今回は懐かしい『週刊少年マガジン』を、44冊も宅配買取にてお譲りいただきました。
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さて、お譲りいただいた『週刊少年マガジン』は1973年のものです。当時の人気漫画が多く連載され、マガジンの黄金期とも言われています。今も名が知れ渡る名作の多い年で、現在の連載漫画の礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。
1973年の当時連載されていた作品をいくつか紹介していきます。
ロボット刑事
今ではありふれた設定かもしれませんが、当時は『刑事+ロボット』という要素を加えて新たなSFジャンルを確立させたヒーローマンガです。服装もいかにも昭和の刑事という感じで、帽子がより人間味ある雰囲気を際立たせています。
ロボコップも影響を受けたといわれていて、この設定が後に様々な作品に影響を与えたのですからすごい作品ですね。
デビルマン
デビルマンはアニメと漫画で設定に大きな違いがあることから大きな話題になりました。アニメでは、より児童受けするようにヒーローという設定になっています。一方漫画では、明確にデビルであるという設定になっています。アニメを見てから漫画を読んだほとんどの人が衝撃を受ける内容になっていて、その衝撃的なストーリー展開によってSF作品としても高い評価を受けました。
今では原作とアニメでストーリーが違うと批判されがちですが、当時は受け入れられやすいのも時代を感じます。
あしたのジョー
「あしたのジョー」「がんばれ元気」そして現代のヒット作、「はじめの一歩」この3作品は若者に大きな影響を与え、漫画の影響でボクシングを始めた人も多いです。
そしてこの作品は、ボクシング作品の提供先を模索中だった原作者と、週刊少年マガジンの編集部が両者を引き合わせて、共作合意したのが始まりとなっています。
パンチドランカーと戦いながらボクシングに身を捧げるジョーは、到底考えられないようなボクシングの情熱を感じられます。ラストシーンは作品を知らない人でも見た覚えが多いのも名作の証ですね。
バイオレンスジャック
「週刊少年マガジン」では、1973年7月22日号から1974年9月30日号まで掲載されていました。関東地獄地震と呼ばれる巨大地震によって壊滅し、無法地帯となった関東を、暴力で支配しようとするスラムキングと、それを阻むバイオレンスジャックを中心とする死闘、そして絶望的な状況下でたくましく生きる民衆を描いた作品になります。
終末期の世界観を描いた作品で、ロボット刑事と同様に多くの作品に影響を与えたマンガです。永井豪とダイナミックプロの作品は印象深いものが多いです。
うしろの百太郎
『週刊少年マガジン』において、1973年から1976年まで連載されました。また、1975年から『月刊少年マガジン』にも並行して連載され、1997年にはテレビ東京でテレビドラマ化などもされました。心霊現象をテーマにした恐怖漫画で、後一太郎が、主護霊の「うしろの百太郎」に導かれながら、様々な心霊体験をするという内容です。
今よりも心霊現象を科学的に説明できないからこそ、心より楽しめる怪奇モノであったとも言えます。つのだじろう作品の中でも有名な作品であり、心霊現象を鮮明にイメージ化した作品として今見ても恐怖を感じられます。
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