いがあったのでしょう?なぜ”人生の最期に読む本”なのでしょう?ぜひ、こちらのページからご覧下さい!
<千澤のり子先生エッセイ第10回 「人生の最期に読む本」>

過去のエッセイはこちらです。是非ご覧下さい!
・第9回 本格ミステリ好き女子(偶然の我孫子武丸先生)
・第8回「記憶の中の作家 中町信
・第7回「ひかわ玲子先生のお宅訪問!
・第6回「装幀・装画のこと」(『本格ミステリ・ベスト10』原書房)/(羽住典子)
・第5回『21世紀本格ミステリ映像大全』執筆のこと(羽住典子)
・第4回「図書館」の無料放出本のこと
・第3回「火の鳥」(手塚治虫著/角川書店版)
・第2回「たんぽぽ館」の思い出(児童書専門書店)
・第1回「ミステリ作家 千澤のり子」

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八重洲出版の『ラジコンマガジン』、1980年代を30冊ほどお売り頂きました。どうも有難うございました。
1978年4月創刊。現在は『RCマガジン』と名称は変わっておりますが、まだまだ発行中の息の長い雑誌となりました。
模型やラジコン系のホビー雑誌は、ネタを誌面化することが大変だと思います。編集者のご苦労が感じられますね。
『RCマガジン』となりますと、残念ですが買取が難しいのですが、1980年代迄の『ラジコンマガジン』でしたら、買取は可能でございます。
思い出の雑誌がございましたら、古書店三月兎之杜までご相談下さいませ。


買取事例に関しましては
古書店三月兎之杜の『雑誌』買取ページ
にてご確認いただければ幸いです。

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『プラトン全集』(岩波書店/全巻揃)をお譲りいただきました。有難うございました。

西洋哲学の源流にあるギリシアの3大哲学者の一人プラトンの著作を集めた全集になります。後世に残した影響が強すぎるので皆さんも哲学や倫理を勉強したことが無くても、名前くらいは聞いたことがあると思います。古くは、野坂昭如のサントリーのCMでも歌われましたね。
そんなプラトンの功績ですが、まずは師匠のソクラテスの思想をしっかり記録に残した事です。ソクラテスもギリシア三大哲学者の一人で倫理学を初めて行った言わば哲学の祖のような人物です。「無知の知」という言葉を皆さんも一度は耳にしたことがあると思いますが、これはソクラテスの言葉です。そんな彼は記録を残すことに余り執着しない人物であったので、そのままでは彼は歴史に埋もれて消え去ってしまうところを、記録を残し後世に伝えてくれたのがプラトンな訳ですね。

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プラトン自身が残したものといえばやはり、一番大きいものは「観念」という言葉でしょうね。彼がこの言葉を残していなかったら私たちは、観念的な愛とか三角形とかを考える時には一体どうなっていたのかという話です。
プラトンが作り出した「イデア(観念)」という物は、簡単に言えば私たちの生きているこの現実世界とは別にイデア界という知性でしか捉えられない完全な世界が存在している。という考え方ですね。手っ取り早く例を挙げて説明するなら、有名な「三角形のイデア」が一番わかりやすいでしょうか。皆さんも紙の上に三角形をとりあえず書いてみてください。当然ずれたり、曲がったりしてると思います。ここで気づくのですが、私たちは完全な三角形というもの描くことはできません。どんなに精巧に三角形を作ったとしても線で引かれている以上、必ずズレている不完全ものです。しかし、私たちは完全な三角形というものを考えることができます。それは何故か、理由はイデアの世界で完全な三角形を見ていたから。要は現実世界はイデアの影を見ているってことになる訳ですね。これがイデアというものです。こう例えで説明されてもピンと来ないかもしれません。しかし、私たちは愛とか前述の三角形というものを考えることができるのはプラトンがこの言葉を作ってくれたお陰なわけです。

他にもプラトンの業績は色々ございますがそれは別の機会に。個人的に哲学は、こういった小難しいことを理解するという事より、こういった考え方もあるのかと気づいて、なんとなーく覚えていて、使える時が来たら使うくらいでいいと思っています。そういった意味ではこのプラトン全集は哲学の初期の考え方を知ることができる大変初心者にオススメの全集です。


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デアゴスティーニ『週刊トヨタ2000GT』買取

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デアゴスティーニから発売されました『週刊 トヨタ 2000GT』(未開封/全巻揃)を買取入荷致しましたのでご紹介いたします。
神奈川県横浜市青葉区の方より、デアゴスティーニのシリーズを数セット、出張のご依頼でお譲り頂きました。有難うございました。今回はその中の一つになります。
【全65巻揃(復刻版 七宝焼 エンブレム付)の買取価格例:48,000円。最新の買取価格は⇒買取価格表をご覧下さい

トヨタ2000GTについて

トヨタ2000GT

今もなお語り継がれるトヨタ伝説の名車、2000GTを製作できる分冊百科となっています。日本が舞台の007ではボンドカーにも選出されましたね。
トヨタ2000GTは当時スポーツカーが無いと揶揄されていたトヨタが、ヤマハと手を組んで生み出したスポーツカーです。その値段が1967年当時で238万円、現在換算で1800万を超えるという、とんでもない値段でした。売るというよりも宣伝や、トヨタの意地を見せつける意味合いの方が強かったのだと思います。

その値段や生産数の結果か、生産台数は僅かに337台。現在は100台程しか国内にしか残っていないそうです。2013年に久しぶりに中古車市場に流れてきたようですが、その時のお値段なんと1億1800万円程で日本車の最高値をたたき出したそうです。全国の旧車ファン垂涎の1台ですね。

当時の憧れと現存する台数から伝説のスポーツカーとなっております。

デアゴスティーニにより蘇るトヨタ2000GT

2000GT スペック

今回の書籍ではその伝説的マシンをトヨタ博物館の実車を徹底取材しているので、非常に精巧な出来の1/10スケールでディスプレイモデルを組み上げることができます。前が長くてすらっとしたこの独特のデザインが本当にたまりません。ボンドカーにも抜擢されている理由も頷けます。リアの部分は現行FT86の参考にされたとの話もあります。他にもクレヨンしんちゃんの劇場版でも敵の悪役が乗車していたりとフィクション作品にも登場させたくなる魅力があります。

週刊トヨタ2000GT スペック

全高:約120mm
全長:約417mm
全幅:約160mm
素材:ダイキャスト・ABS樹脂

デアゴスティーニ『週刊トヨタ2000GT』の総額

デアゴスティーニ トヨタ2000gt

デアゴスティーニ『週刊トヨタ2000GT』の総額は全65号と専用バインダーを含めた120,510円です。2011年12月~2013年3月にかけて販売された商品になります。

商品名価格
創刊号(第1号)790円(税込み)
続刊(第2~65号)1,790円(税込み)
専用バインダー(全4つ)1,290円(税込み)
総額:120,510円

週刊トヨタ2000GT再版について

また再版版は値段に変更があり、定期購読が全12回の1年間で完成するように変更されています。総額は113,760円になっております。

販売期間は2022年5月31日までの申込みとなっていて、限定500セットでの販売になりました。申込みが殺到してすぐに受け付けは終了しており、週刊トヨタ2000GTの人気の高さを象徴しています。販売期間とセット数の制限があったにしろすぐに完売するのは、デアゴスティーニ製品の完成度の高さを見てのことかと思います。

週刊トヨタ2000GTの制作

2000GT パーツ

制作に関しては各号に付属するパーツを組み上げていき、全65回のパーツを組み合わせることで1/10スケールのトヨタ2000GTが完成します。まとめて作成しようとすると中々に膨大な時間が掛かってしまいます。また素組みではなく各パーツに塗装や追加をすると更に精巧な2000GTが完成することもあり、定期購読されている皆さまはカスタムされていることが多いようです。

制作に関してはオリジナリティに溢れていて、購読されている皆さまが世界に一つの2000GTモデルキットを作成されています。完成した時の喜びは何物にも代えがたいもので、これも自分だけの達成感ですのでデアゴスティーニが長年愛される理由でもありますね。

週刊トヨタ2000GT ボディ

2000GTボディ

2000GTのボディは58号の付属パーツです。この頃になると完成が見えてまいります。

ボディ パッケージ

ボディの封にはデアゴスティーニのロゴが刻まれております。デアゴスティーニ製品を作成しているという気持ちが湧いてきます。

復刻版 トヨタ2000GT エンブレム

2000gt エンブレム

幻のトヨタ2000GTのエンブレムです。入手方法は全65巻をコンプリートすると特典でもらうことが出来ます。車体を写真などで見たことがある人もいますが、エンブレムを間近で見られる機会というのはほとんどなく素晴らしい特典だと思います。

emblem

逆三角形に輝く至高のエンブレム。原寸大で材質もよいのでコレクター心をくすぐるアイテムになっています。

2000GT 運転席

運転席

細かい部分にも一切の妥協を感じさせない作りになっています。外装だけではなく内装も実際の車内を再現しております。どこから見ても心ゆくまで2000GTを堪能できるフォルムになっていて、様々な角度から見ることで新たな発見が生まれます。プラモデルとの違いも出るので模型の楽しみ方を追求できますね。

週刊トヨタ2000GTの付属冊子

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書籍の方には2000GTの情報だけでなく国内外の歴代のスポーツカーに関する情報が盛りだくさんなので2000GTを愛でながらスポーツカーに思いをはせることができます。いやしかし本当にかっこいいデザインですよね。カウンタックやポルシェにも負けていないデザインだと思います。個人的には一番知られているペガサスホワイトのカラーリングが一番ですね。すらっとしたボディに白さ非常にマッチしていると思います。実際には6色あったそうで、またカタログには載っていない7色目でゴールドも3台だけ存在したそうです。

時代を超えて憧れの的になっている伝説のマシンが製作できる『週刊 トヨタ 2000GT』のご紹介でした。なんだかドライブに行きたくなってきました。


デアゴスティーニ買取について

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バンドスコア『山下達郎-シュガーベイブからRIDE ON TIMEまで-』をお譲りいただきました。どうも有難うございます。

タイトルにも含まれている『RIDE ON TIME』は1980年にリリースされ、23年の時を経て木村拓哉主演ドラマ「『GOOD LUCK!!』」に起用されたことによって再度人気が再燃しました。

最近では芸人 ポセイドン石川が山下達郎風にJ-POPを歌う様子が話題になっていますね。特徴を得たそれっぽい感じで、絶対御本人は歌わないであろうX JAPANの「紅」なんかを歌われると思わず笑ってしまいます。

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名曲「RIDE ON TIME」のB面に収録されていた「RAINY WALK」や、山下達郎や大貫妙子らのロックバンド シュガー・ベイブ時代の曲「DOWN TOWN」や初のソロ・シングル「LET’S DANCE BABY」など名曲がずらりと並びます。

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気軽にカラオケで歌おうとすると痛い目を見るんですよね。メロディー譜を見てください。初っ端からエグいです。

大阪のディスコで評判となって人気を博した「BOMBER」は特にベースラインが印象的で、ギターのカッティングと絶妙に絡り、とてもお洒落な曲で好きなのですが、私には真似できるような楽譜ではありませんでした。そもそもベース弾いたことないんですけどね。(ギターとピアノはたしなみます)


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以前、大変お珍しい『新作探偵小説全集』(新潮社/箱付全10巻揃/昭和7年発行)を買取させて頂きましたので、今回ご紹介させていただきます。

新潮社から昭和7年に出版されましたこちらの本、本格・変格とジャンル問わず、名だたる名作家たちが名前を連ねています。「探偵小説」、いい響きですね。戦前の本当に黎明期の作家たちばかりで、恐れ多いくらいです。
巨匠として名だかい江戸川乱歩はもとより、彼のライバルとされた甲賀三郎もいます。彼は「本格」という言葉を使いだした初めての作家で、正に本格探偵小説の父ですね。
対して変格の代表格、三大奇書の一つ『ドグラ・マグラ』を執筆した夢野久作の名前もあります。そしてそして、石坂浩二の金田一耕助でお馴染み、横溝正史も当然収録されているという、まさにオールスターのような人選ですね。
当然ですが雑誌『新青年』初代編集長・森下雨村もいますし、新青年のメンバーばかりで、当時のこの雑誌の連載を読んでいた人が羨ましいです。水谷準は翻訳家でもあって、(メグレ警視で有名な)シムノンといった海外のミステリ作家の作品の翻訳なんかも行っています。

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表紙もオドロオドロしくて素晴らしいです。当時は怪奇小説や幻想小説とも密接でしたので、こういった不気味な表紙になっているんでしょう。現在のポップなイラストの物も好きですが、恐怖を前面に押し出している感じもこれはこれで好きです。やはり人の秘密を暴くわけですからグロテスクな面も少なからずある訳ですしね。

実はこの『新作探偵小説全集』1巻の乱歩の作品『蠢く触手』は江戸川乱歩とありますが、実は代筆で実際には岡戸武平という作家が執筆しています。読めば文体がちょっと違うので気づくと思いますが、事情があったので止む無しといったところでしょうか、これはこれで面白い作品なので是非読んで欲しいですね。

日本の探偵小説黎明期の作家オールスターで送る、現在では大変貴重な『新作探偵小説全集』のご紹介でした。

-各巻のご紹介-
・第1巻 :『蠢く触手』 江戸川乱歩
・第2巻 :『奇蹟の扉』 大下宇陀児
・第3巻 :『姿なき怪盗』 甲賀三郎
・第4巻 :『狼群』 佐左木俊郎
・第5巻 :『疑問の三』 橋本五郎
・第6巻 :『鉄鎖殺人事件』 浜尾四郎
・第7巻 :『獣人の獄』 水谷準
・第8巻 :『白骨の処女』 森下雨村
・第9巻 :『暗黒公使』 夢野久作
・第10巻:『呪ひの塔』  横溝正史


三月兎之杜ではミステリー本や各種の全集を買取させて頂いております。
古書店三月兎之杜の詳しいミステリー/推理小説の買取事例はこちらからご覧下さい

ミステリ作家で評論家の千澤のり子先生のエッセイも好評連載中です!

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投稿者:usagi

日本料理秘伝集成
京都の日本料理店の料理長様より、同朋舎発行の『原典現代語訳 日本料理秘伝集成』全19巻揃をはじめとして、和食に関するご本を多数お売り頂きました。どうも有難うございました。
こちらは室町時代から江戸時代までの80点程の料理文献を分野別に再編集した本になります。
昔は僧侶や武家など一部の階級しか楽しめなかった料理も、天下泰平の江戸時代にはレシピとして出版され普及されるに至り、料理屋さんの原型も生まれました。
昔の人がどのような料理を食していたのか、どのようなレシピだったのか、私たち一般人としても、大変気になる全集ではあります。


古書店三月兎之杜では、日本料理、和食の専門料理本を高価買取しております。
買取のご相談は買取フォームLINE、またはフリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)よりお気軽にご相談下さい。
あらかじめ書名や出版社等をお知らせ頂けましたら、無料でお見積り可能です。
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投稿者:usagi

歴代名人打碁大系

『歴代名人打碁大系』(誠文堂新光社/全巻揃/限定1000部)をお譲りいただきました。有難うございました。

現在でも毎日新聞社主催で開催される囲碁の棋戦、本因坊戦の由来ともなっている歴代本因坊の中から丈和、秀和、秀策、秀甫の打碁集が納められています。本因坊歴史は古く、開祖まで遡れば戦国時代まで行きます。江戸時代には常に囲碁四家元、将棋方三家の中でもトップクラスの実力を誇示し続ける名家でした。現在では実力制での襲名となっています。NHKで放映していると、対局をつい見てしまいます。

歴代名人打碁大系 Front page

一時期は『ヒカルの碁』のブームで一気に流行ったり、最近も若くて強い名人が出てきたり、AIとの対局が話題になったりと何かとホットな囲碁。将棋に比べるとルールが複雑に見えてしまうかも知れません。でも実際はそのような事は無く、「陣取りゲーム」という事を頭に入れておけばすんなり出来るようになると思います。
さてそんな囲碁、他の将棋やチェスなどもそうですが、過去の対局を参照出来る所謂「棋譜」がとても大事になります。これを基に対局を再現することで対局の振り返りができたり、上手い人のを再現してみてどこで何を考えて指しているのかを知ることが出来ますので、上達の近道となる訳です。この『歴代名人打碁大系』には歴戦の棋士の対局が数多く納められているわけですから、それはもう貴重で重要な教科書になる訳です。

中身

無論、稀代の名人の打碁集を読んで真似たからといって突然格段に上手くなる訳ではないですが、眺めていると非常に綺麗な手筋で、自分でも真似すれば勝てるようになるのでは、と錯覚してしまいます。こんな綺麗な対局の記録が膨大に載っていると、それは皆喉から手が出るほど欲しい・・・と納得します。ずっと読んでいられます。

和綴じ

和綴じの作りも風流ですし、囲碁の持っている雰囲気にぴったりです。やはり囲碁とか将棋の書籍は製本が大変ですが和綴じにして欲しいな、と思いますね。

大変貴重な『歴代名人打碁大系』をお譲りいただいて本当に有難うございました。
読んでいると、またどこかで対局したくなってきますね。


古書店三月兎之杜では囲碁、将棋に関する単行本、全集、シリーズ物を買取させて頂いております。
特に大量の冊数を大歓迎致します。
詳しくは、古書店三月兎之杜の囲碁・将棋の本 買取のページを是非御覧ください。
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投稿者:usagi

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今野書房より発行のコンノ豆本とミクロ文庫4冊をお譲りいただきました。どうも有難うございます。

気軽に持ち運べる文庫本よりも小さく、どこにでも持って行くことができて実用性が高い豆本。物語から辞書、絵本など幅広い読み物が発行されている中で、今回は『藪の中』『杜子春』(芥川龍之介)、『悲しき玩具』(石川啄木)、『絵入イソップ寓話集』(門鯰二)といった名作豆本を買取しました。

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今回お譲りいただい「ミクロ文庫」は今野書房が版元。同出版社発行の「コンノ豆本」は聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。

ミクロ文庫の特徴は貼り表紙和紙の見返し和紙貼り函。スピン(花布)がついているモノもあったりと、本格的な製本となっています。

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大きさはものによりますが20×15ミリほど。

拡大鏡無しでは読めませんでした。昔はコレくらいの大きさも読めたのにな~。スタッフの間で目をシバシバさせながら読めるか試してみた所、若者勢も含めて全滅。年齢は関係ないようで安心しました。

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取り出しやすいように紐に引っ掛けて収納します。なんと画期的ではありませんか。この紐を忘れてしまってしまうと取り出しにくく、本や函を傷めてしまうので注意が必要です。IMG_3147

帙もまた可愛らしく、そして丁寧なつくり。

一般的に広く流通している帙や函、本のサイズってなんとなく「これくらい」と感覚で覚えていると思います。何度豆本を見てもその感覚を打ち破る小ささが衝撃的で、それだけで惹かれてしまいますね。

あと、なぜかわかりませんがちょっと触りたくなってしまいます。親指と人差指でつまみ上げて、背から小口から一通り眺めたくなります。感想はどれも「小さいな~」なんですけどね。

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そして今回のミクロ文庫は豆本の中でも小さい方なのに、その綿密な作り込みに感動を覚えます。

印刷一つとってもこれだけの小さな文字を印刷するには凸版の精度の高さもそうですし、インクの硬さ、紙への馴染みやすさと・・・相当な試行錯誤があってのことと推測されます。豆本に限定発行が多いのもそういった理由が要因の一つとなっています。

豆本あるあるですが、糸の始末や多少の製本ズレなんて気にならないどころか、ご愛嬌です。見つけると逆に嬉しくなってしまうのはわたしだけでしょうか。


豆本は場所を取りませんので整理したいという話もあまりお聞きしませんが、もし整理をご検討されている方がいらっしゃいましたら、古書店三月兎之杜ではマイクロブック・豆本を積極的に買取させて頂いております。

詳しくは古書店三月兎之杜の豆本買取のWEBサイトを是非ご覧ください。

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