新潮社より発行されました『カフカ全集』の全12巻揃をお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございました。
チェコ出身のドイツ語でいくつもの小説作品を残された作家で、『変身』『審判』『城』など有名な作品が多数あります。死後に発表された作品も多数あり、どの作品も実存主義の文学作品として取り上げられます。サルトルやカミュらの学者たちからも注目されることで、一層注目されることとなりました。そのような経緯で生前から死後に発表された作品全般が再評価されることとなり、カフカの作品は実存主義文学の先駆者として有名になりました。
救いがなく不条理に感じる作品が多いですが、100年以上経っても読み継がれている大作です。人を選ぶと言われますが、万人向けでもあると思っています。不条理をどう捉え、自身がどう向き合うかを考えさせられる作品になっていると思うからです。
大作と言われている作品からは学ぶことが多いです。なぜ昔の作品がここまで現代人に読まれているかが理解できると思います。
全集のご売却は<全集に力を入れている古書店>、古書店三月兎之杜へご相談下さい。