少女マンガ雑誌買取『なかよし』「美少女戦士セーラームーン」新連載号!/1992年2月号

なかよし セーラームーン新連載号

ゴメンね、素直じゃなくて~♪、ということで、1992年、マンガ連載開始とほぼ同時にテレビアニメもスタート、瞬く間に老若男女を問わず人気作となり90年代を代表する作品の一つといえる竹内直子・作『美少女戦士セーラームーン』。

その記念すべき連載第1作を収録した『なかよし』92年2月号をお譲りいただきました、ありがとうございます。

『美少女戦士セーラームーン』は、1991年夏に『なかよし』の姉妹誌『るんるん』に掲載された『コードネームはセーラーV』を原案として、東映と講談社のメディアミックス企画としてスタートしました。

『るんるん』より対象読者の年齢が高い『なかよし』連載のコミック版では、ラブロマンス面を強調。一方のテレビアニメ版ではヒーローもののアクション要素が強めとなっています。

セーラーVが目元を覆うマスクをしていた影響で、表紙やトビラページをごらんいただくとわかりますが、当初のセーラームーンもマスクをしたデザインで描かれています。

なかよし セーラームーン新連載 トビラ

共に話数が進むにつれ、新たなセーラー戦士が参戦。特に原型である『コードネームはセーラーV』に登場していたセーラーヴィーナスが合流するにあたって、セーラー戦士たちの前世の秘密が明らかとなります。

この時期『僕の地球を守って』などで多くの支持を得ていた転生ものの要素を採り入れ、SFファンタジー、伝奇もの、アクション、様々な要素が融合。

さらに記憶を失っていたセーラー戦士たち、そして敵幹部たちまでもが本当に守るべき存在とは?など、ミステリー仕立てのストーリー展開で非常に完成度の高い物語となりました。

テレビアニメも人気を博しマンガ、アニメともおよそ5年間にもわたるロングシリーズとなりました。その人気とインパクトは、1992年からしばらくの間、マンガ・アニメともに名乗りシーンの「月に代わっておしおきよ」のオマージュというか今でいう「擦った」シーンが数多く描かれています。

当時はインターネットもなかったですし、私もそんなアンテナが高い方ではなかったので、むしろ他作品のパロディシーンから逆探知するかたちで本作を知りました。

連載(放送)終了後もその人気は衰えず、ミュージカル版や実写シリーズなども製作されました。

2013年からは20周年を記念する様々な企画を展開。大人向けのコスメや玩具などが多数リリースされています。

2016年には六本木ヒルズ・スカイギャラリーで原画展を開催。同年10月に講談社から発売された『美少女戦士セーラームーン20周年記念BOOK』には、10年代に入ってからリリースされたグッズだけでも2000点を越える商品が収録されていました。

なかよし セーラームーン新連載号 背表紙   

古書店三月兎之杜では昭和や平成初期のコミック雑誌の買取をお待ちしております。年単位で揃っている場合は大歓迎ですし、欠号ありや単体でも『セーラームーン』をはじめ人気作品の第1回が掲載された号は特に高価格の査定となる場合があります、まずはご連絡ください。

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