(2019年3月15日記事追加更新)
1975年『Made in U.S.A catalog』と1976年『Made in U.S.A-2 Scrapbook of America』の2冊をお譲りいただきました。どうも有難うございました。
当時のアメリカンライフスタイルを紹介する雑誌で、ファッションの他に工具や家、車…etcと、それらを取り巻く環境が紹介されています。
開いてすぐに、アイビーリーグルックを生み出した「ブルックス・ブラザーズ」のアメリカンクラシックな装いが一面に登場します。
アイテム的には同じジャケットスタイルにもかかわらず、クラシコイタリアやブリティッシュスタイルとも雰囲気が違うんですよね。どれもカッコイイのですけど、それぞれの良さが逆に「自分に合う合わない」を左右してしまいます。そのため「好きでも似合わない」なんてこともあり、そんな悩みも楽しかったりします。
ブーツなくしてアメカジは語れませんよね!こちらに載っているものは既にヴィンテージ物として重宝されているものばかりです。
トニーラマ、憧れましたね~♪ スラッとしたスタイルの人がフレアジーンズにウエスタンブーツを合わせているのを見ると痺れました、男女関係なく。
かくゆう私はエンジニアとワークブーツ愛用で、RED WINGやCHIPPEWA、DANNERなどいろいろ手を出しましたが、恐ろしく高かったWHITE’Sが一番大事です。
ところで、ここ最近、比較的安く建てられる「BESS」のログハウスが流行っていますね。
BESSの親である株式会社アールシーコアさんが設立された当初は「ログハウスは木で出来ているから燃えやすい」という理由で規制が厳しく、市街地では建てられませんでした。
アメリカでは安く建てられるのに日本では高いし、建てられる場所も限られている…と様々な努力をされて、規制緩和が認められ、現在は累計17000棟達成されたそうです。(とガイアの夜明けで見ました)
こちらの雑誌が発行された当時もログハウスを建てるのはなかなか難しかったので、憧れをいだきながら眺めていた方も多いと思います。今ならアールシーコアさんのおかげで建てられますね。
アメ車のビンテージ車がサラっと掲載されています。修理出来るものも含めて現存しているのは、もうほとんどありません。そんな貴重な車が「100万円以下で安く買える」素敵な時代でした。
当時新卒の初任給は大卒で9万円弱でしたし、ラーメン一杯220円の世の中で300万とかする新車にはなかなか手が出ません。ちなみに車の保有台数は現在の4分の1程度でした。そんな時代に100万円以下で手に入るので、ちょっと頑張っちゃおっかな!とアメ車を購入した人は数多くいました。なによりカッコイイですしね。
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古き良きアメリカを特集した「最近の雑誌」と、「当時の雑誌」では内容の深みがどうしても異なってしまうものです。その時の生の情報には勝てません。捨てずに保管していただきありがとうございます。後世に残すべき本といっても過言では無いと思います。
皆様も、古い『USAマガジン』がございましたら捨てずに、まずは当店へご相談くださいませ。
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