この度はヴァン・ゴッホ全画集 全3巻(講談社)を宅配買い取りさせて頂きました。
フィンセント・ファン・ゴッホ
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
皆様はどちらの方がしっくりきますか?
こちらも以前ベートーヴェン全集をご紹介させて頂いた時と同じく”ベートーヴェン”と”ベートーベン”のように発音からの違いがあるという事だけですが、どちらの方が正しいのか、あえて言うとすればオランダの発音からきている”フィンセント・ファン・ゴッホ”の方が近いかと思います。
ファン・ゴッホの自画像はいくつもありますが、おそらくはどれかしらのものかは必ず見覚えがあるはずです。また、本来はファン・ゴッホのファンはミドルネームではないので、ゴッホと略するのは間違いなのですが、すっかりその呼び方で浸透してしまっていますね。
ファン・ゴッホにまつわる話というのも山ほどありますが、その真偽に至っては、余程の熱狂的なファンでもない限り、見極めには中々難しい所がございます。今回はその中からご紹介させて頂きますが、あくまでもこういった話も出回っているというくらいの認識で、あまり鵜呑みにせず読んで頂ければと思います。
それがこちら、お分かりの通り先程とは少し違うゴッホの自画像です。
どこが違うのか、耳に包帯をしていますよね。では何故包帯をしているのか。
それはファン・ゴッホが自分で耳を切り落としたからという話です。
どういう経緯でそうなったのかといいますと、ファン・ゴッホはフランスの画家であるポール・ゴーギャンと共同生活をしており、お互いを励みに切磋琢磨していたのですが、やがて互いの個性が合わずに、今まで良好であったその関係は崩れていきます。
そしてゴーギャンは町を出ることを決意し、去っていくのですが、そのゴーギャンの後を追いかけてカミソリで襲いかかろうとします。寸前で気付いたゴーギャンはファン・ゴッホの事を睨み、それにたじろんだファン・ゴッホは、そのまま家に引き返し、自分で耳を切り落としたというのです。
ただ、耳を切り落としたという理由は他にもあって、ファン・ゴッホの描いた自画像をゴーギャンに耳が変と言われたので、その場で耳を切り落とした等とも言われています。
その他の逸話では、ファン・ゴッホは生涯の内に1枚しか絵を売っていない、ファン・ゴッホが愛した禁断のお酒等、嘘か本当か難しい話もありますので、気になられた方は調べてみても面白いかと思いますよ。
美術の全集に関しましては、ネットが普及されてしまった事もあり、悲しい事に今では買い取りさせて頂くことが難しくなってしまった画集もございますが、その中でもまだまだお値段をお付けすることが出来るご本も数多くございます。古い本だけど捨てるのは忍びないという、ご本を大切にされていた皆様のお気持ちも重々承知しておりますので、まずはご相談からでもお気軽にお問合わせくださいませ。
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