(2019年9月10日追記)
本ブログを御覧頂きました治療家の先生から、全10巻(11冊)揃をお譲り頂きました。
治療を引退されるので必要な方に読んで頂きたい、とのご趣旨でお選び頂きました。有難うございました。必要とされる方に大事にお渡しさせて頂きます。
(私も「愉気」に関する章を中心に読ませて頂き、メモを取りました。古書店冥利に尽きます)。
(2019年11月12日追記)
もう1セット「特装本」をお譲り頂きました。有難うございました。
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※お求めの方の多い貴重な書籍のため、引き続き、弊店では積極的に買取をさせて頂いております。
よろしくお願いいたします。
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※販売もしております。←上記2セットとも完売致しました。
詳しくはこちらの<(入荷販売のお知らせ)『野口晴哉著作全集』全11冊揃/全生社>の頁をご覧ください。
日本の民間療法の超人といえば、野口晴哉先生ではないでしょうか。その野口晴哉著作全集(全生社)全10巻11冊の内、6冊を買取させて頂きました。
裸本、書込み有りという状態で、一般的な古書店さんでは敬遠される状態なのですが、この分野は当店の専門ですので高価に買取させて頂きました。
どうも有難うございました。(探求書ご登録の先約様に売約済みですのでご了承下さい。)
せっかくですので、小職(店主)がお勧めする、野口整体へのアプローチを書いてみましょう。
(写真:野口先生の色紙)
1.風邪は悪くない
簡単に要約しますと、”風邪を引くことは悪いことではなく、身体を調整する作用である”という、コペルニクス的展開を唱えた理論です。
例えば「風邪も引かなかった頑丈な人なのに大病になってしまった」という話を聞いたことはありませんか。風邪を引くのは体が敏感な証拠です。ですから体内の異常がすぐにわかります。体が鈍感ですと・・・もう、おわかりですよね。体内に病気を溜め込んでしまい、それが表面ではわからないのです。一番ベストなのは、風邪を引いて短時間で体を通過させる事なのですが、体調が悪いと長引いてしまいます。でも、このような考え方があると知っているだけでも、身体に対する考え方が随分違ってくると思います。
『風邪の効用』としてちくま文庫に収録されておりますので、最初の「野口整体」を理解する一冊として大変オススメです。
2.足湯
『風邪の効用』で野口整体にご興味を持たれたら、あとは何でも良いと思いますが、同じく「ちくま文庫」の『整体入門』でも紹介されている足湯はいかがでしょう。
いわゆる健康ランド等の足湯とは少し趣が違い、やり方にルールがあります。まず熱いお湯に両足を6分浸け、足の赤みが少ない方をもう2分漬けるという方法です。これで両足の体温調整をはかり左右のバランスを取ります。
小職が行ったところ、翌朝の目覚めが大変良くて、今では毎日の日課にしております。2015年にもブログでご報告しておりますので、宜しければこちらもご覧ください。
(写真:『野口晴哉愛誦 中国詩選』/平成3年)
3.背骨で呼吸する
後頭部から息を吸い、背骨に通す感じで呼吸します。もちろんイメージとして行います。小職がはじめて行ったときには、背骨がバキバキとなってびっくりしました。コツがわかると簡単ですから、皆様も一度挑戦されてみて下さい。体が楽になるので、長い運転の後や、仕事で疲れた時に今でも試しております。全生社の『愉気法2』に掲載されております。
4. 愉気
ここから難易度が上がってまいります。愉気(ゆき)と呼び、手を体に当て、手のひらで呼吸をするという方法です。西勝造の触手療法、臼井霊気療法など、いわゆる手当療法の一種です。気功に近いものですので、お試しください。小職は手当て療法に興味があり、西式の合掌四十分行や霊気などを行った経験がありますので、すんなり実践出来ました。自分で自分に手を当てて実践すると、体全体がじわーっと温まってきます。
5.活元運動
個人的には非常に難易度が高い療法で、残念ですが、小職は何度実践しても上手く出来ませんでした。 ゆらゆらと体の赴くままに動かすというのですが・・・、難しいです(苦笑)。いちど指導者の元で行ってみたいと思います。
他にも野口整体には様々な療法があります。ご興味を持たれたら、ぜひ読んでみては如何でしょうか。野口晴哉先生のサイトも(公)整体教会や全生社の協力によって開設されております。
(『晴哉墨蹟選』 限定500部 全生社/平成3年)
(『野口晴哉 講義集 気に関する二つの講義』 社団法人整体協会 設立三十周年記念 LPレコード 全生社)
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