買取事例『ミシェル・フーコー 思考集成』

M.フーコー思考集成

ミシェル・フーコー 思考集成』(筑摩書房)全10巻揃を宅配買取にてお売り頂きました。どうも有難うございました。

M.フーコーに関する現代思想、評論は多くのご依頼をいただくのですが、「思考集成」が全揃いで入荷するのはかなり久しいです。しかもすべて帯付きで状態も良く、とても嬉しく思います。

フーコーといえば『狂気の歴史』や『言葉と物』(共に新潮社)といった著作が有名ですね。私も全評論を読んではいないのですが、その2冊だけは図書館通いをしていた際に難しそうと思いながらも、ほんの興味本位で読んでみたことがあります。きっと現代思想や哲学を専門としていない方でもタイトルを見たことが有るという方は多いかと思います。

さて、フーコーの著作は簡単ではありません。難しかったのでその2冊でお腹いっぱいで、他の著作は読んだことがありませんでした。今回買取させていただき、検品がてら、ほんの触り程度だけ読んでみましたが、やっぱりスラスラは読み進められないので、今度図書館に行った時にフーコーの著作を借りて読んでみようと思います。完全に理解しきれるかはさておき。

ちなみに個人的なお話になってしまいますが、自分に合う哲学書に出会った時ってなんだか世界が広がる感じがして、ほんの少し心に余裕が持てるようになるので、理解しきれるかはさておき定期的に読むようにはしています。思考が疲弊することがほとんどですが、ちょこちょこ開拓してみるのも楽しいです。

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監修はフーコーについて国内に広く伝えた2名、仏文学者の蓮實重彥(はすみ しげひこ)氏と渡邊守章(わたなべ もりあき)氏です。あの吉本隆明氏が『言葉と物』を非常に高く評価をし、実際にフーコーと対談をしたときの(『世界認識の方法』中公文庫として刊行)通訳が蓮實重彦でした。

見解は人それぞれかと思いますが、フーコー著書自体が頭の中をそのまま書にしたような自伝的な作品であるが故に非常に難解といった印象で、お二方の著作も非常に難解なので、いやはや私がすらすら読めるはずもなかったのです。

他のフーコーに関する本を読んで前準備というか理解を広めて、またいつか挑みたいと思います。


古書店三月兎之杜では、今回の『思想集成』をはじめとしたフーコーに関する哲学、思想書を積極的に高価買取させて頂いております。
コレージュ・ド・フランスでの伝説の講義記録『講義集成』全13巻(筑摩書房)も高価買取しております。
『思想集成』『講義集成』はどちらも1冊から買取可能ですのでお気軽にご相談ください。

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