「アニメ雑誌」の中からおすすめの雑誌や人気の雑誌を紹介していきます。
一言で「アニメ雑誌」といっても種類が多く、「どんな内容か分からない」「種類が多すぎて違いが分からない」と思う方もいるかもしれません。
アニメ雑誌に掲載されている内容や魅力、それぞれの違いを1つずつ解説していくので、アニメ雑誌を買う際に参考にしていただければ幸いです。
アニメ雑誌 おすすめランキング 1位:アニメージュ 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊日: 1978年5月26日 発売日: 毎月10日
『アニメージュ』は、徳間書店から1978年5月26日に創刊された月間のアニメ雑誌です。日本のアニメ雑誌では最も歴史が長く、「アニメ雑誌のパイオニア」とも呼ばれています。
掲載されているのは最新のアニメのあらすじや見どころをまとめた作品特集、声優・アニメ制作スタッフへのインタビュー記事、漫画家・声優による連載モノと盛りだくさん。
キャラクターのイラストやアニメのワンシーン、声優グラビアなどアニメオタクの心をつかむページが豊富なのも嬉しいポイントです。宮崎駿が1982年から連載を開始した「風の谷のナウシカ」も有名ですね。
1つ1つの作品を深堀りして細かく紹介しているのが特徴であり、アニメの情報だけでなくアニメ制作の裏側も知れる、まさに「アニメファンのための雑誌」です。
2位:アニメディア 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊日: 1981年6月9日 発売日: 毎月10日
『アニメディア』は、学研ホールディングス(当時は学習研究社)から1981年6月9日に創刊された月間のアニメ雑誌です。『アニメージュ』と並ぶ古参のアニメ雑誌として知られています。
『アニメージュ』との違いは「キャラクターに焦点を当てている」ことであり、作品の描き下ろしイラストが多く掲載されています。作品特集にはキャラクターと声優をセットで記載しているので、声優をきっかけに作品を知る・次に見る作品を見つけるきっかけになる雑誌です。
「見る・読む・飾る・参加する 4倍楽しめるアニメ情報誌」というキャッチコピーの通り、ページを見ているだけでも楽しく、作品を深く知れるのが『アニメディア』の魅力です。
3位:月刊ニュータイプ 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊日: 1985年3月8日 発売日: 毎月10日
『月刊ニュータイプ』は、KADOKAWA(当時は角川書店)から1985年3月8日に創刊された月間のアニメ雑誌です。『アニメージュ』『アニメディア』と並ぶ人気のアニメ雑誌であり、これら3つを合わせて「アニメ雑誌三強(御三家)」と呼ばれています。
内容は『アニメージュ』『アニメディア』とほぼ同じですが、『ニュータイプ』は「取り扱っている情報が広い」のが特徴です。題名の由来はもちろんご存知「機動戦士ガンダム」ですね。
作品特集以外にもゲーム紹介や漫画、コラムなどが掲載されていて、アニメに限らずいろいろな情報を収集したい人におすすめです。
また、作品特集は制作スタッフに焦点を当てた記事が多く、作品を知るというよりはアニメ業界についての知識を深められる雑誌です。
4位:Megami Magazine(メガミマガジン) 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊日: 1999年7月28日 発売日: 毎月30日
『メガミマガジン』は、イードから1999年7月28日に創刊されたアニメ雑誌であり、毎月30日に発売されています。美少女キャラクターを扱っている雑誌であり、美少女系アニメ・萌えアニメの特集がメインです。
美少女キャラクターの可愛いイラストや魅力を掘り下げたインタビュー、イラストが全面に描かれたピンナップなど、ビジュアルにこだわった内容が多いのが特徴です。
美少女キャラクターの魅力を存分に味わえるので、美少女系アニメ好きの方はぜひ読んでみてください。
5位:PASH!(パッシュ!) 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 2007年 発売日: 毎月10日
『パッシュ!』は、主婦と生活社から2007年に創刊されたアニメ雑誌であり、毎月10日に発売されています。恋愛ものやBL(ボーイズラブ)など、女性向けアニメの特集が多く掲載されている女性専門のアニメ雑誌です。
人気の女性向けアニメの紹介から男性声優のプライベートインタビューまで、女性のアニメファンにとって見逃せない内容がたくさん掲載されています。
作品特集もストーリーの振り返りからキャラクターのプロフィールまで細かく紹介されているので、作品について深く知れるのも嬉しいです。
その他おすすめのアニメ雑誌 1. 声優グランプリ 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 1994年発売日: 毎月10日
『声優グランプリ』は、主婦の友社から1994年に創刊された声優情報誌であり、毎月10日に発売されています。名前の通り「声優に特化した雑誌」であり、声優のグラビアやインタビュー、イベントやラジオ情報などが掲載されています。
作品の紹介というよりは、特集される声優の仕事や人となりを掘り下げる企画がメインであり、グラビアとインタビュー記事のページが特に多いです。
「見て読んで楽しむ」ことができる雑誌なので、とにかく声優が好き・推しの声優がいる人におすすめです。
2. 電撃萌王 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 2002年発売日: 偶数月の26日
『電撃萌王』は、KADOKAWAから2002年に創刊されたイラスト・漫画雑誌であり、偶数月の26日に発売されています。「萌えるビジュアルマガジン」をコンセプトに、「萌え」をテーマにした美少女のカラーイラストや漫画を多く掲載しています。
この他にもイラストレーターに萌えイラストを描いてもらう「萌絵萌絵(もえもえ)コロシアム」や、袋とじの「おとなの萌王」などの人気企画もあります。
美少女キャラクターの可愛いカラーイラストが豊富なので、美少女キャラクター好きの人なら読めば満足すること間違いなしの雑誌です。
3. VTuberスタイル 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 2021年発売日: 毎月28日
『VTuberスタイル』は、アプリスタイルから2021年に創刊されたVtuber(バーチャルYouTuber)専門情報誌であり、毎月28日に発売されています。
VTuberグループ「ホロライブ」や「にじさんじ」に所属する人気VTuberや、個人で活動しているVTuberの特集など、VTuberに関する幅広い情報を取り上げています。
掲載されているのはVTuberのイベントやアルバムの情報、インタビューやライブレポートなどが多く、VTuberの「今」を知れる盛りだくさんな1冊となっています。
番外編:休刊となったアニメ雑誌 先ほどは現在も刊行されているアニメ雑誌のランキングやおすすめの雑誌を紹介しましたが、ここではかつて刊行されていたアニメ雑誌を5つ紹介します。
掲載されていた内容や休刊となった背景など、それぞれのアニメ雑誌の特徴について1つずつ説明していきます。
1. マイアニメ
創刊年: 1981年 休刊: 1986年
『マイアニメ』は、秋田書店が1981年から1986年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」など、1980年代に放送されていたアニメの特集がメインでした。
この他にもおもちゃなどのホビー系や、コスプレやフィギュアといった同人系など、幅広いジャンルの情報が多いのが特徴ですが、内容は『アニメージュ』とほぼ同じです。
1980年代後半にアニメブームが去ってからは売上が伸びず、1986年に休刊となりました。
2. アニメック
創刊年: 1978年 休刊: 1987年
『アニメック』は、ラポートが1978年から1987年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。取り上げていたアニメは「機動戦士ガンダム」や「宝島」であり、アニメの特集よりもファンライターによる評論や設定資料集といった文字ベースの特集が多いです。
「評論と設定資料集の『アニメック』」としてコアなアニメファンから高い評価を受けましたが、1987年2月号で惜しくも休刊となりました。
3. 月刊OUT
創刊年: 1977年 休刊: 1995年
『月刊OUT』は、みのり書房が1977年から1995年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。「若者文化を見る」をテーマに、読者の投稿ページやオリジナル企画など、アニメにこだわらないサブカルチャー系の情報を掲載していました。なかなか刺激的な編集方針が共感を呼びましたね。
サブカルチャー系雑誌としてコアな読者から人気を得ていましたが、1995年にみのり書房が倒産し、これに伴って『月刊OUT』も1995年5月号をもって休刊となりました。
4. アニメV
創刊年: 1985年 休刊: 1998年
『アニメV』は、学習研究社が1985年から1998年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。元々は『アニメメディア』の別冊として創刊されていました。
OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が増え始めた頃に刊行されたアニメ雑誌であり、「機動警察パトレイバー」「幻夢戦記レダ」など、テレビで放送されないOVA作品を取り上げていました。
しかし、1980年代後半~90年代前半にOVAブームは過ぎ去り、OVA専門誌である『アニメV』も1998年8月号を最後に休刊となりました。
5. AX(エーエックス)
創刊年: 1998年 休刊: 2001年
『AX』は、ソニー・マガジンズが1998年から2001年に刊行していた月刊のアニメ雑誌です。設定資料集やアニメヒロインを紹介する特集など、キャラクターに焦点を当てた記事が多いのが特徴です。
アニメヒロインの特集では「機動戦艦ナデシコ」のホシノ・ルリや、「カードキャプターさくら」の木之本さくらなど、1990年代の人気アニメに登場するヒロインを中心に紹介していました。
出版元であるソニー・マガジンズが2001年にコミック事業から撤退したことにより、同年11月号をもって休刊となりました。
6. ファンロード
創刊年: 1980年 休刊: 2009年
『ファンロード』は、創刊当初はラポートが、2003年から休刊までは大都社が刊行していた月刊のアニメ雑誌です。作品やキャラクターを紹介している他のアニメ雑誌とは違い、読者からの投稿をもとに構成されているのが特徴です。表紙も読者が描いたイラストを採用しています。
掲載されている内容はアニメや漫画だけでなく、ゲームや食事、芸能など多種多様であり、一風変わったアニメ雑誌として知られていました。
2009年に雑誌の刊行が終了し、その後は増刊『ファンロード改』『投稿道F』の刊行や電子サービスでの配信を行っていましたが、2012年に『ファンロード電子版』を発行してからは事実上の休刊となっています。
7. 娘TYPE(にゃんタイプ) 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 2009年休刊: 2018年
『娘TYPE』は、KADOKAWAが2009年から2018年に刊行していた隔月刊(奇数月30日)のアニメ雑誌です。元々は同社のアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』の増刊として発行された雑誌であり、美少女キャラクターに特化したイラストや特集がメインでした。
美少女キャラクターの描き下ろしピンナップや読者によるイラスト投稿コーナーなど、美少女キャラクター好きのニーズに合わせた内容が人気でしたが、2018年1月号をもって休刊となりました。
8. 電撃G’s magazine(でんげきジーズマガジン) 画像引用:Amazon 公式サイト より
創刊年: 1992年休刊: 2022年
『電撃G’s magazine』は、KADOKAWAが1992年から2022年まで刊行していた月刊のアニメ・ゲーム雑誌です。美少女アニメ・ゲームを中心に取り扱っていた雑誌であり、「ラブライブ!」「Angel Beats!」「結城友奈は勇者である」などの人気作品を輩出したことでも知られています。
オリジナルの読者参加企画からアニメ・ゲーム化などのメディアミックス展開に力を入れ、ジャンル問わず幅広いオタクコンテンツを紹介していましたが、2022年12月号をもって休刊となりました。
休刊後は会員制Webサービス『G’sチャンネル 』に移行し、Web漫画の連載や動画配信などを行っています。
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投稿者:usagi