オリエント出版社から刊行された『 山田業広漢方原典集成』( 全7巻揃・解説付)を宅配買取でお売り頂きました。貴重なご本を有難うございました。
山田業広(ぎょうこう)は1808年(文化5年)~1881年(明治14年)の漢方医です。
明治時代に西洋医学を主体とした医師開業制度が始まり、これに抵抗し『温知社」を設立。その初代代表になりました(1879年)。当初はその運動面で知られておりましたが、最終的に世に知らしめたのは大塚敬節の力が大きかったと言われております。
そして膨大な著作を残したと言われておりますが、ほとんどが出版されず、散らばってしまったそうです。明治16年、森立之による墓碑の碑文には「先生の門人はおおよそ300名、著書は38部163巻・・・」と記されております。中でも『金匱要略』に対して精力を注ぎ、その成果である『金匱要略札記』の捜索を、かの大塚敬節は呼びかけました(北京の図書館に収蔵されていたそうです)。もちろんこの集成には収録されております。その意味でも貴重な集成であると思います。
古書店三月兎之杜では漢方・東洋医学書を買取しております。
詳しくは、古書店三月兎之杜の東洋医学書買取のページを是非ご覧ください。
担当者直通のフリーダイヤルはこちらです。何でもご相談下さい。
(フリーダイヤル:0120-996-504/10-20時/年中無休)
皆様からのご相談を心よりお待ちしております。