二玄社より発行されました『中田勇次郎著作集』(全10巻揃)をお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございました。
多くの分野の研究をされていて多大な著作の多くが、中国や欧米でも評価されるものが多く残されている文学者の方になります。法帖や篆刻についての研究など所謂書道の分野で多大な研究成果を残されており、書道と一括りで表しても歴史の深さや先人の研究成果が積み上げられていることを知ることになります。
文化の存続・歴史に多大な貢献をされている氏の論集をまとめられているので、研究者の視点からでも興味本位でも勉強になり納得ができる内容だと感じられます。
氏の書斎である心花室の名前を冠しています。時代相と特質から日本の書道を論じていたりとあらゆる見方をしているので、目から鱗で本当に勉強になり哲学的な観念も感じられる書籍であります。文化生活においてこうした文献の数々は、人の感性を豊かにしてくれるものです。単純に歴史書としてではなく、新たな文化発掘にも役に立つ書籍の数々であると思い直される文献でした。
書道関連書籍の整理や買取に関してはぜひご相談くださいませ。