『歴代名人打碁大系』(誠文堂新光社/全巻揃/限定1000部)をお譲りいただきました。有難うございました。
現在でも毎日新聞社主催で開催される囲碁の棋戦、本因坊戦の由来ともなっている歴代本因坊の中から丈和、秀和、秀策、秀甫の打碁集が納められています。本因坊歴史は古く、開祖まで遡れば戦国時代まで行きます。江戸時代には常に囲碁四家元、将棋方三家の中でもトップクラスの実力を誇示し続ける名家でした。現在では実力制での襲名となっています。NHKで放映していると、対局をつい見てしまいます。
一時期は『ヒカルの碁』のブームで一気に流行ったり、最近も若くて強い名人が出てきたり、AIとの対局が話題になったりと何かとホットな囲碁。将棋に比べるとルールが複雑に見えてしまうかも知れません。でも実際はそのような事は無く、「陣取りゲーム」という事を頭に入れておけばすんなり出来るようになると思います。
さてそんな囲碁、他の将棋やチェスなどもそうですが、過去の対局を参照出来る所謂「棋譜」がとても大事になります。これを基に対局を再現することで対局の振り返りができたり、上手い人のを再現してみてどこで何を考えて指しているのかを知ることが出来ますので、上達の近道となる訳です。この『歴代名人打碁大系』には歴戦の棋士の対局が数多く納められているわけですから、それはもう貴重で重要な教科書になる訳です。
無論、稀代の名人の打碁集を読んで真似たからといって突然格段に上手くなる訳ではないですが、眺めていると非常に綺麗な手筋で、自分でも真似すれば勝てるようになるのでは、と錯覚してしまいます。こんな綺麗な対局の記録が膨大に載っていると、それは皆喉から手が出るほど欲しい・・・と納得します。ずっと読んでいられます。
和綴じの作りも風流ですし、囲碁の持っている雰囲気にぴったりです。やはり囲碁とか将棋の書籍は製本が大変ですが和綴じにして欲しいな、と思いますね。
大変貴重な『歴代名人打碁大系』をお譲りいただいて本当に有難うございました。
読んでいると、またどこかで対局したくなってきますね。
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