『全集 正宗白鳥全集 全30巻揃 福武書店 1983年発行 月報揃』を買い取りいたしました。お譲りくださってどうもありがとうございました。
正宗白鳥は明治から昭和の小説家です。幼時より病弱で死の恐怖からの救いを求める願望があり東京専門学校(早稲田大学の前身)入学までキリスト教講義所や岡山市の薇陽学院、内村鑑三の著書などで聖書を熱心に学んでいたそうです。
さて今回お譲りいただきました、『正宗白鳥全集 全30巻』の内容は1巻~16巻までは小説、17、18巻には戯曲、19巻~25巻には評論、26巻から29巻には随筆、30巻は雜纂が収録されております。
代表作の『何処へ』や、『入江のほとり』など何作か読んでみたのですが、作品のほとんどに彼の人生観と申しますか、”死”と、欲から出てくる”虚無感”を感じさせるものが多いという印象でした。彼は『何処へ』以降の作風から”ニヒリスト白鳥”と呼ばれていたそうですが、それもうなずける尖った作品が多かったですね。
ご興味がありましたらぜひ読んでみてくださいませ。
今回お譲りいただきましたように三月兎之杜では全集も買取させて頂いております。
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