今回、お売りいただきました、こちらの『ミステリ珍本全集』はマニアックな珍作を読ませてくれる貴重な叢書です。
この全集シリーズには、大阪圭吉・橘外男・高橋鉄・蒼社廉三など素晴らしい作家が名を連ねていますね。
このそうそうたるメンバーに、さらにレア度でだけで言えば文句なしのレアである、大河内常平も『ミステリ珍本全集』に収録されました。何しろ、戦前・戦後にデビューした作家が数々、復刻されてきたの対して、大河内常平は1冊も復刻されてきませんでした。このことからもわかるように、いかにこの本が素晴らしい本かが分かります。
こちらの「九十九本の妖刀」は、刀剣研究家としても有名な著者、大河内常平が刀を題材に書いた怪奇ミステリで、刀剣研究家という面がフルに活かされている作品だと思います。
2016年4月に発売される予定の『大河内常平 探偵小説選』が未だに発売されていませんが(ブログ執筆時)、楽しみしているファンがここにもいますので、早く発売して欲しいものですね。
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