書道の先生より、柳原出版の『中国歴史博物館蔵法書大観』をお譲り頂きました。どうも有難うございました。
『中国歴史博物館蔵法書大観』は重要文物の収蔵と展示で名高い北京の「中国歴史博物館(現中国国家博物館)」の所蔵物が掲載された、上海教育出版社との合作による書物となります。内容は博物館の館蔵品32万点の中から書に関する選りすぐった書法と文字資料約2000点が掲載されており、そのほとんどが書物としてははじめて公開された資料でした。
シリーズ自体は1994年(平成6年)発行にされた第1期から3期まで、各期5巻の全15巻が刊行されました。
写真は殷朝の武丁の時代に牛骨に書かれた甲骨文で、完全な形で現存する物の中では最大の物となります。学術的にもとても貴重な文献資料です。掲載されている物は殷の時代の甲骨文や金文、清朝の墨跡など、どれも芸術的価値とともに歴史や文化的に重要な価値のある物ばかりですが、時代の中で変化していった中国書法の過程も垣間見えてとても興味深い内容ばかりです。
写真だけでなく、解説もついているので資料的な要素も高い内容になっています。
なお「中国歴史博物館」は2003年に「中国革命博物館」と合併して「中国国家博物館」に名称が変更されました。場所が北京市の天安門広場にある事もあり、観光名所としてもかなり有名な場所になります。展示されている内容はどれも、中国の歴史の教科書に出てくるような歴史的に貴重な物が常設展示されているそうです。
今回お譲り頂いた『中国歴史博物館蔵法書大観』のめくって見ていると、一度は現地に行って実際に見てみたいというそんな気持ちになってきます。
貴重な御本をお譲りいただきましてありがとうございました。
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