ビジネス書買取『松下幸之助発言集』全45巻(PHP研究所)

『松下幸之助発言集』を買取いたしましたので、ご紹介いたします。

『松下幸之助発言集』は、「松下電気器具製作所」(現:パナソニックホールディングス)を築いた松下幸之助の言葉や講演、インタビューをまとめた全集です。

彼の経営哲学や人生観、リーダーシップ論など、現代でも色あせないメッセージが詰まっています。以下ではその一端を紹介しましょう。

「素直な心」の重要性

松下が説いたのは、「素直な心」を持つことの大切さです。この「素直な心」は、組織運営や人材育成においても重要なキーワードとなっています。それは一言で言うと「偏見なく受け入れる心」です。

関連著作:『素直な心になるために』

9歳から下働きに出されていた松下は、さまざまな立場の人の感情に配慮することをいつも大切にしていました。その経験が、立場の違う人々とも良好な関係を築くように彼を鍛えたのでしょう。実際、戦後の財閥解体を乗り越えたのも、労組や小売店との関係を回復できたのも、彼が「素直な心」で他人に接してきたからだといえそうです。

慣習にとらわれない合理性

また、慣習にとらわれない合理性が松下の特徴的なところでもありました。彼の合理的な考え方がわかるエピソードを紹介します。

事業拡大を続ける松下電器製作所は、1932年頃に本社工場の移転地として広大な土地のあった北河内郡門真村(現:門真市)を選びましたが、これは異例のことでした。当時は大阪から見て北東にあたる地域は「鬼門」であり縁起が悪いため、開発が避けられていたからです。しかし松下は、東北に細長く延びる日本地図を指して「日本列島はほとんどが鬼門だ」と述べて移転を断行したのでした。

『松下幸之助発言集』には、彼が生きた94年間の豊富なエピソードが詰まっています。経営者だけではなく、すべての働く人や、大きな志をもつ学生にも感銘を与える書籍だと言えるでしょう。


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