東洋出版より発行されました『高麗大蔵経』全45巻をお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございました。
佛教を厚く保護して、独自の文化を形成した高麗で印刷されたとされる大蔵経。高麗大蔵経の構成は仏典目録の『開元釈教録』を基にされていて、五部経を主軸とした構成になっています。
現在、出典元である海印寺に収められている高麗大蔵経は、3度目に刊行されているものであるとされています。モンゴル侵入、倭寇により消失されたとありその度に再度作られたとされるのですから、思想を残されようと後の発展に尽力されたのだと思い知らされますね。
この経典は大蔵経板殿の一面に収められていますが、45巻でまとめられたのはとても難しいと感じます。元の文化はとても大事ですが、わかりやすくまとめられることで継承を促している文化もまた大切だと感じます。
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