買取情報|「風流豆本」を全13冊お譲りいただきました。

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風流豆本より発刊された全13冊の豆本をお譲りいただきました。どうもありがとうございます。

詩人の岩佐東一郎氏が昭和30年に風流豆本を創刊し、13冊で休刊。その後再開されることなく、岩佐氏は昭和49年にこの世を去りました。小学校の音楽で習う「アマリリス」の作詞者で、風流豆本を知らない方でもピンと来る方は多いかと思います。

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たった13作品しかありませんが、充実した作品ばかりでどれをとっても深く読み込んでしまうものばかり。

特にリンゲルナッツ詩集のさっぱりとした爽やかな後味が個人的に好きなんです。通常の書籍でも5冊程度とあまり出版されていないため、とりあえず個人的に欲しいです。お値段以上、小ささ以上の読み応えがあることをお約束します。

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ミクロ文庫の事例紹介の際にも豆本を作るためには凸版や紙、インクなど通常の本の発行とはまた違う苦労があるチラっとお話しましたが、出来た後も家族総出でてんやわんやと大変だったという様子が月報で語られています。

小さく小さくなるべく内容を凝縮しなければならないのに、豆本ならではの製作裏話が書いてあったりとか、月報や後記がついている豆本って割とあるんですよね。こういうバックボーンが感じられる良い意味で人間臭い感じ、いいですよね。

普通の本でもついているのに、豆本についているとちょっと特別感があるのは、何故でしょうね。(自分の中でまだ解明されていません。)

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最後に豆本とは全然関係ないんですけど、和本を見るとなんとなくついそちらへ手が伸びてしまいます。和紙貼りなら尚のことそそられます。豆本だったらより一層。

職業病ですかね~とスタッフに言ったら、「私は花かんざしみたいな異装本が一番好きなので個人的な趣味だと思います」と返ってきました。うん、たしかに。

ちなみに私の主観で金額があがったりとかはございません。ちゃんとその時の市場相場や在庫状況を見てお値段をつけさせていただいております。・・・ちょっとテンションがあがるだけです。


古書店三月兎之杜ではマイクロブック・豆本を積極的に買取させて頂いております。

詳しくは古書店三月兎之杜の豆本買取のWEBサイトを是非ご覧ください。

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