『銀翼遙か 中嶋飛行機五十年目の証言』( 群馬県太田市企画部広報広聴課編/1995年)を群馬県館林市の方よりお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございます。
太田市では水平対向エンジンの技術で、車業界の中でも抜きん出ているスバルが有名ですね。そのスバルの前身は中島飛行機であり、現在のスバルでも中島飛行機の頃から受け継がれているものが多数ございます。
その一つとしてものつくりの姿勢が挙げられます。第二次世界大戦の影響で中島飛行機場はほとんどが焼失してしまいましたが、ものつくりの姿勢に関しては現在も失われずに脈々と受け継がれています。その原点になる中島飛行機の歴史や実際に携わっていた方からの証言が多く、史実に基づいた新たな歴史資料ではないでしょうか。
単純に歴史の教科書をなぞるのではなく、立ち会った人の貴重な証言や資料をもとに事実を確認することは、世の中の判断基準を育てるうえで重要だと思っております。こうして貴重な文献を引き継ぎ次の方へ繋げられることは、ものつくりの分野とは違いますが中島飛行機のように当店も注力したい所存です。
当店では歴史書から乗り物の専門書など、幅広く買取を行っております。