江戸川乱歩全集といえば、ポプラ社から出ている少年探偵など、様々な出版社から刊行されておりましたが、この度は講談社版 全25巻のものをお譲り頂きました。
1巻目の最初から江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」が始まります。
内容のあらすじとしては、
とある工場に泥棒が入り、工場員達の給料を盗んでいったのですが、犯人は割りとあっさり捕まります。
この推理小説の本題はここからで、泥棒は盗んだお金の在り処を白状しないのです。
そして盗まれたそのお金に懸賞金をかけるのですが・・・というようなお話です。
タイトルになっている二銭銅貨が関係してくるのですが、もうトリックがすごすぎて流石の乱歩だなと。
というよりもこれが処女作だという事にも驚かされますが、最後もまたどんでん返しが待ち受けており、更に驚かされます(笑)
そして「人間椅子」は2巻に。
更には、あの問題作の「芋虫」も5巻に収録。
人間椅子はなんというか・・・もう発想から違いますね。内容は確かに惹き込まれて、ついつい読みだしたら気になってしまうのは他の作品と同様ですが、私にはこういった発想は出てこないなぁと。こういう愛情表現の仕方もあるのかと。悩ましいのですが、名作なのは間違いありませんね。
芋虫は・・・語らないでおきましょう。
他にも優れた作品が数々収録されているこちらの全集は、乱歩の作品を一通り読んでみたいという方におすすめです。
古書店三月兎之杜では、もう自分は読み終えたので、次のお求めになられる方へお譲りしたいという方や、自分の物ではないので価値が分からないといった場合のご相談もお待ちしております。専門の私達がしっかりと拝見させて頂きますので、お気軽にご相談を頂けますと幸いです。
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