ビアズレートップ画像

古書店三月兎之杜では、近現代の芸術家・建築家に関する書籍や作品集の買取を強化中です!

今回ご紹介しますのは、19世紀イギリスのイラストレーターにして詩人、小説家でもある、オーブリー・ビアズレー(近年はオーブリー・ビアズリー表記)に関する作品集です。様々な才能を発揮したピアズリーですが、特にペンで描かれた白と黒のモノトーンによる絵は、悪魔的な鋭さで見る者の心を掴みます。

もしかしたら「サロメ」の絵の人といえばピンとくる方もいるかもしれませんね。わずか25年の短い生涯にも関わらず、現代に至るまで多くの芸術家、イラストレーター、漫画家たちに多大な影響を与えています。

『サロメ』より「踊りの褒美」オーブリー・ビアズリー
ワイルド作『サロメ』より「ダンスの褒美」オーブリー・ビアズリー

ビアズレーは1872年、イングランド南部ブライトンで金銀細工師の父と、音楽教師の母の間に生まれました。父から工芸家としての器用さと、母から芸術や文学に関する趣味を受け継いだ彼は学校に上がる前からショパンを弾きこなす天才と呼ばれます。

1890年、『ティット・ピッツ』誌に小説風エッセー「懺悔訪問簿の話」を発表。もともとピアズレーは絵ではなく文人として評価されることを望んでいたといわれます。しかし翌年画家エドワード・バーン=ジョーンズに絵の才能を絶賛され、ウエストミンスター美術学校の夜間クラスに出席して絵を学びます。

以後もロンドンでの交友関係をもとにトマス・マロリー作『アーサー王の死』の挿絵を担当。1893年にはオスカー・ワイルド作『サロメ』の挿絵を描きます。

『サロメ』についてはピアズレーは本来、同作の英訳を担当することを望んでいました。ピアズレーを挿絵に指名したのはワイルド自身でしたが、ワイルドはピアズレーの絵を「あまりに日本的(ジャポニズム)である」として気に入ってなかったといわれています。

このことからもわかる通りピアズレーの絵には日本の影響が強く、それが現代においても日本人の感性にマッチし、また、日本の漫画家との親和性が高い理由のひとつと考えられます。もちろんピアズリーの時代の「日本的な絵」とは浮世絵を指します。

1800年代半ばから後半にかけて、徐々に鎖国体制が解かれていった日本から流出した数々の工芸品がありました。一説にはそれらの梱包に使われたのが、日本では比較的ありふれた浮世絵だったといわれています。西洋美術の線遠近法とは異なる俯瞰図や余白の生み出す美などは、当時の美術関係者に衝撃をもって受け入れられました。

その後ワイルドのスキャンダルに巻き込まれるかたちでパリへ一時退避。よほどパリの水があったのか96年にはパリに移住しますが結核が再発し困窮、98年3月にわずか25歳半で療養先のマントンで病死します。

ピアズレーは生前『女の平和』の挿絵などの猥雑な作品を破棄するように依頼していましたが果たされませんでした。そのかわりに彼の作品は多くの画家に影響を与えています。日本でも、米倉斉加年をはじめ多くの画家にその影響が窺えますね。

小説家では谷崎潤一郎、漫画家では手塚治虫や山岸涼子、魔夜峰央が彼の影響を自認しています。

こうした理由で彼の作品の多くが現存し、作品集としてまとめられています。トップにも掲出しました講談社の『画集・ビアズレー』(1978)をはじめとする各種作品集、さらに彼自身についての評論や彼の生きた19世紀末のアールヌーヴォーに関する書籍も大歓迎です。
詳しくは古書店三月兎之杜の美術書・画集買取ページをご覧ください。
ご整理時には、まずはご相談ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

アチーブメントテクノロジー マスタープログラム  トップ画像
(※画像は公式サイトより)

古書店三月兎之杜では、現在人材教育のアチーブメント株式会社の教材買取をお待ちしております。同社は個人向けおよび企業向けの各種コンサルティングサービスを業務としています。1992年より開講されている目標達成のための技術を体得する「『頂点への道』講座」は、上場企業・中小企業経営者や管理職など会社経営関係者のほか、医師・弁護士・会計士といった専門家、プロアスリートなど6万人以上が学んでいます。また、2020年からは学生向けのリーダー輩出プログラム「ABAY」も始動、そのほかにも中高生・小学生を対象とした「アチキッズ」なども開催しています。個人から企業内。そして次世代にいたるまで、リーダーとなりうる人材、目標を実現させ、成功する人材の輩出に注力した企業です。

アチーブメントテクノロジー マスタープログラム オンライン学習風景

こうした目標達成のための技術を体得するにあたっては、同社が刊行しているオンラインでの映像視聴とテキストを組み合わせたセルフトレーニングプログラムも用意されています。写真の『アチーブメントテクノロジー マスタープログラム』はプログラムを13段階のステップに分け、13週間・全14回のトレーニングをオンライン映像視聴と組み合わせてマスターしていくことが可能です。学習スタイルについても早朝や深夜などの自分だけの時間に一人で集中して学ぶ、始業前や就業後などの時間に組織のメンバーとともに共同で学ぶ、アチーブメントの仲間とともに学ぶ、などを選ぶことができます。

古書店三月兎之杜ではこの『アチーブメントテクノロジー マスタープログラム』の買取をお待ちしております。無事プログラムを習得された方、ぜひとも一式お譲りください。また、同社の出版部門であるアチーブメント出版の各種書籍や、アチーブメント株式会社以外の自己啓発教材全般も大歓迎です。まずはご連絡ください!


LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

昭和50年発売の週刊少年チャンピオン1月20日号をお譲りいただきました、ありがとうございます。本号収録の『ブラック・ジャック』第58話「快楽の座」は、単行本には収録されておりません。

『ブラック・ジャック』のエピソードは基本的に1話完結のスタイルをとっており、単行本収録時には順番の入れ替えや欠番のエピソードが存在します。いくつかのエピソードは連載時発行は未収録だったものの後に発売された最終巻にまとめられたり、全集版などが発売された際に追加収録(初出時からセリフ改変などの修正はあり)されたりしています。

しかし後のエピソードで原稿を改修してリメイクされた第28話「指」(227話「刻印」に再構成されたために元原稿なし)と、第58話「快楽の座」は、初出の少年チャンピオン掲載時以降、一度も単行本収録されずにおります。

「快楽の座」は1960年代にアメリカ・エール大学の教授ホセ・デルガードによって発馬尾されたスティモシーバー(劇中ではスチモシーバー)をめぐってのエピソードです。脳に電極を埋め込み微弱な電流を流すことで、脳の活動を制御する、脳埋め込みチップとも呼ばれる装置です。

1963年の実験では、気性の荒い闘牛の脳にスティモシーバーを埋込み、リモコンで自由に操る実験を成功させました。この実験によってスティモシーバーは、「動物の脳を外部からコントロール可能とする装置」として知られるようになります。

しかしアメリカのみならず世界中で話題になったこの装置は、70年代に入ると他人を洗脳しコントロールできる装置という誤解が広がります。それだけでなく、何百人もの人が脳にスティモシーバーを埋め込まれたとしてデルガード教授を訴える騒ぎになりました。

もちろんそれらの訴えを起こした人は誰一人スティモシーバーは埋め込まれておらず、また、人間を自在に操れるかどうかの実験は行われておりません。この騒動のおかげで、医学界においてスティモシーバーを扱うことはタブーとされるようになっていきました。

ちなみに70年代オカルトブームの頃から言われている「宇宙人にさらわれて脳にチップを埋め込まれた」という主張も、スティモシーバーが発想のもとになっていると思われます。

ブラック・ジャック 快楽の座

「快楽の座」が発表された1975年はこうした一連の流れを受けた後となります。詳しいストーリーは省きますが、劇中ではブラック・ジャックの立場だけははっきりさせておかねばならないでしょう。

ブラック・ジャックはスティモシーバーを使う立場ではなく、別の医師がこれを使うことに異を唱え、最終的にこれを取り除く立場です。別の医師がスティモシーバーを使用するに至った経緯や、使用された患者(今回の場合は少年で、しかも精神疾患に関するものでした)の病状やその処置が引き起こした結果など、けっしてストーリーそのものに問題や齟齬があるとは思えません。

しかしやはり少年の病気に対する偏見や差別が生まれやすくなるであろうと思われるのは事実であり、これは封印もやむなしかという個人の感想を抱きました。

封印は封印されたままのほうが良いというのも事実ですが、やはり研究家にとっては確認しないといけないものであるのも事実です。あくまで当時の価値観や社会情勢の中で描かれた作品であることを前提に、間違っても現在の価値観などで批判したり影響を受けたりする愚かな行為は避けたいものですね。

週刊少年チャンピオン75年4号 目次

古書店三月兎之杜では、週刊漫画雑誌、特に昭和のマンガ誌のバックナンバーの買取をお待ちしております。
今回のように人気作品の単行本未収録作品掲載号につきましては、高額にて買取させていただきます。

ですが実は過去の雑誌は当時の広告や記事など、後の単行本には収録されない情報が貴重という研究者も多いんですよ。あなたの実家の本棚をもう一度確認してみてください。
大量・高額買取はご自宅までうかがっての出張買取も対応させていただきます、まずはご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

奇門遁甲造作法 トップ画像

中国発祥の占術「式占」の一種、奇門遁甲の指南書をお譲りいただきました、ありがとうございます! 二十四節気や干支を組み合わせ、遁甲盤を作成して算出されるもので、中国では隋代の文献に見られ、唐の時代には遁甲盤の作成についても解説された書が確認されています。

一方日本でも中国の隋代にあたる西暦602年に百済から天文や遁甲にかかわる知識がもたらされていることが日本書紀に記録されています。

しかし隋の文帝の代(581-604)に行政上、軍事上の理由から発禁とされ、それにならって日本でも718年に禁じられるようになりました。しかし時代はくだって戦国時代になると、日本の風土にあわせた各種遁甲が生み出され、いわゆる軍師たちによって運用されました。

奇門遁甲造作法 ケース内

今回お譲りいただきました『奇門遁甲造作法』を著した透派は、台湾の五術家・張耀文(本名:張明澄)が太平洋戦争後に台湾からもたらしたものとなります。透派の伝える奇門遁甲は、中国の標準的なものとは大幅に異なっていたようです。

張明澄はもともとは中国医学や経済学、漢学の研究家であり、戦後日本との通商交渉などにもあたっていました。そうして来日する過程で中国医学や奇門遁甲などを伝えていったといわれています。

昭和35年頃には日本国内で透派遁甲学会が興され、日本人数名に伝授されました。以後同学会の講習や出版物によって流布されます。

奇門遁甲造作法 冊子

『奇門遁甲造作法』は透派奇門遁甲術の中の造作法を公開しています、その内容は二部から構成されており、初代梅素香の著述である「奇門大法」からの「造作法」。もう一方は十代目王文沢の著述となる「奇門大法心得」からの「造作法密法」を説いています。

張耀文は透派十三代にあたります。本書を読むにあたっては奇門遁甲術の全てを習得し、遁甲盤が自由に作れ理解できる、五術の正しい運用を悟り、欲を第一としない人物に限るなど、かなり厳しい条件で、さすが「透派」の「密法」であるだけのことはありますね。

奇門遁甲造作法 奥付

発行年などはすべて十干十二支の干支で表記され、初版発売は「甲寅年」すなわち昭和49年発行。今回お譲りいただいたのは「壬戌年」すなわち昭和52年の再版版となります。今回の造作法は各二巻および収蔵箱、などに至るまで非常に状態がよく、ヤケなどもほとんどありませんでした。大事に保管していただいたことにも感謝いたします。


古書店三月兎之杜では各種占術の専門書の買取をお待ちしております。
量や内容によりご自宅まで伺う出張買取も対応いたします。宅配買取は送料無料です。何れも事前にお見積りいたしますのでご安心です。まずはご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

『月之抄』柳生十兵衛三巌著 表紙

江戸時代の剣豪として様々なフィクションにも登場する柳生十兵衛三巌。その著書である兵法書『月之抄』と、その解説書にあた『校註 月之抄』をお譲りいただきました。ありがとうございます! 『月之抄』は三巌の記したものの写しと思われる奈良市柳生の芳徳寺蔵版を書籍化。校註では芳徳寺本を底本とし、品川に残った東海寺本を参照として解説されています。

『校註 月之抄』今村嘉雄 表紙

柳生十兵衛三巌は1607年に生まれ、13歳の時に家光の小姓となります。家光は三巌の3つ年上でした。15歳の時に父宗矩が家光の兵法指南役となり、家光とともに父の稽古に相伴するようになります。共に剣を学び成長していた仲でしたが、三巌20歳の時に家光の勘気を被り小田原に蟄居の身となります。

その原因は謎とされていますが、本書の解説書である『校註 月之抄では、柳生家代々の猛々しく直情径行的な性格や行動が、短期で我の強い家光の気に障ったのではないかと推察しています。今回の両書が発行されたのが昭和46年(1971年)。家光の短期な性分は現在より広く知られていたようですね。

『月之抄』柳生十兵衛三巌著 1

剣聖上泉秀綱が興し、柳生石舟斎、宗矩と受け継がれてきた新陰流でしたが、その解釈は人によって異なるものでした。この謹慎していた12年の間、三巌は代々の目録を集め、時に門人の証言を得るなどして比較・検証する研究しています。

そして再出仕が許され江戸城御書院番に任じられた後、この時の研究をまとめ上げたものが『月之抄』となります。フィクションでは12年間武者修行で諸国を渡り歩いたなどの伝説が残されていますが、むしろ対照的に学究の人だったようですね。

『月之抄』柳生十兵衛三巌著 内容

多くの時代劇、コミック、ゲームなどで、善悪を問わず魅力的な人間として描かれる剣豪柳生十兵衛三巌。戦国時代が終わり、徳川泰平の時代の中で、剣という戦いの手段の中に何を見出したのでしょうか。『月之抄』および校註を読み解くことで兵法や剣術の極意を会得できるかは読者次第ですが、柳生十兵衛三巌という人物のありようやものの考え方に近づくことはできるのではないでしょうか。

古書店三月兎之杜では、武術・武道書の買取をお待ちしております。
昭和期に発行されたこうした古書の複写は、保管にも気をつけないといけません。もちろん移送時の破損も気になるところです。大量買取や高額買取の場合はご自宅までうかがう出張買取にも対応している弊社にお任せください!
もちろんお手軽な宅配買取や、直接お持ち込みいただく店頭買取にも対応しております。まずはご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

1.期間 

2025年4月30日(水)お申込み分まで

2.内容

元の買取金額に対し、下記の金額をアップいたします。
バンドスコア買取のページはこちらです。

●3,000円以上で
+10%UP!

※他の古書キャンペーンと併用OKです。
※キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。

3.ご相談はこちらへ

買取ご相談フォーム
ライン査定はこちらへ
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)

投稿者:usagi

1.期間 

2025年4月30日(水)お申込み分まで

2.内容

元の買取金額に対し、下記の金額をアップいたします。
デアゴスティーニ買取のページはこちらです。

●30,000円~49,999円
+3,000円UP!


●50,000円~99,999円
+5,000円UP!


●100,000円以上

+10,000円UP!

※他の古書キャンペーンと併用OKです。
※キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。

3.ご相談はこちらへ

買取ご相談フォーム
ライン査定はこちらへ
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)

投稿者:usagi

1.期間 

2025年4月30日(水)お申込み分まで

2.内容

元の買取金額に対し、下記の金額をアップいたします。
アシェットほか買取のページはこちらです。

●30,000円~49,999円
+3,000円UP!


●50,000円~99,999円
+5,000円UP!


●100,000円以上

+10,000円UP!

※他の古書キャンペーンと併用OKです。
※キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。

3.ご相談はこちらへ

買取ご相談フォーム
ライン査定はこちらへ
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)

投稿者:usagi

バンドスコア ビートルズほか60~00年代 トップ画像

1960年代から2000年代にかけての有名海外バンドのスコアブックと、国内2組のバンドスコアをお譲りいただきました、ありがとうございます!

この時期はバンドスコアは書籍で入手するのが主流でした。そのため時代的には先週と時期的にもラインナップ的にも重なっています。ただし先週が60年代ロックの黎明期からハードロック/ヘヴィメタル色が強かったのですが、今回は少し傾向が異なります。

まずビートルズ、ローリング・ストーンズ、そしてザ・フーと、イギリスの3大ロックバンドのベスト集がそろっております。そしてカントリーロック(『ホテル・カリフォルニア』ほか初期のイーグルス)、オルタナティヴ・ロック(ウィーザー、レディオヘッド)、サーフサウンド(ザ・ベンチャーズ)等々、様々なジャンルのロック系のスコアがそろっています。

バンドスコア ビートルズほか60~00年代 背表紙

エリック・クラプトンやボン・ジョヴィ、ミスター・ビッグ、スリップノットなどは先週のハードロックコレクションにありましたね、ただし、この中で特にエリックはギタリストとしての影響が強く、どんなジャンルでも一度は彼の曲を通るものなのかもしれませんん。

また、2024年8月に再結成が発表されたばかり(記事執筆時2024年11月)のオアシスも、2005年のアルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』のスコアをお譲りいただきました。全英アルバムチャート1位となったこの6枚目のアルバムのヒットにより、多くの賞を受賞。さらにワールドツアーの成功につながっています。

古書店三月兎之杜では様々なバンドのスコアを買取させていただきます。今では希少となった書籍型のバンドスコアが、実家のロッカーに眠っていませんか? 書籍型ならではの利点もあり、国内外、時代を問わず、様々なジャンルのバンドスコアをお待ちしております! まずはご連絡ください。

LINE査定
フリーダイヤル
LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

神奈川県横浜市戸塚区より宅配にて本を買い取らせていただきました。

中村天風関連の本がいくつかあるということで、ご依頼を受けさせていただきました。
代表的な『成功の実現』(日本経営合理化協会出版局)をはじめ、今でも信奉者の多い天風です。

今回、お売りいただきました中には非売品の本も2冊入っておられまして、当然このようなご本は貴重なものですので、単品でお値段がおつきなりました。

最後に

「迷うが故に三界の城 悟るが故に十方空 本来東西無く 何処にか南北有らん」
という言葉がありました。これを自分的に解釈してみますと「人は 三界にまみれて暮らしている存在だが、悟りを開いてしまった人間からすれば三界など存在しなく、どこを見渡しても自由である。」と述べていると思います。「悟ってしまえるような強い人間になるにはどうしたら良いか」、のような内容がこの本には書かれているのですが、この本を読んでからの自分と、読後の自分では「何かが変わった」気がします。皆さんはいかがですか?
中村天風の本は、一度だけでは無く、また何年か後に同じ本を読み返したら、違う文脈で精神面を刺激されると思います。

買取のご相談は、古書店三月兎之杜のビジネス専門書買取のお申し込みページよりご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお受けしております。

投稿者:usagi

1.お分かりの範囲でお知らせください。
・お住まいの市区町村
・ジャンル/内容など
・大まかな分量

2.出張買取につきまして
現地へお伺い(出張)しての事前のお見積はいたしておりません。
その分の諸経費を買取金額に還元できますように努めております。
お手数ですが、本棚のお写真(書名がわかるもの)をLINEまたは買取ご相談フォームよりお送りください。

3.不在時には・・・
特に土日は出張買取で不在の場合がございます。
その場合は、申し訳ございません、後日おかけ直しいただくか、LINEまたは買取ご相談フォームもご検討ください。

(電話番号をタップお願い致します)

 


 

 

 

投稿者:usagi

アシェット 1/43 国産名車コレクション トップ画像

1/43ミニカーが隔週でリリースされた、アシェットの分冊百科『隔週刊 国産名車コレクション』をお譲りいただきました! ありがとうございます。

『隔週刊 国産名車コレクション』は2006年1月に創刊。アシェット・コレクションズ・ジャパンの設立が2003年ですから、同社の黎明期ともいえるシリーズですね。

アシェット 1/43 国産名車コレクションA

本シリーズは日本の名車を精密さとコレクタブルさを両立できる1/43で再現。創刊号がスバル360であったことからもわかる通り、必ずしも高性能車であることにはこだわらず、日本の自動車史に影響を与えた車や、時代のあだ花ともいえるような車種もフォローしたラインナップとなっています。当初は全60号予定でスタートしましたが、好評のため全90号、全150号~と延長に延長を重ね、ついに2018年の完結時には全320号を数えました。シリーズ後半では「国産」の枠を越え、国産車に影響を与えた輸入車もラインナップされるようになっていきます。

アシェット 1/43 国産名車コレクションB

この「国産名車コレクション」の好評ぶりは、その後も1/24の「国産名車コレクション スペシャルスケール」を2016年に創刊。こちらも当初全180号予定が延長され、現在215号まで発表済、以後も続刊予定となっています。さらに2021年には1/43高品質モデルによる「国産名車プレミアムコレクション」をスタートさせて、こちらも現在も展開中となっています。このほかにもフェラーリコレクションやニッサン名車コレクションを発売しており、ミニカーコレクションはアシェットのいくつかある柱シリーズの一つといえるでしょう。

アシェット 1/43 国産名車コレクションC

古書店三月兎之杜ではアシェットの名車コレクションシリーズの買取をお待ちしております。コレクションシリーズのように1号ごとに完結するシリーズでは、欠号のある場合でも大歓迎です。たとえばお気に入りの何台かは、せっかくですのでお手元に留めてみてはいかがですか。今回も320台中315台の買取となっております。

1/43、1/24ともに数が大量となると発送も大変です。三月兎之杜の宅配買取では、輸送用の大型段ボールをお送りさせていただことも可能です。また、大量・高額買取の場合はご自宅へうかがいましての出張買取も対応。関東近辺のお客様であれば埼玉、東京、神奈川、長野の各支店へ店頭買取もご検討ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

アシェット 週刊ガルパン トップ画像
※本ページの画像は公式サイトより

毎回付属するパーツをくみ上げることで大型モデルが完成する分冊百科シリーズ。古書店三月兎之杜では、アシェットが展開する各種分冊百科の買取をお待ちしております。中でも今年1月よりスタートした「週刊ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」を買取強化中!

アシェット 週刊ガルパン  1号表紙

ご存じモチーフとなった『ガールズ&パンツァー』は2012年10月から翌年3月にかけて全12話を放映。その後OVA、劇場版を経て2017年より劇場公開と併せてOVAをリリースしていく最終章がスタート。現在全6話構成のうち第4話まで公開されています。

アシェット 週刊ガルパン  戦車&フィギュア

今回モデルアップされるのはもちろん、大洗女子学園の主軸・すなわち主役メカであるあんこうチームのIV号戦車。劇中ではD型の状態で発見され、長砲身のF2型を経て、追加装甲を施したH型となって運用されました。

アシェット 週刊ガルパン  戦車サイズ

最終章でも引き続き使用されているこの型を1/12金属製ギミックモデルで再現。完成時のサイズは全長なんと58.5cm、全高も22.2cmの大型サイズとなります。通常アシェットの戦車モデルシリーズは1/16が多いのですが、あえていつもより大型化し、可動フィギュアの標準スケールともいえるスケールを実現。販売中の可動フィギュアはもちろん、シリーズを集めることで同スケールのあんこうチーム5人のフィギュアが付属し、車内に搭乗させて楽しむことも可能です。

アシェット 週刊ガルパン  付属フィギュア
アシェット 週刊ガルパン  リモコン
アシェット 週刊ガルパン  ライトギミック

さらに戦車本体は付属の特製リモコン(なんと大洗の校章型!)によって走行と砲塔部の回転、砲身の上下動、砲撃アクションやライトの点灯、各種セリフと効果音、楽曲再生が可能。さらに『ガルパン』戦車ならではのギミックとして、白旗が飛び出して展開する「白旗ギミック」も内蔵、もちろんリモコン操作で白旗を掲げることが可能です。

アシェット 週刊ガルパン  白旗

各種魅力が詰め込まれた分冊百科週刊ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」。2024年1月に創刊したばかり、全100号予定で、現在(記事執筆時2024年10月)40号前後まで発売されています。こうした分冊百科は後から気づいても初期の号が入手しにくくなっていることも多く、序盤の号を探している方も多くいらっしゃいます。集めているうちにたまってしまい場所がなくなった、組み立てる時間がなくなってしまったというお客様。ぜひともお譲りください!

もちろん今回のIV号戦車以外にも、アシェットデアゴスティーニのパートワークもの、途中までや欠号あり、完成済なども含め買取大歓迎です。大量買取や高額買取の場合にはご自宅までうかがっての出張買取も対応させていただきます。まずはご連絡ください!

八朔祭 戦車山車
2024年 八朔祭より 日照戦車山車

余談ですが8月の大洗八朔祭に遊びにいってきました。日照プラントのマークIV戦車山車が練り歩くなど、現在もガルパンが町を盛り上げ、町がガルパンを盛り上げる、そんな関係がうかがえました。11月のあんこう祭や3月の海楽フェスタなど、皆さんもぜひ遊びにいかれてはどうでしょうか。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

ピーター・ズントー作品集

ただいま古書店三月兎之杜では、近現代の美術家、建築家、アーティストの関連書籍の買取を強化中です! 特にスイス出身の現代建築家ピーター・ズントー(ペーター・ツムトア)に関する書籍をお待ちしております。

ピーター・ズントーは1943年生まれ。室内建築やインダストリアルデザインを学んだ後、歴史的建造物の修復の仕事に携わります。そして1979年にアトリエを構え、スイス国内はもちろん、国外でも様々な作品を築きます。

代表作として挙げられる建築としてはスイスのスパ施設『テルメルバード・ヴァルス』(19996)やオーストリアのブレゲンツ美術館(1997)、2000年のドイツ・ハノーヴァー万博のスイスパヴィリオン、ノルウェーの『魔女裁判の犠牲者達のための記念館』(2011)など。テルメ・ヴァルスは自然の地形や地域に溶け込むたたずまいが特徴ブレゲンツ美術館は常設のコレクションを持たず、常に企画展が催されています。

また、近年もノルウェー・アルマンナユべの亜鉛鉱山博物館(2016)やイギリスのセキュアー・リトリート(2018)などに携わっています。亜鉛鉱山博物館は6月から8月までの期間のみのオープン。内部の家具や照明なども全てピーター・ズントーのデザインとなっています。

建築に関する賞も多数受賞しており、日本国内の建築には携わっていないものの、2008年には高松宮殿下記念世界文化賞も受賞しています。

氏に関する書籍として『ピーター・ズントー作品集(Peter Zumthor 1985-2013)』(2014)があげられます。彼が手掛けた43のプロジェクトを年代順に5冊に分けて収録しています。長らく絶版で2024年10月に新装版として復刊されましたが、そちらもすでに入手困難となっています。

空気感(アトモスフェア)

もう一点は彼自身の著作となる『空気感(アトモスフェア)』(みすず書房)は、彼の建築哲学でもある「空気感」を彼自身の言葉で解説します。あいまいで形にすることは難しいが建築とは不可分なものである「空気感」についての著述は、あるいは全ての建築物と対峙するにあたって共通する知識なのかもしれません。

古書店三月兎之杜では上記2冊のほか、テルメ・ヴァルスについてのズントーの著作となる『PETER ZUMTHOR THERME VALS』や、フィンランドの建築賞「Sprit of Nature Wood Architecture Award 2006」を受賞した際に刊行された作品集『zumthor Spirit of Nature Wood Architecture Award 2006』といった作品集もお待ちしております。
詳しくは古書店三月兎之杜の美術書・画集買取のページをご覧ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi