週刊から隔週刊の冊子と、それに付属する分割された組み立てキットのセットとなるパートワーク(分冊百科)シリーズ。今回はアシェットの1/8 スバル360をご紹介します。
実車:スバル360とは
スバル360は1958年、国産初の本格量産型軽自動車としてデビューしました。軽量コンパクトでありながら、4人乗りに耐えられる強度とパワー、そして室内レイアウトを実現。当時の標準的なサラリーマンにも手が届く価格での「マイカー」を実現させた車といわれています。
その開発にはフル・モノコック構造の採用など、かつて航空機を製造していた富士重工ならではな技術の蓄積が投入されています。そのほかにもアルミやFRPなどの新素材や、あえてコストのかかる加工法なども採用し、それまでなかった10インチタイヤや独自設計のネジなども開発しています。
その車体レイアウトは参考となったフォルクスワーゲン・ビートルと同じくリアエンジン・リアドライブ方式を採用。スタイリングも強度を稼ぐ卵型構造となっており、発売後はビートル(カブトムシ)の小型版ということでテントウムシと呼ばれるようになりました。
アシェット スバル360
アシェットではそんなスバル360を全長約37.4cmの1/8スケールで再現できるパートワークシリーズを、2022年12月より展開しています。取材元となった58年増加試作型は、60台製作され社内で10台が使用され、50台が販売されました。以後の量産車と比べて車体アウトラインが角ばっているのが特徴です。専用のディスプレイベース側面には、イグニッションやペダル、メーターを模した各種ライトや音声ギミックのスイッチが並びますが、そこには増加試作型の型番であるK111の型式を記入した車体ラベルも貼られています。
左右のドアや前後のフードは実車同様に展開し、引き戸式のドアウインドウのスライドも再現されます。
後部座席への乗降用のフロントシートの可倒も再現。また、社内のステアリングに連動して、前輪は左右に動きます。
冊子はスバル360を核として、その他のスバル車や国産メーカー各社のライバル社なども含めた軽・小型車の発展史を振り返る内容となっています。
古書店三月兎之杜では、アシェットの買取をお待ちしております。
途中までや欠号あり、キットも組み立て済や組み立て途中などでも大歓迎です。大量の場合は出張買取にも対応しております、まずはご連絡を!