2016年8月創刊のデアゴスティーニの『隔週刊 レ・グランディ・フェラーリ・コレクション』をお売り頂きました。どうも有難うございました。(全60号揃)
【追記:全60巻揃の買取価格:60,000円。最新の買取価格は⇒買取価格表をご覧下さい】
こちらののコレクションは、フェラーリの市販車モデルが毎号1つ付属する全60号のシリーズです。毎号付属のモデルは存在感のある1/24スケールのダイキャスト製で、その大きさとズシリとした重さが魅力的です。専用のネームプレート付きのケースが付属しますが、全60台をずらりと並べるために、12台収納の専用コレクションケースが別売りで用意されています。
毎号付属の小冊子も写真が美しくレイアウトされていますね。フェラーリの技術やデザイン、歴史とフェラーリと言えばレースについての記事などで構成されています。
ところで、フェラーリはイタリアのメーカーですので、車の名前にはイタリア語が使われています。聞きなじみのあるものもあれば、どういう意味?と思うものもあったので、調べてみました。
まず、人名に関するものです。第3号「2002 エンツォ フェラーリ」は、フェラーリの創業者の名前エンツォ・フェラーリです。このモデルは創業55年記念で2002年に発売されました。
そのエンツォ・フェラーリの息子ディーノの名前を付けたのが第17号「1969 ディーノ246 GT」です。息子ディーノは病気のため1956年に24歳で死去した為この名前を付けたという事です。
第26号の「2004 612 スカリエッティ」はフェラーリとの技術協力関係にあったたカロッツェリアのオーナー、セルジオ・スカリエッティにちなむものです。
人名以外では地名もあります。第18号の「1996 550 マラネロ」のマラネロはフェラーリの本社のある場所。第19号「1999 360モデナ」のモデナは、エミリア=ロマーニャ州の県名でマラネロはここに属します。第20号「2006 599 GTB フィオラノ」はフェラーリの本社のあるマラネロの隣町の地名です。ここにフェラーリのテストコースがあります。
他にはどのような名前があるのでしょう?
第4号「2012 F12 ベルリネッタ」の”BERLINETTA”はもともとはベルリンの馬車といった意味で「高性能の屋根付きクーペ」という意味で使われています。第5号「1984 テスタロッサ」の”TESTAROSSA”の”TESTA”は「頭」”ROSSA”は「赤」でエンジンカバーが赤く塗られていることからの名前という事です。
その他、第32号「1971 365 GTB4 コンペティツィオーネ」の”COMPETIZIONE”は英語の”COMPETITION”で「競技」。第34号「2016 ラ フェラーリ アペルタ」の”APERTA”は「開放」。第35号「2003 チャレンジ ストラダーレ」の”STRADALE”は「ストリート」。第38号「2008 FXX エヴォルツィオーネ」の”EVOLUZIONE”は英語の”EVOLUTION”で「進化」。第40号「1948 166 ミッレミリア」はイタリアを代表する公道レースの名前。第41号「1959 250 GT ベルリネッタ パッソ コルト」の”PASSO”は「ステップ」、”CORTO”は「短い」となり「ショート・ホイールベース高性能の屋根付きクーペ」という意味になりますね。第58号「2016 GTC4ルッソ」の”LUSSO”は「贅沢」という意味です。
その他第50号「フィオラノ ラボラトリオ ハイカーズ・2010」の”LABORATORIO”は英語の”LABORATORY”で「研究室」、”HY-KERS”はハイブリッドシステムの名称です。
こうやってフェラーリの車の名前の付け方を見てみると、実直というか名は体を表すといった感じで分かりやすいものが多いですね。変にイメージだけといったものがありません。すでにブランドとしてのフェラーリが強烈な個性を持っていますので、そういった事は必要ないという事でしょうか?
この『隔週刊 レ・グランディ・フェラーリ・コレクション』はあまり実車を見る機会のないフェラーリのモデルを手に取って眺める事のできる貴重なコレクションだと思います。全60号ずらりと並べると壮観です。
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