哲学書買取事例『ライプニッツ著作集』 全10巻揃|工作舎

ライプニッツ著作集

自然科学、人文科学、芸術などの書籍を刊行している工作舎の全集『ライプニッツ著作集』全10巻揃をお譲りいただきました、ありがとうございます!

ゴットフリート・ライプニッツは1646年生まれ、ライプツィヒ出身の哲学・数学者です。「われ思う、ゆえに我あり」の概念で名高い合理主義哲学の祖ルネ・デカルト(1596-1650)や、汎神論を提唱したバールーフ・デ・スピノザ(1632-1677)とともに、17世紀の近世大陸合理主義思想を形成しました。

ライプニッツは哲学・数学・科学などの幅広いジャンルで活躍した学者であり思想家であると同時に政治家であり外交官でもありました。例えば数学の分野では、記号論理学、微積分学の創案、2進法の考察などを行っており、今日のコンピューター開発の基礎を築いたともいえるでしょう。そんな彼は法学や政治学、歴史学、神学、哲学、数学、経済学、自然哲学、論理学など、17世紀の様々な学問を統一し体系化しようと試みています。また、同時代の多くの様々なジャンルの学者・知識人と書簡などを通じて活発に交流しておりました。王侯貴族から平民に至るまで交わされた書簡も、今日彼を知る重要な手がかりとなっています。

今回のライプニッツ著作集は、1988年から1999年と10年余をかけて刊行された、世界初の本格的著作集となります。論理学、数学、科学、哲学、宗教や中国哲学に関する研究まで、多岐にわたる主要著作が収録されています。監修と翻訳には世界的に名高い研究者が集結、ライプニッツ研究の大家はもちろん、科学史家、数学史家、宗教学者、そして哲学者の力で編み出されています。まさにライプニッツに関する研究の集大成ともいえるでしょう。


古書店三月兎之杜では、ライプニッツはもちろん、デカルト、スピノザなど17世紀近世合理主義哲学、彼らの影響が強い18世紀~19世紀初頭のカント、フィヒテ、ヘーゲルらのドイツ観念論、そしてそこから続く現代哲学といった各年代の大陸哲学の著作や全集、研究書の買取をお待ちしております。
こうした全集ものは価格はもちろん重量もたいへんなものとなりますので、大量買取、高額買取の場合は、ご自宅までうかがう出張買取にも対応しております。まずはご連絡ください!

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