『ブルバキについて』
『ブルバキ数学原論』 (全37巻揃+数学史/ 東京図書)
古書店三月兎之杜では数学や物理学に力を入れおり、数学に関するご本を多数お売り頂いております。
この度はブルバキの『数学原論』を全巻お揃でお譲り頂きましたので、ブルバキについて簡潔にご紹介してみたいと思います。
(前回のブルバキ『数学原論』買取のお知らせはこちらへ)
【ブルバキとは】
皆様はブルバキという言葉を聞いたことはあるでしょうか?ブルバキとは、1935年にフランスの若き数学者達によって結成された数学者集団のペンネームの事です。アンドレ・ヴェイユを中心とし、シュバレー、デルサルト、カルタン、デュドネの5人によって創始されました。ブルバキが著した数学原論は、数学についての新たな視点、独特のスタイルで世に衝撃を与え、数学界ではブルバキ流の精神が一世を風靡しました。
【中心となった人物】
上記でも少し触れましたが、ブルバキの中心となった人物がアンドレ・ヴェイユ。20世紀最大の数学者の一人です。わずか16歳という年齢でエコールに合格するという、子供の頃から優秀な成績を収めておりました。エコールとは、エコール・ノルマル、大学以上に学力を要する高等教育機関の事です。ヴェイユは旅行も好んでおり、ドイツに渡りフランクフルトなどにも滞在していました。フランスに帰国した後、代数曲線上の数論を書き、インドへと渡り、約2年数学教授として活動もしていました。
ソ連のスパイとしての疑惑をかけられ、処刑される寸前までも体験するなど、ヴェイユ自身の事もブルバキの事も、中々簡潔に説明するのも難しいものですね(笑)
上手く伝えきれず申し訳ございませんが、次いで、この度お売り頂いたご本の状態のご紹介です。
【状態】
学術書、実用書は使ってナンボです!線引は読み込んで証です。当然のようにございます。確かに線引きや書込みがありすぎてしまうと買取の金額には響いてしまいますが、多少の線引であれば特に問題ございません。真剣に読まれていたんだなぁと、ご評価しながら感慨深く感じてしまう時があります。買取云々ではなく、学術書として、本自体も本望だろうな、と思います。
古書店三月兎之杜では、このような数学の学術書、物理学の専門書を積極的に買取させて頂いております。
次のお求めの方へとお引き継ぎできるよう、日々精進しております。
買取のご相談は、
古書店三月兎之杜の数学書、物理学買取ページより、
お電話からのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。
皆様からのご相談を心よりお待ちしております。