「再開宣言」新1回エッセイを公開しました。
人気のカーアクションムービー『ワイルド・スピード』シリーズ。その第2作『ワイルド・スピードX2』に登場するスカイラインGT-R(R34)を1/8で再現する、デアゴスティーニの『週刊 ワイルド・スピード 日産スカイラインGT-R』をお譲りいただきました。有難うございました。
※週刊『ワイルド・スピード ダッジ・チャージャーR/T」買取はこちらのURLでご紹介中です。
今回の分冊百科シリーズは2023年9月の創刊。全110号で完結予定のため、現在(記事執筆時2024年9月)も刊行中です。今回お譲り頂いたのは刊行から半年分にあたる1号から26号まで。分冊百科は価格が安くキャッチーな付録が多い創刊号から集めた方が、途中で収集をやめるケースも少なくありません。
一方で序盤アイテムの売れ行きは良く店頭在庫もなくなりがち、途中からの在庫はメーカー直販でも対応してくれるため、後から集め始めた人にとっては序盤が入手困難になるケースが多いんですね。そのため今回のように創刊から途中までお譲りいただくことは実は大歓迎です。

改造ベースとなった実車R34GT-Rは1999年の販売開始。1989年のR32GT-Rに始まるRB26系エンジンを搭載した第2世代GT-Rの完成形ともいえる姿であり、スカイライン派生車としてのGT-R最後のモデルとなります。第2世代GT-Rは国内外の市販車ベースのレースで目覚ましい活躍を見せ、高い評価を得ていました。しかしながら排ガス規制の影響で2002年に惜しまれつつ製造を終了します。
2003年公開の『X2』におけるR34GT-Rは、そうした諸事情への鬱憤を晴らすかのように、劇中序盤、ストリートレースのカリスマとなった主人公ブライアンのパートナーとして圧倒的な速さを見せつけます。
それはあたかも環境問題によってサーキットの優等生から引きずり落されたGT-Rが、アウトローたちの反逆の象徴となったかのような瞬間でした。

デアゴスティーニではそのブライアンモデルを1/8のダイキャストボディで再現。
完成時は全長約58cmのビッグサイズには劇中ディテールの再現はもちろん、リモコン操作による発光、サウンドとサウンドギミックが盛り込まれています。発光ギミックに関してはヘッドライトほかの各部灯火類に加え、ブルーのアンビエントライトの点灯も実現。
サウンドギミックはクラクションのほかエンジン音を鳴らすことが可能です。そして左右のドアやボンネット、トランクの開閉などミニカーとしての必須アクションはもちろん、サイドウインドウやフュエルリッドも開閉します。
もちろんマガジンでは「スカイラインGT-R」と『ワイルド・スピード』シリーズを詳細解説しています。(画像は公式サイトより)
古書店三月兎之杜では、デアゴスティーニおよびアシェットの買取をお待ちしております。大量買取や高額買取にはご自宅までうかがう出張買取も対応しております。
途中までや欠号あり、キット完成状態も大歓迎、もちろん全巻揃い・未開封は査定額もアップさせていただきます。まずはご連絡ください!
1980年代のアメリカロックシーンを代表する(ドラッグ・アルコールによるトラブル面も含めて)モトリー・クルー。創設時から1992年まで在籍し、そして1997年に復帰したボーカルのヴィンス・ニールが、ソロ時代に発表したアルバム『エキスポーズド+2』のバンドスコアをお譲りいただきました、ありがとうございます!
ヴィンスは84年に飲酒運転による事故を起こし、同乗していた「ハノイ・ロックス」のドラマー、ラズルを志納させてしまいます。この事故の影響でハノイ・ロックスは解散。事故のあったその日は奇しくもその4年前、ジョン・レノンが凶弾に斃れた12月8日でした。1992年、ヴィンスは表向きには彼がカーレースに没頭したたという理由で突然バンドを解雇されます。実際にはバンドの音楽路線の問題だったようですが、「音楽性の違い」が表向きではなく真の理由というのも珍しいですね。バンドの不和のほとんどが人間関係などで、表向きが「音楽性の違い」になりがちじゃないですか。
今回のスコアの原型となったアルバム『エキスポーズド』は、モトリー・クルーを離れた直後の93年にヴィンスが発表した11曲収録のソロデビュー盤となります。これに日本盤ではボーナストラックとしてロッド・スチュワートの『BLONDES(HAVE MORE FAN)(スーパースターはブロンドがお好き)』ラモーンズの『I Wanna Be Sedated』の2曲のカバーを加え『エキスポーズド+2』ととしてリリースされました。
モトリー・クルーが音楽路線を変更しようとしたのに反発して解雇された時期ですので、『エキスポーズド』収録曲はむしろモトリー・クルーらしさを帯びていると評価されています。モトリー・クルーというバンドの歴史を語る上でも切っても切れない1枚といえるでしょう。
古書店三月兎之杜では国内外のアーティストのバンドスコアの買取をお待ちしております。バンドスコアという出版形態じたいも、バンドブームであり印刷物が情報の主体であった80年代~90年代を感じさせますよね。もちろんこの時期のバンドブームも忘れてはいけません。かつて夢中になったバンドの音楽を現在に、そして未来に残す上で、バンドスコアを次の世代に譲っていくのも大事なことだと考えます。まずはご連絡ください!
1954年の『ゴジラ』第一作にはじまる東宝怪獣シリーズの系譜を解説する、デアゴスティーニのパートワーク(分冊府悪化)『隔週刊 東宝怪獣コレクション』の序盤1号から5号をお譲りいただきました。あわせて映画本編DVDが付属した「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」の一部や、昭和『ガメラ』シリーズのDVDもお譲りいただいております。ありがとうございます!
『隔週刊 東宝怪獣コレクション』は2023年8月創刊。 全100号予定で、現在(記事執筆時2024年9月)も刊行中です。各号にはゴジラシリーズを中心とした怪獣のフィギュアが付属。本シリーズの画期的な試みとして、1/700統一スケールでの展開となります。
例えば初代ゴジラは全高50m、84年版以降の平成シリーズでは80m、『シン・ゴジラ』の第4形態に至っては118.5mと倍増。シン・ゴジラの全高は昭和ゴジラ版のキングギドラよりも高い設定です。

『隔週刊 東宝怪獣コレクション』の付属フィギュアは、このサイズ設定を忠実に再現しており、100m級の昭和版キングギドラやシン・ゴジラは初代ゴジラの倍のボリュームです。また、『FINAL WARS』版の全高100m、翼長200mのラドンは、まるで巨大な壁のようなシルエットとなっています。
1回で収まらない怪獣は複数の号をまたいでのパーツ収録となっており、たとえばキングギドラ(『三大怪獣 地球最大の決戦』版)は2号から4号、ラドンは6号から8号、そしてシン版ゴジラは3号から7号にかけて収録されました。
6号以降でもデストロイア完全体(『ゴジラVSデストロイア』(1995)/全高120m)やモスラ(『ゴジラVSモスラ』(1992)/翼長175m)、マンダ(『海底軍艦』(1963)/全長150m)などの大型怪獣が複数号にかけて収録されています。逆に初代ゴジラや昭和版のメカゴジラ、ガイガンなど50m級は単独号で揃えることが可能です。いずれにしても全部集めれば、統一スケールによって従来とは異なるディスプレイが実現するでしょう。

古書店三月兎之杜では、デアゴスティーニやアシェットなどのパートワークアイテムの買取を強化中です! 欠号ありや途中まででも大歓迎、もちろん全巻揃いの場合は査定額も大幅アップさせていただきます。ボリュームも大きくなりますので、大量買取や高額買取には出張買取にて対応させていただきます。まずはご連絡ください!

2024年1月に創刊したデアゴスティーニの週刊『エヴァンゲリオン初号機をつくる』をお譲りいただきました、ありがとうございます! 全100号予定で現在展開中(記事執筆時2024年9月)、シリーズ途中段階のアイテムですので序盤にリリースされた分をお譲りいただいております。
シリーズ全刊を集めると全高約55.5cmのビッグスケールのエヴァンゲリオン初号機とディスプレイ台座を兼ねた拘束ゲイジが完成。樹脂以外にもメタルパーツなどマルチマテリアルを採用し、劇中の質感や色味を実現します。
エヴァシリーズの身長設定はTVシリーズでは完全には定まっていませんでしたが、新劇場版製作にあたって80mという目安となる設定が決められています。そのため本モデルはほぼ1/144スケールとなり、Nゲージや同スケールのストラクチャーシリーズと絡めて楽しむことが可能です。

すでにエヴァの可動フィギュアは新劇場版初号機だけに限っても多くの種類がリリースされていますが、もちろんこのサイズは史上初。そのため従来の製品にはなかった、大サイズならではのギミックが盛り込まれています。
たとえば目やコアの部分は起動時や暴走時をイメージして異なる色で発光、さらにエントリープラグの挿入口はリモコン操作によって自動開閉します。また、こうしたギミックをコトントロールする専用リモコンには、劇中BGMを再生する機能も内蔵されています。

また、専用台座は『新劇場版』の射出ハブターミナルをイメージしており、ロンギヌスの槍やカシウスの槍のスタンドとしても機能します。すべてをセットした時の全高は約74cm!! 肩と腕をホールドすることで劇中設定通りかつ安全にエヴァ本体をディスプレイできます。
また、背面にはハンドガンや各種手首、差し替え用パーツなどのオプションパーツを収納することが可能です。
古書店三月兎之杜では、デアゴスティーニやアシェットなどの分冊百科(パートワーク)ものの買取をお待ちしております。全巻コンプは査定額アップなのはもちろんシリーズ途中までや欠号ありでも喜んで買取させていただきます。また、特製マガジンケースなどのオプションパーツも査定対象となります。量が多い場合や高額買取となる場合には出張買取も承ります、まずはご連絡ください!
「アニメ雑誌」の中からおすすめの雑誌や人気の雑誌を紹介していきます。
一言で「アニメ雑誌」といっても種類が多く、「どんな内容か分からない」「種類が多すぎて違いが分からない」と思う方もいるかもしれません。
アニメ雑誌に掲載されている内容や魅力、それぞれの違いを1つずつ解説していくので、アニメ雑誌を買う際に参考にしていただければ幸いです。
アニメ雑誌 おすすめランキング
1位:アニメージュ


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊日:1978年5月26日
発売日:毎月10日
『アニメージュ』は、徳間書店から1978年5月26日に創刊された月間のアニメ雑誌です。日本のアニメ雑誌では最も歴史が長く、「アニメ雑誌のパイオニア」とも呼ばれています。
掲載されているのは最新のアニメのあらすじや見どころをまとめた作品特集、声優・アニメ制作スタッフへのインタビュー記事、漫画家・声優による連載モノと盛りだくさん。
キャラクターのイラストやアニメのワンシーン、声優グラビアなどアニメオタクの心をつかむページが豊富なのも嬉しいポイントです。宮崎駿が1982年から連載を開始した「風の谷のナウシカ」も有名ですね。
1つ1つの作品を深堀りして細かく紹介しているのが特徴であり、アニメの情報だけでなくアニメ制作の裏側も知れる、まさに「アニメファンのための雑誌」です。
2位:アニメディア


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊日:1981年6月9日
発売日:毎月10日
『アニメディア』は、学研ホールディングス(当時は学習研究社)から1981年6月9日に創刊された月間のアニメ雑誌です。『アニメージュ』と並ぶ古参のアニメ雑誌として知られています。
『アニメージュ』との違いは「キャラクターに焦点を当てている」ことであり、作品の描き下ろしイラストが多く掲載されています。作品特集にはキャラクターと声優をセットで記載しているので、声優をきっかけに作品を知る・次に見る作品を見つけるきっかけになる雑誌です。
「見る・読む・飾る・参加する 4倍楽しめるアニメ情報誌」というキャッチコピーの通り、ページを見ているだけでも楽しく、作品を深く知れるのが『アニメディア』の魅力です。
3位:月刊ニュータイプ


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊日:1985年3月8日
発売日:毎月10日
『月刊ニュータイプ』は、KADOKAWA(当時は角川書店)から1985年3月8日に創刊された月間のアニメ雑誌です。『アニメージュ』『アニメディア』と並ぶ人気のアニメ雑誌であり、これら3つを合わせて「アニメ雑誌三強(御三家)」と呼ばれています。
内容は『アニメージュ』『アニメディア』とほぼ同じですが、『ニュータイプ』は「取り扱っている情報が広い」のが特徴です。題名の由来はもちろんご存知「機動戦士ガンダム」ですね。
作品特集以外にもゲーム紹介や漫画、コラムなどが掲載されていて、アニメに限らずいろいろな情報を収集したい人におすすめです。
また、作品特集は制作スタッフに焦点を当てた記事が多く、作品を知るというよりはアニメ業界についての知識を深められる雑誌です。
4位:Megami Magazine(メガミマガジン)


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊日:1999年7月28日
発売日:毎月30日
『メガミマガジン』は、イードから1999年7月28日に創刊されたアニメ雑誌であり、毎月30日に発売されています。美少女キャラクターを扱っている雑誌であり、美少女系アニメ・萌えアニメの特集がメインです。
美少女キャラクターの可愛いイラストや魅力を掘り下げたインタビュー、イラストが全面に描かれたピンナップなど、ビジュアルにこだわった内容が多いのが特徴です。
美少女キャラクターの魅力を存分に味わえるので、美少女系アニメ好きの方はぜひ読んでみてください。
5位:PASH!(パッシュ!)


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:2007年
発売日:毎月10日
『パッシュ!』は、主婦と生活社から2007年に創刊されたアニメ雑誌であり、毎月10日に発売されています。恋愛ものやBL(ボーイズラブ)など、女性向けアニメの特集が多く掲載されている女性専門のアニメ雑誌です。
人気の女性向けアニメの紹介から男性声優のプライベートインタビューまで、女性のアニメファンにとって見逃せない内容がたくさん掲載されています。
作品特集もストーリーの振り返りからキャラクターのプロフィールまで細かく紹介されているので、作品について深く知れるのも嬉しいです。
その他おすすめのアニメ雑誌
1. 声優グランプリ


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:1994年
発売日:毎月10日
『声優グランプリ』は、主婦の友社から1994年に創刊された声優情報誌であり、毎月10日に発売されています。名前の通り「声優に特化した雑誌」であり、声優のグラビアやインタビュー、イベントやラジオ情報などが掲載されています。
作品の紹介というよりは、特集される声優の仕事や人となりを掘り下げる企画がメインであり、グラビアとインタビュー記事のページが特に多いです。
「見て読んで楽しむ」ことができる雑誌なので、とにかく声優が好き・推しの声優がいる人におすすめです。
2. 電撃萌王


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:2002年
発売日:偶数月の26日
『電撃萌王』は、KADOKAWAから2002年に創刊されたイラスト・漫画雑誌であり、偶数月の26日に発売されています。「萌えるビジュアルマガジン」をコンセプトに、「萌え」をテーマにした美少女のカラーイラストや漫画を多く掲載しています。
この他にもイラストレーターに萌えイラストを描いてもらう「萌絵萌絵(もえもえ)コロシアム」や、袋とじの「おとなの萌王」などの人気企画もあります。
美少女キャラクターの可愛いカラーイラストが豊富なので、美少女キャラクター好きの人なら読めば満足すること間違いなしの雑誌です。
3. VTuberスタイル


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:2021年
発売日:毎月28日
『VTuberスタイル』は、アプリスタイルから2021年に創刊されたVtuber(バーチャルYouTuber)専門情報誌であり、毎月28日に発売されています。
VTuberグループ「ホロライブ」や「にじさんじ」に所属する人気VTuberや、個人で活動しているVTuberの特集など、VTuberに関する幅広い情報を取り上げています。
掲載されているのはVTuberのイベントやアルバムの情報、インタビューやライブレポートなどが多く、VTuberの「今」を知れる盛りだくさんな1冊となっています。
番外編:休刊となったアニメ雑誌
先ほどは現在も刊行されているアニメ雑誌のランキングやおすすめの雑誌を紹介しましたが、ここではかつて刊行されていたアニメ雑誌を5つ紹介します。
掲載されていた内容や休刊となった背景など、それぞれのアニメ雑誌の特徴について1つずつ説明していきます。
1. マイアニメ


創刊年:1981年
休刊:1986年
『マイアニメ』は、秋田書店が1981年から1986年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」など、1980年代に放送されていたアニメの特集がメインでした。
この他にもおもちゃなどのホビー系や、コスプレやフィギュアといった同人系など、幅広いジャンルの情報が多いのが特徴ですが、内容は『アニメージュ』とほぼ同じです。
1980年代後半にアニメブームが去ってからは売上が伸びず、1986年に休刊となりました。
2. アニメック


創刊年:1978年
休刊:1987年
『アニメック』は、ラポートが1978年から1987年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。取り上げていたアニメは「機動戦士ガンダム」や「宝島」であり、アニメの特集よりもファンライターによる評論や設定資料集といった文字ベースの特集が多いです。
「評論と設定資料集の『アニメック』」としてコアなアニメファンから高い評価を受けましたが、1987年2月号で惜しくも休刊となりました。
3. 月刊OUT


創刊年:1977年
休刊:1995年
『月刊OUT』は、みのり書房が1977年から1995年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。「若者文化を見る」をテーマに、読者の投稿ページやオリジナル企画など、アニメにこだわらないサブカルチャー系の情報を掲載していました。なかなか刺激的な編集方針が共感を呼びましたね。
サブカルチャー系雑誌としてコアな読者から人気を得ていましたが、1995年にみのり書房が倒産し、これに伴って『月刊OUT』も1995年5月号をもって休刊となりました。
4. アニメV


創刊年:1985年
休刊:1998年
『アニメV』は、学習研究社が1985年から1998年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。元々は『アニメメディア』の別冊として創刊されていました。
OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が増え始めた頃に刊行されたアニメ雑誌であり、「機動警察パトレイバー」「幻夢戦記レダ」など、テレビで放送されないOVA作品を取り上げていました。
しかし、1980年代後半~90年代前半にOVAブームは過ぎ去り、OVA専門誌である『アニメV』も1998年8月号を最後に休刊となりました。
5. AX(エーエックス)


創刊年:1998年
休刊:2001年
『AX』は、ソニー・マガジンズが1998年から2001年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。設定資料集やアニメヒロインを紹介する特集など、キャラクターに焦点を当てた記事が多いのが特徴です。
アニメヒロインの特集では「機動戦艦ナデシコ」のホシノ・ルリや、「カードキャプターさくら」の木之本さくらなど、1990年代の人気アニメに登場するヒロインを中心に紹介していました。
出版元であるソニー・マガジンズが2001年にコミック事業から撤退したことにより、同年11月号をもって休刊となりました。
6. ファンロード


創刊年:1980年
休刊:2009年
『ファンロード』は、創刊当初はラポートが、2003年から休刊までは大都社が刊行していた月刊のアニメ雑誌です。作品やキャラクターを紹介している他のアニメ雑誌とは違い、読者からの投稿をもとに構成されているのが特徴です。表紙も読者が描いたイラストを採用しています。
掲載されている内容はアニメや漫画だけでなく、ゲームや食事、芸能など多種多様であり、一風変わったアニメ雑誌として知られていました。
2009年に雑誌の刊行が終了し、その後は増刊『ファンロード改』『投稿道F』の刊行や電子サービスでの配信を行っていましたが、2012年に『ファンロード電子版』を発行してからは事実上の休刊となっています。
7. 娘TYPE(にゃんタイプ)


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:2009年
休刊:2018年
『娘TYPE』は、KADOKAWAが2009年から2018年に刊行していた隔月刊(奇数月30日)のアニメ雑誌です。元々は同社のアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』の増刊として発行された雑誌であり、美少女キャラクターに特化したイラストや特集がメインでした。
美少女キャラクターの描き下ろしピンナップや読者によるイラスト投稿コーナーなど、美少女キャラクター好きのニーズに合わせた内容が人気でしたが、2018年1月号をもって休刊となりました。
8. 電撃G’s magazine(でんげきジーズマガジン)


画像引用:Amazon 公式サイトより
創刊年:1992年
休刊:2022年
『電撃G’s magazine』は、KADOKAWAが1992年から2022年まで刊行していた月刊のアニメ・ゲーム雑誌です。美少女アニメ・ゲームを中心に取り扱っていた雑誌であり、「ラブライブ!」「Angel Beats!」「結城友奈は勇者である」などの人気作品を輩出したことでも知られています。
オリジナルの読者参加企画からアニメ・ゲーム化などのメディアミックス展開に力を入れ、ジャンル問わず幅広いオタクコンテンツを紹介していましたが、2022年12月号をもって休刊となりました。
休刊後は会員制Webサービス『G’sチャンネル』に移行し、Web漫画の連載や動画配信などを行っています。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
古書店三月兎之杜では、『アニメージュ』『アニメディア』『ニュータイプ』をはじめとするアニメ雑誌の買取をお待ちしております!
大量の場合はご自宅までうかがっての出張買取も承ります。まずはご連絡ください!
詳しくは、古書店三月兎之杜のアニメ雑誌買取ページをぜひご覧ください。
今回ご紹介する建築専門書は、前回に引き続き「A.D.A. Edita Tokyo」刊行の『フランク・ロイド・ライト全集』全12冊です。フランク・ロイド・ライトは1867年生まれのアメリカの建築家。ル・コルビュジエ(スイス/フランス)、ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ)と並ぶ近代建築の三大巨匠と称される人物です。
独立して事務所を構えてからは、プレーリースタイル(草原様式)と呼ばれる部屋同士を区切ることなく一つの空間として緩やかにつなぐスタイルを確立して人気となります。その発想の原点には、シカゴ・コロンビア博覧会に日本から出展された宇治平等院鳳凰堂の模型にインスピレーションを得たといわれています。
プライベートで様々な問題を起こしたり事件の渦中の人となりますが、1913年に帝国ホテル新館の設計のために訪日。その後も何度か訪日して設計を進めますが予算オーバーと工期の遅れなどから経営陣と衝突。ホテル建設は弟子である遠藤新が引き継ぎます。しかし1930年代後半、本国で後の代表作となる落水荘、ジョンソン・ワックス本社を立て続けに発表。すでに70歳となっていましたが再び建築家としての名声を得ます。
『フランク・ロイド・ライト全集』は、その膨大な作品を通史というかたちで編集。20数年に及ぶ作品撮影を経ており、1巻から8巻のモノグラフでは多数の写真と図面によって1000を越える作品のほとんどを網羅しています。9巻から11巻のプレミナリー・スタディでは特に重要な作品のスケッチやディテールを含めた図面を収録。12巻のレンダリングは透視図を中心としたドローイング集となっています。
ライトは前回ご紹介した『GA』でも1号(ジョンソン・ワックス本社)、2号(落水荘)と筆頭で取り上げらています。先述の平等院鳳凰堂や帝国ホテルのほか、浮世絵の収集でも知られるなど日本とも縁の深い人物です。そうしたことも(素行のわりには)日本でいまだ人気のある理由の一つなのかもしれませんね。
古書店三月兎之杜では、ライトほか各種建築家の作品集の買取をお待ちしております。全集ものといっても欠号や一部だけでもご相談ください。
詳しくは古書店三月兎之杜の建築書買取ページをご覧ください。
大森葉音先生(@OmoriHanon)最新エッセイを公開いたしました。
「かまってください/第33回 大森葉音 エッセイ」
下記URLよりお読みください。
https://www.sangatukosho.com/bungei/49452/
※大森葉音先生の過去のエッセイ・バックナンバーはこちらです。
https://www.sangatukosho.com/author/5/
『Olive』の昭和末期から平成初頭にかけてのバックナンバーをお譲りいただきました、ありがとうございます。
同誌の創刊は1982年、発行は平凡出版(現:マガジンハウス)。1981年に男性向け雑誌『ポパイ』の増刊として発行され、翌年6月に月2回刊の雑誌として創刊しました。オリーブはアニメーション作品『ポパイ』における、主人公ポパイのパートナーですね。
1976年に創刊された『ポパイ』は、それまでの男性向けのファッション誌とは異なり、ライフスタイル全般を提案・プロデュースしていく切り口で人気となりました。それは『ポパイ』が創刊当初はコラム誌として誕生していた点も理由の一つにあるのでしょう。
そして『ポパイ』のカラーを受け継ぐかたちで、『ブルータス』(アニメではポパイのライバル)『オリーブ』は、共にファッションだけでなくサブカルチャーやライフスタイルについての発信が特色となっていきます。
『ブルータス』が『ポパイ』を卒業した少年から青年に移る世代を対象としていたのに対し、『オリーブ』はティーン系女子、特にミッション系、一貫教育校などの中高生をターゲットに絞ります。この姿勢が功を奏し、特に80年代には「オリーブ少女」というワードを生み出すほど読者に支持されました。
しかし、90年代に入ってからの読者の趣味嗜好の多様化などが影響し、2000年7月に休刊。この時期に発生したギャル文化、ヤンキー文化に、大人しめの女子を対象としたオリーブの美意識が駆逐されたともいわれています。以後月刊となって復活しますが、2003年6月をもって再度休刊となります。
ただしマガジンハウスの操業70周年の記念事業の一環として、『GINZA』別冊付録となって1号限り復活。さらに2020年には『anan特別編集Olive』としてやはり1号のみ復活しています。これらの復活劇には、成長したかつての「オリーブ少女」たちの人気が根強かったためといえるでしょう。
今回お譲りいただいた1987年から1989年分は、バブル期ということもありいわば『オリーブ』が最も輝いていた時代ともいえるかもしれません。読んでみると単なる当時の情報の再確認だけでなく、女子視点で見た80年代ファッションとサブカルチャーの熟成期を垣間見ることができるでしょう。
古書店三月兎之杜では、『Olive』ほかファッション誌の買取をお待ちしております。特に60年代~80年代の昭和期のファッション誌その他各種月刊誌、専門誌など高く評価させていただきます。雑誌は物量が多くなると荷造りも大変ですよね。大量買取や高額買取の場合は、ご自宅におうかがいしての出張買取も対応させていただきます、まずはご連絡ください!

今回は現在も各地で個展が開催されるなど活躍中の大竹伸朗に関しての書籍をお譲りいただきましたので、ご紹介したいと思います。
大竹伸朗は1655年東京生まれ。大田区南六郷で育ち、多摩川沿いをはじめとする各地を原風景としつつ、当時アメリカから輸入されていた海外ドラマやアニメなどに影響を受けています。こうした放送を観ることができたのも都内生まれの強みですね。
小学校では漫画家を目指し、練馬に転居後は虫プロに絵を持って通い、スタッフから指導を受けるなど、今でいうポップカルチャーやオタク文化などに早い時期から慣れ親しんでいたようです。
中学時代は兄の影響で洋楽や海外のファッション、アートに影響を受け、独学で油絵を開始。高校時代もサッカー部に入りつつ絵画教室に通ったり現代美術への傾倒を深めていきました。その後武蔵野美術大学に入学し、途中休学して海外にも渡航してアーティストとの交流も深めます。復学後もアート活動と平行して音楽活動やロトリングイラストコンテスト最優秀賞など実績を重ねます。
卒業後はロンドンに滞在して現地のアーティストとサウンドパフォーマンスを行い帰国後も音楽ユニット『JUKE/19.』を結成しアルバムなどをリリース。コラージュ作品をメインに個展を開き話題となります。
そうした活動のさなか、京都を訪れて「日本景」について考察するようになります。東京出身の氏ならではの視点もあったものと推測できますね。その影響か1988年から奥様の実家がある愛媛県宇和島市に活動拠点を移します。以後は国内外で様々な活動を展開。コラージュにとどまらず版画や絵本をリリース、個展のほか音楽活動などでも様々な表現を繰り広げていきました。
2009年には香川県直島に自身の美術作品であり銭湯である「I♥湯」をオープン。2019年から5年にわたって行われました愛媛県松山市の道後温泉本館の保存修理に際しては、工事のためのテント幕にカラフルなビジュアルを提供し話題となりました。
自身のみならず娘である大竹彩子、大竹笙子もアーティストとして活動するなど、今なおその影響を拡大し続けている大竹伸朗。絵本などの多数の著書に加え、「SO 大竹伸朗の仕事 1955-91 」(1991:UCA宇和島現代美術)「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2007:grambooks)などの作品集が人気です。
古書店三月兎之杜では、ただいま美術・建築とデザイン関係書籍の買取を強化しております。
建築・美術関係の作品集の買取も大歓迎! 大量買取、高額買取についてはご自宅に伺っての出張買取で対応させていただきます。まずはお気軽にご連絡ください!

1986年から2008年にかけて発行された祥伝社のストリート・ファッション誌『ブーン/Boon』のバックナンバーをお譲りいただきました、ありがとうございます! バブル前夜からスマホという個人情報端末の普及前夜くらいの時期までの男性ストリート・ファッションの提案・牽引役を務めた雑誌ですね。
実は創刊当時「私空間」を演出するというコンセプトで、一人暮らし男性の部屋のスタイルやグッズなどをコーディネートする雑誌でした。創刊号(誕生号)のキャッチフレーズには「私空間エンジョイ派宣言!! あのコにモテるボクの部屋」という記載があり、各特集も「ヘンなモノ500ぎっしりカタログ」「女子高生・女子大生アンケート こんな男の部屋だーい好きだーい嫌い」「女のコわくわくベッドずっきんライト」などがメインとなっていました。
しかし、古着特集号の反響が大きかったことをきっかけにストリート・ファッション色が強まり、90年代中盤のスニーカーブーム、古着ブームの中ではトレンド最先端誌としての地位を確立。80年代に主流だった渋カジ系から90年代への裏原系への移行を見守り、育てていったと言っても過言ではありません。同時に『COOL TRANS』(1995年創刊:インサイドメディア)『GET ON!』(1996年創刊:学研)といった後発競合誌も発行されました。
この方針変換のきっかけとなった古着特集は特定できなかったのですが、1989年の12月号で「古着スリリング着くずし」というのがありました。それ以前の表紙ではまだ「魅力的なワンルーム」など私空間推しですが、1990年以降はファッション方面にシフトした特集が多くなります。そして以前にお譲りいただきました1991年-1993年の特集を見る限り、ほとんどファッション・アクセサリーで占められていることがわかります。
今回は1992年から1997年にかけての15冊をお譲りいただきました。表紙を俯瞰すると各時期の流行が伝わりますが、やはりショップ案内やビンテージジーンズ、Tシャツ特集など、古着に軸足を置いていることがわかります。
最も新しい1997年2月号はスニーカー特集。あの頃社会現象となり、「エアマックス狩り」がニュースにもなったスニーカーブームを思い出します。
古書店三月兎之杜では、男女問わずの、ストリートファッション雑誌の買取をお待ちしております。今回の80~90年代の『ブーン/Boon』や『セブンティーン』など大歓迎です。
大量買取や高額買取の場合には、ご自宅までお伺いしての出張買取も対応しております。
雑誌や発行時期によって買取価格に差がありますので、まずはご連絡ください。
1985年に創刊され、現在も発行され続けている角川書店の『ニュータイプ/Newtype』バックナンバーをお譲りいただきました、ありがとうございます!
今回お譲りいただいたのは創刊の翌年の1986年4月号から1989年6月号にかけての36冊となります。86年4月号といえばちょうど創刊から1年が経過し、初期の試行錯誤段階が終わった時期。そしてこちらも今なお連載中の『ファイブスター物語』の連載がスタートした号ですね。当時のアニメファンにとっては『ニュータイプ』の創刊も衝撃でしたが、同じくらい『ファイブスター物語』の登場もショックでした。
『ニュータイプ』の創刊号の発売日は85年3月10日、まさに同月に放送開始した『機動戦士Zガンダム』の主役メカ「ガンダムMk-II」が表紙を飾りました。明らかにアニメ本編よりも圧倒的に作画カロリーの高いそのビジュアルにまず衝撃を受け、そして記事中にも多数配された数々の描き下ろしカットに「とんでもないアニメ誌ができた」と感じたものです。
もちろんそれまでのアニメ誌でそうした描き下ろしカットが皆無だったわけではないのですが、やはり本編準拠のおとなしめのイメージでした。むしろクセの強いカットは『アニメック』や『OUT』といったマニア誌における、イラストレーターのネームバリューを全面に出したケースに多かったように思えます。
ですので『ニュータイプ』の誌面構成は何かそういった「一線」を越えてしまったものを見るような印象でした。
そして『FOOL FOR THE CITY』を経てスタートした『ファイブスター物語』も同じくらい衝撃でした。正直最初はそれまでのテレビアニメのコミカライズの大規模なやつだと思っていたんですね。それもあって初期は『重戦記エルガイム』にいちいちなぞらえてストーリーを追っていました。なので第2話あたりまでは何となく読んでいたのですが、やはり第3話で「この作品はそんな枠に収まるものじゃない」と気づき恐怖にも似た感覚を覚えましたね。
そこからすっかり魅了されて単行本を追うだけですが、今現在まで追いかけています。『ファイブスター物語』は今回のバックナンバーの中でも時折表紙を飾っていますが、連載開始号では『ZZ』に表紙を譲っているのはアニメ誌として仕方ないとしても、最初の表紙は9月号のナイト・オブ・ゴールド。おそらく第1話(単行本1巻)のクライマックスにあわせての起用と思われます。

一方でこの86~89年という時期は、80年代前半は毎日のように放送されていたロボットアニメが急速にその数を減らし、ついには玩具展開と直結した『トランスフォーマー』『マシンロボ』以外は、サンライズものとその他数本という状況まで減少します。これは玩具会社の相次ぐ倒産と家庭用ゲーム機の普及による男児向けおもちゃの規模縮小、さらにOVA作品の台頭により玩具会社によるスポンサード以外の製作費回収手段が確立していった時期でもありました。偶然もあったかと思いますが、『ニュータイプ』はアニメの歴史の節目ともいえるタイミングに登場していました。とはいえ今回の歴代の表紙を俯瞰しますとまだロボットアニメ、SFモノアニメのメカやキャラクターが主流ですね。ただ、題材となった作品数自体はかなり限定されていることがわかります。表紙に並ぶ当時注目の作品群などは、時代を写す鏡にもなっていますね。
古書店三月兎之杜では、『ニュータイプ』『アニメディア』『アニメージュ』はじめとする70年代~90年代のアニメ誌のバックナンバーの買取をお待ちしております! 当時を顧みる優れた資料であると同時に、『ニュータイプ』のように表紙が一つの作品であったりと魅力がちりばめられています。大量の場合はご自宅までうかがっての出張買取も承ります、まずはご連絡ください!
詳しくは、古書店三月兎之杜のアニメ雑誌買取ページをぜひご覧ください。
1981年に発行されました、20世紀を代表する建築作品を掲載した『GA グローバル・アーキテクチュア・ブック』全13冊をお譲りいただきました。この度は、三月兎之杜をご利用いただきありがとうございます。
本書は建築雑誌『GA』第1号から第60号にかけて掲載された世界各国の建築作品を、タイプ別に再編集して収録。撮影と企画は日本を代表する建築写真家にして建築批評家でもあった二川幸夫によるものであり、発行元の「A.D.A.EDITA Tokyo」も、同氏が創設した建築専門の出版社となっています。
『GA(グローバル・アーキテクチャー)』は1970年10月に創刊。毎号世界各地の著名な建築家の代表作1~2作をとりあげての特集というスタイルで発行されていました。B4判に余白を排した全面印刷で毎回のテーマとなった建築写真を掲載。巻末には一般図や論文を日本文・英文併記で収録していました。
『GA グローバル・アーキテクチュア・ブック』は、「現代住宅」(1巻~3巻)「近代住宅」(4巻)「集合住宅」(5巻)「公共建築」(6巻)「事務所建築」(7巻)「教育建築」(8巻)「美術館」(9巻)「音楽堂、ホテル他」(10巻)「宗教建築」(11巻)「近代建築」(12巻)「ディテール(図面集)」(13巻)と、連載版をテーマごとに再構成されています。
例えば『GA』1号のフランク・ロイド・ライトの「ジョンソン・ワックス本社1936-9」は、7巻の「事務所建築」に収録。同じくライトが手掛け{GA』2号に掲載された「落水荘(Fallingwater)1936」は、1巻「現代住宅」に収録されています。
現在も多くの建築作品が現存していますが、やはり自身が建築評論家でもある二川自身の視点による撮影と解説で構成された本書は今なお、高い人気となっています。
古書店三月兎之杜では、『GA グローバル・アーキテクチュア・ブック GLOBAL ARCHITECTURE BOOK』の買取をお待ちしております。13冊揃いはもちろん、欠号ありや数冊のみといった場合でも喜んで買取いたします。
また「A.D.A. Edita Tokyo」や、「新建築社」が発行する各種建築作品集も大歓迎です。作品集は重量もあるため、多数の場合や高額買取となる場合は、地域によっては、ご自宅までうかがう出張買取もご利用ください! まずはご連絡ください!!
詳しくは古書店三月兎之杜の建築書買取ページをご覧ください。


現在買取強化中の自己啓発関連書籍・教材につきまして、今回は自己啓発本というか恋愛指南書に近い『年収1億の彼』をご紹介していきます。恋愛コンサルタントDr.ユキコによる同著は「究極の婚活本」とも呼ばれ、多くの女性の支持と憧れを得ています。内容としてはいわゆるセレブ・エリート階層の相手とお付き合いし、結婚に至るにはどうしたらいいか、男女間の駆け引きや心得を「非常識な戦術で」攻略していくためのノウハウがつづられています。
『年収1億の彼』各章のフレーズを追ってみますと、「第1章 『仮想高級クラブ』の演出」では自分からの連絡を控えること、「第2章 『基本をエレガントに』の演出」では自らの姿勢や所作で気を配るべきこと、「第3章 『グレーゾーンを作る』の演出」では具体的な感情表現は控え、自分の気持ちをあいまいにキープしておくなどといった技術が語られます。第3章の「グレーゾーン」などはちょっと00年代ぽい印象がありますね。それもそのはずで発行は2007年。現在は絶版となってしまった上に、Dr.ユキコが開設していたYahoo!ブログも、2019年の同サービス終了に伴い失われてしまいました。そのため現在Dr.ユキコのノウハウを知ることができるのは本著だけということになってしまいました。
この17年間の間に起こったいくつかの事件や流行などから、同著の内容をネガティブにとらえてしまう方も多いとは思います。一方でDr.ユキコは本著では恋愛の駆け引きだけでなく、ポジティブな生き方、行動も展開しています。こうした部分に共感する女性ファンも多く、本著が長年にわたり支持を得ている理由もそのへんにありそうです。Dr.ユキコが提唱する「ユキコ道」は恋愛だけでなく、女性としての生き方の指南書としても有意義といえるようです。
古書店三月兎之杜では、Dr.ユキコ『年収1億の彼』の買取をお待ちしております。本書によって目的を達成した方、また、逆にご自身のライフスタイルや恋愛観と合わなかった方、ぜひともお譲りください!詳しくは自己啓発教材のページを是非ご覧ください。