買取事例『梅棹忠夫著作集』(中央公論社)

梅棹忠夫著作集

『梅棹忠夫著作集』(全23冊揃/中央公論社)をお譲りいただきました。どうも有難うございました。
梅棹忠夫は日本の文化人類学の先駆者で、梅棹文明学と称される独自の文明論を展開した人物になります。1994年には文化勲章も受章されておりますね。ちなみに文化人類学とは人間について、「文化」という概念を中心に、経験的な調査法(=おもにインタビューと参与観察)を動員して、〈他者〉と〈他者がおりなす社会〉を観察し、そのことを 具体的に考察する学問分野だそうです。
(引用元:http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/030718CAintro.html)

梅棹忠夫著作集
さて、梅棹氏は様々な国でフィールドワークをなさっていたそうです。そんな彼の本の内容の一部を紹介いたします。
まず第2巻は『モンゴル研究』というタイトルの通りモンゴルでのフィールドワークについて書かれていました。特に見ていただきたいのは『回想のモンゴル』で描かれている民具資料の繊細なスケッチ。飛んで第4巻の『中洋の国ぐに』では、梅棹氏がアフガニスタンの少数民族であるモゴール族を探すところから始まります。どんな展開になるのかドキドキしながら読ませていただきました。読んでいますとまるで自分が探検しているかのような気分にさせてくれるので、展開が予測できませんでした。全体的に梅棹氏の書かれる文章自体が簡潔で非常に読みやすい印象です。

お譲りいただきまして重ね重ねありがとうございました。


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