茶碗 全5巻揃 平凡社 をお売り頂きました。陶芸/陶磁器

こちらの、『高麗茶碗』(中央公論社)を宅配買い取りさせて頂きました。をご覧頂いたお客様より、
『茶碗 全5巻揃 平凡社』を、宅配買い取りにて、お売り頂きました。

茶碗 全5巻揃 平凡社

茶碗というと、今は当たり前のように、ご飯をよそう用のご飯茶碗を思い浮かべますが、元々は中国からお茶と一緒に、お茶を飲む為のお椀として入ってきた器を「茶碗」と言っていました。ですが、時代と共に「お茶を飲む茶碗」「物を入れる茶碗」などに分化されはじめ、ご飯を入れるのに丁度良い事から、お茶碗にご飯を入れる事が普及され、[ご飯は茶碗に入れるのもの]から[茶碗はご飯を入れるもの]に変化していきました。(逆にお茶を飲む器は「湯のみ茶碗」と言われています)

茶碗 第一巻

日本の茶道では、季節や趣向に応じて様々な茶碗が用いられています。お茶碗の形状は、碗形のものが多いですが、筒形や平形、半筒、輪形などがあります。また、形状から筒茶碗、平茶碗と呼ばれる茶碗もあり、飲み口が狭くお茶が冷めにくい筒茶碗は主に冬向きで、逆に飲み口が広く冷めやすい平茶碗は夏向きとして使われています。さらに、お茶に合わせて作られた煎茶碗、抹茶碗と呼ばれる茶碗もあります。

茶碗茶碗

中近世の日本では「茶碗」は「磁器」を指していました。室町時代の足利将軍に仕えた同朋衆によって書かれた君台観左右帳記には唐物茶道具を分類するにあたって「土之物」と「茶碗」とが区別されていますが、ここで言っている「茶碗」は青磁の碗を指しています。一方で、「土之物」には、磁器以外で現代でいうと「天目茶碗」の類が分類されていて、「天目茶碗」とは近代以降のもので、君台観左右帳記の書かれた時代には「天目」と称しています。

白天目

ちなみに、天目茶碗とは、 室町時代を中心に中国(宋)から日本へ輸入をされて日本の茶人の間で珍重された茶碗のことをいい、上記の写真は「白天目」です。白天目は、日本最古の白い焼き物で、尾州徳川家に伝わった上記の白天目茶碗と、加賀前田家に伝わった白天目茶碗はどちらも大名物で、重要文化財に指定されています。

油滴天目

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