水墨画というとどんなものをイメージされますでしょうか。雪舟の描いた「秋冬山水図」などが思い浮かぶかと思います。
水墨画には禅宗の影響があります。人物画で達磨大師を描いた「達磨図」などが有名です。その後、山水画から山水画の余白に漢詩や和歌などの画賛を加えたものなども描かれるようになります。
この『水墨美術大系』は日本でも評価の高い中国の画家、馬遠、夏珪、牧谿、玉澗、梁楷などから始まり、日本の雪舟、狩野元信、狩野永徳、長谷川等伯などを紹介しています。
その他、与謝蕪村、琳派の本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、近年大人気の伊藤若冲など水墨画というイメージのあまりない画家も含まれています。 伊藤若冲はリアルなカラフルな鶏の絵などで目をひきますが、「蝦蟇河豚相撲図」という水墨画があります。ガマガエルとフグが相撲をとっているというたいへん面白い作品です。こういったゆるい感じの絵を見ると「水墨画」って難しいと思っていたものが急に身近に感じられるのではないでしょうか。
大判サイズの書籍ですので掲載されている図版も大きなものです。 美術館などでの実物の鑑賞には及ばないかもしれませんが、じっくりと時間をかけて鑑賞するのには、このサイズの書籍は最適かもしれません。
あまり勉強するというつもりで読むというよりも、ちょっと漫画チックなものを探して眺めるというのもいいのではないでしょうか。
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