ビジネス書買取『ドラッカー名著集』10巻セット(ダイヤモンド社)

経営学の父と称されるP.F.ドラッカーの『ドラッカー名著集』10巻セットを買取いたしましたので、ご紹介いたします。

この名著集は、ドラッカーの主要な著作を全訳したものです。ビジネスマンや経営学を学ぶ学生はもちろん、自己啓発や組織論に関心のある方にも有益な著作が揃っています。

彼の思想は会社経営だけでなく、行政や政治機構も含んだ組織運営一般の考え方や、個人のもつ思想にも深く影響を与えています。

ドラッカーの思想と先進性

ドラッカーは自身を「社会生態学者」と称し、組織と個人、社会との関係性を深く探求していました。彼の著作は単なる管理術や経営手法に留まらず、人間社会の本質や未来への洞察を豊富に含んでいます。

例えば、今ではよく使われるようになった「民営化」という概念を初めて本格的に論じたのもドラッカーでした。彼は1969年に The Age of Discontinuity という著作の中で民営化について論じています。その文章は「断絶の時代」としてこの名著集の7巻にも収録されています。

ドラッカーの著作は決して古い経営の教科書ではなく、現代社会の潮流を予言した先進的な本だと言えるでしょう。

訳者について

この著作集の翻訳を手掛けたのは、ものつくり大学名誉教授・日本ドラッカー学会初代会長を務めた上田惇生(うえだ あつお)です。上田教授はドラッカーと直接の友人でもあり、まだドラッカーが生きていた2000年前後から彼の思想の翻訳紹介に努めてきました。

2010年には、教授はNHKクローズアップ現代でエッセイストの糸井重里とも対談し、小さなドラッカーブームといえる動きを国内で引き起こしました。彼の活躍によって、ドラッカーの思想が日本の読者にも親しみやすくなったといえます。


古書店三月兎之杜では、経営学の専門書・ビジネス書の買取をお待ちしております。
『ドラッカー著作集』は全巻揃いは大歓迎ですが、各巻ごとでもご相談ください。ビジネス書の他、社会学・心理学等の学術書もあわせて買取いたします。さらには実用書や雑誌類の買取も積極的に行っております。

「自分の持っている専門書も買い取ってもらえるのだろうか」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門知識を持つスタッフが丁寧に査定し、大切な書籍を次の必要とする方へと橋渡しさせていただきます。

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