書道買取(鄭板橋)『板橋集』全4冊揃

『板橋集』全4冊揃い 鄭燮 トップ画像

清代に異彩を放った書家・画家、鄭燮(鄭板橋)の『板橋集』をお譲りいただきました、ありがとうございます! 1693年に清の国に生まれた鄭燮は詩・書・画に秀でた才能を持ち「三絶」と呼ばれておりました。字は「克柔」、「板橋(はんきょう)」は彼の号となります。

書風においては楷書の中に篆書、隷書を混じえた雑体のスタイル。隷書は2/3で残りは楷書といった配分で、自ら「六部半書」と名付けています。清代前期は明代からの流麗な行草書や董其昌の書風が主流でしたが、それらとは隔絶した奇抜な書法でした。

画においては蘭や竹を得意とし、画名も高いものでした。ただしこうしたマルチな才能は鄭燮に限ったことではなく、当時の画家は画法をもって書を書き、書法をもって画を描いていたとされています。こうした清朝乾隆期頃に現れた文人画家たちは「揚州八怪」と呼ばれ、鄭燮もその一人です。

書についての論評を連ねた著作『論書』では、隷、楷、行書を混然一体化し、篆書までも取り入れた破体の書風で編まれています。内容は宋の四大家(蔡襄・蘇軾・黄庭堅・米芾)や趙孟頫について論ぜられています。(上海博物館蔵)

また、最晩年(1764)に行書で書かれた『懐素自叙帖幅』は、懐素の『自叙帖』の一節を5行で書いたもの。若い頃の異彩奇矯の書風はなりを潜め、鄭燮としては温健なものとなっています。東京国立博物館蔵。

『板橋集』全4冊揃い 鄭燮

このほか『板橋詩鈔』『板橋詞鈔』『板橋家書』『板橋題画』『板橋先生印冊』といった著作を残しており、『板橋集』はそうした中から六編を4冊にまとめあげたものとなります。

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