書道に関する本を大量に買い取り(張大千書画集/張大千作品選集/張大千先生紀念展図録など)

張大千書画集 全6巻
張大千書画集 全6巻

張大千先生紀念展図録など
張大千作品選集
張大千先生紀念展図録など

様々な中国書道、書画に関する本をお売り頂きました。

「張大千」は中国の書画家として有名で、彼の作品はあまり市場に流通していないこともあり、希少なものとなっております。
そんな「張大千」ですが、専門家の間では贋作家としても有名です。学者達の間で、贋作なのか真作なのか論争が起こりましたが、結局「張大千」の真意は分からず、真相は闇の中となりました。

張大千書画集
では、こんなにも才があるのに何故贋作を生み出すのでしょうね。誰かの作品を故意的に真似ているわけなので、贋作が良くないというのは最もであり、至極当然な意見だと思います。

私は「西尾維新」の物語が好きで、よく読みふけているのですが、そのお話の中でこんな言葉があったのを思い出しました。
「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物の方が本物より本物だ」
でも偽物でしょ、と言われてしまえばそれまでですし、何を言っているのか意味が分からないという方の方が多いのも分かりますが、私はなるほどなと思ってしまいました。

贋作家として有名な方でいうと、他にも「ハン・ファン・メーヘレン」という人物がいるのですが、彼はフェルメールの贋作を好んで作り出していました。最終的には贋作ということが発覚してしまい、今まで生み出してきた過去の作品も贋作であったという事が芋づる式に判明してしまったそうなのですが、驚くのは贋作という事が発覚した理由として、真作よりも巧みであった為に贋作と発覚したとも言われているのです。

またある時には、ピカソを絶賛する人物の前で即興で「ピカソ風の絵」を描いたところ、相手がその絵を売って欲しいと言ったが「たとえ贋作を描くとしても劣った奴の贋作は描かない」と言って絵を破り捨てたというエピソードもあると語られています。

張大千書画集 ページ
いかがでしょうか。
肯定するわけでもないですし、正しい意見でいえば、やはり所詮贋作は贋作だという言葉だけで済んでしまいますが、偽物について、偽物を生み出す者について、目を向けてみるのも面白いのではないかなと思います。

祖父が大切にしていたものだけど、誰かの手元で有効的に使ってもらえるなら・・・等とお考えの方がおりましたら、是非一度当店にご相談くださいませ。専門の私達がしっかりと評価させていただき、次のお求めになられる方へとお引き継ぎ致します。 

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