デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R トップ画像
(※画像は公式サイトより)

1990年、衝撃的なデビューを果たしたホンダによる国産スーパーカー『NSX(初代)』。

市販量産車では世界初となるオールアルミ・モノコックボディを採用。レーシングカーを思わせるミッドシップレイアウトなど、従来の国産車とは全く異なるコンセプトでした。

デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R タイプRマーク

1992年、発売から2年を経たNSXは「タイプR」を追加します。

エンジン内部など各部を調整、一部素材変更による低重心化、サスペンションもサーキット向けのセッティングとした一方で、遮音材や快適装備は削減。徹底して走りにこだわりながらも、トータルで120kgもの軽量化を実現します。

NSX-R以降、ホンダ車における「タイプR」は、レースベースとなるポテンシャルを持ったグレードとして定着していきました。

デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R 側面

デアゴスティーニでは、この『NSX-R』ことタイプRを分冊百科化。

2023年11月より創刊されて現在も展開中です。毎号付属するパーツを集めるビルドタイプで、全110号を集めると1/8スケール全長約55.4cm、ギミック満載のNSX-Rが完成します。

ボディやボンネットなど各部の可動はもちろん、付属リモコンによってリトラクタブルライトの展開や発光、各種灯火類の発光、エンジン音が再現されます。

デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R エンジンルーム
デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R フロントトランク
デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R サイドシルガード

マガジンは当時の開発担当者などへのインタビューを収録し、シャシー、エンジン、デザインなどの開発過程を紹介。

そのほか国内外のレースでの戦歴やNSXにまつわる各種エピソードを紹介しています。

エピソードの中にはNSXから始まった「タイプR」の系譜の記事も。現代の「タイプR」乗りには見逃せないかもしれませんね。

デアゴスティーニ 週刊 Honda NSX-R 冊子

古書店三月兎之杜では『週刊 Honda NSX-R』の買取をお待ちしております。

記事執筆時(2025年3月)はまだ69号と折り返し地点を少し過ぎたあたりですので、もちろん全巻揃いでなくとも欠号ありでも大歓迎です。

実はこうした分冊百科は中盤以降は公式サイトのバックナンバーが充実しており、書店で見かける序盤の号の方が後からだと手に入りにくくなるんです。

もちろんNSX-R以外の分冊百科も買取をしております!まずはお手元の号数を確認して、お気軽にご連絡ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

なかよし セーラームーン新連載号

ゴメンね、素直じゃなくて~♪、ということで、1992年、マンガ連載開始とほぼ同時にテレビアニメもスタート、瞬く間に老若男女を問わず人気作となり90年代を代表する作品の一つといえる竹内直子・作『美少女戦士セーラームーン』。

その記念すべき連載第1作を収録した『なかよし』92年2月号をお譲りいただきました、ありがとうございます。

『美少女戦士セーラームーン』は、1991年夏に『なかよし』の姉妹誌『るんるん』に掲載された『コードネームはセーラーV』を原案として、東映と講談社のメディアミックス企画としてスタートしました。

『るんるん』より対象読者の年齢が高い『なかよし』連載のコミック版では、ラブロマンス面を強調。一方のテレビアニメ版ではヒーローもののアクション要素が強めとなっています。

セーラーVが目元を覆うマスクをしていた影響で、表紙やトビラページをごらんいただくとわかりますが、当初のセーラームーンもマスクをしたデザインで描かれています。

なかよし セーラームーン新連載 トビラ

共に話数が進むにつれ、新たなセーラー戦士が参戦。特に原型である『コードネームはセーラーV』に登場していたセーラーヴィーナスが合流するにあたって、セーラー戦士たちの前世の秘密が明らかとなります。

この時期『僕の地球を守って』などで多くの支持を得ていた転生ものの要素を採り入れ、SFファンタジー、伝奇もの、アクション、様々な要素が融合。

さらに記憶を失っていたセーラー戦士たち、そして敵幹部たちまでもが本当に守るべき存在とは?など、ミステリー仕立てのストーリー展開で非常に完成度の高い物語となりました。

テレビアニメも人気を博しマンガ、アニメともおよそ5年間にもわたるロングシリーズとなりました。その人気とインパクトは、1992年からしばらくの間、マンガ・アニメともに名乗りシーンの「月に代わっておしおきよ」のオマージュというか今でいう「擦った」シーンが数多く描かれています。

当時はインターネットもなかったですし、私もそんなアンテナが高い方ではなかったので、むしろ他作品のパロディシーンから逆探知するかたちで本作を知りました。

連載(放送)終了後もその人気は衰えず、ミュージカル版や実写シリーズなども製作されました。

2013年からは20周年を記念する様々な企画を展開。大人向けのコスメや玩具などが多数リリースされています。

2016年には六本木ヒルズ・スカイギャラリーで原画展を開催。同年10月に講談社から発売された『美少女戦士セーラームーン20周年記念BOOK』には、10年代に入ってからリリースされたグッズだけでも2000点を越える商品が収録されていました。

なかよし セーラームーン新連載号 背表紙   

古書店三月兎之杜では昭和や平成初期のコミック雑誌の買取をお待ちしております。年単位で揃っている場合は大歓迎ですし、欠号ありや単体でも『セーラームーン』をはじめ人気作品の第1回が掲載された号は特に高価格の査定となる場合があります、まずはご連絡ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

哲学・思想事典 トップ画像

古書店三月兎之杜で哲学書を重点的に買取しております。 今回のご紹介は、廣松渉などが編集人となり、1998年に岩波書店から発行された『哲学・思想事典』です。

往々にして哲学・思想の界隈では、個々の思想や論述だけを切り取るのではなく、それらが生まれた経緯、師弟関係や交友関係など、系統立てる必要に迫られることがあります。

例えば精神分析学ではその祖たるフロイトから分派してユングやクラインなど多数の学派に分かれました。

哲学・思想事典 背表紙

哲学の分野においても、例えば近代ヨーロッパの哲学思想はイギリス経験論と大陸合理主義に大別されていた時代がありました。いずれも古代ギリシアのイオニア学派にはじまる自然哲学などにまで遡ることができますが、大陸合理主義は11世紀に確立したスコラ学をルーツとしています。

しかし13世紀のオックスフォード学派はスコラ学を批判して経験を重視。合理主義における演繹法に対して経験論では帰納法といったかたちで対立しつつも発展を続けていました。

さらに、合理主義がその前提や形式を批判的に扱う懐疑主義が登場するなどして、最終的に両者はカントの批判哲学によって総合されていきます。

カントの『純粋理性批判』への反動としてカントに対して批判的なドイツ観念論が台頭します。その主な論者はフィヒテ、シェリング、ヘーゲルといった人物で、主にカントの批判哲学的考察を「克服」あるいは「後退」させるかたちで発展していきます。

最も影響を与えたヘーゲルは「ヘーゲル学派」とも呼べる勢力となります。しかしヘーゲルの死後、その学派は細々と分裂していきました。そこで「カントに帰れ」という新カント派が現れます。

哲学・思想事典  ケース正面

この様に中世から近代の西洋哲学の一部の流れをかいつまんでみても、それぞれ影響を受けた人物、学派を把握していく必要があります。

ましてや中国哲学、インド哲学などもまとめなければなりません。今回買取強化アイテムである『哲学・思想事典』は、こうした古今東西の哲学・思想および関連分野の事項・人名・署名を収めた基本事典となります。

分類においては思想潮流や意味内容の変化、展開の全体像を俯瞰できることを目標として項目を厳選。およそ4100にもおよぶ項目を800人の専門研究者が執筆しています。

わたくし実は90年代頭に文学部哲学科(西洋哲学)に通っていたのですが、あの時代にこの事典があれば、もうちょっと成績が上がったかもしれません……。

哲学・思想事典 奥付

古書店三月兎之杜では哲学・思想関連書籍の買取をお待ちしております! 『哲学・思想事典』は一冊で全体を俯瞰しますが、もちろんここの思想家の著作、全集なども大歓迎です。まずはご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

田中ビネー トップ画像

現在古書店三月兎之杜では、心理学、精神分析学に関する書籍、刊行物の買取を強化しております。今回ご紹介するのは、知能指数の計測などに使われる「田中ビネー知能検査」に関する書籍です。

「田中ビネー知能検査」は、19世紀フランスの心理学者「アルフレッド・ビネー」が開発した知能検査法が基礎になっています。

ビネーは心理学的な立場から「フェティシズム」という言葉を使うことを提唱した人物でもあります。1905年に弟子であるテオドール・シモンとともに知能検査の手法「ビネー・シモン知能尺度」を発表しました。

当時のヨーロッパ諸国においては、初等教育制度の確立や義務教育がスタートしていました。しかしその過程において、学校の教育についていけない子供たちの存在が浮かび上がります。

そうした子供たちを特別なクラスで適切な教育を行うべきだという考え方が生まれますが、その際にどういった子供を特別なクラスへ編入させるべきかの基準がありませんでした。

ビネーとシモンの提唱した知能測定尺度はそうした子供たちの知能を図る尺度として提唱されたものとなります。1905年版の発表後も1908年版、1911年版とアップデートを重ねています。

同検査法は当時欧米諸国の政策や制度を積極的に採り入れていた日本にも導入されました。

最初に紹介したのは1908年、医学者の三宅鉱一です。その後何人かの医学者により日本に最適化されていきます。そして1930年代、心理学者の田中寛一は台湾や朝鮮などの東アジア地域や欧米書庫工の子供たちについての調査を進めるにあたり、言語の影響を受けない図形や数字だけを用いた集団式知能検査を作成します。

1936年に「田中B式知能検査」を発表し、以後時代に即した改訂を繰り返し行われていきました。

改訂は田中が他界した後も継続され、数度の改訂を経た2005年版「田中ビネー知能検査V」からは、14歳以上の被験者には精神年齢を算出せず、偏差値知能指数だけを求めるようになります。これはベースとなったビネー式の発表から100年を経て、大きく変わった部分といえるでしょう。2024年には最新版となる「田中ビネー知能検査VI」も発表されています。

古書店三月兎之杜では「田中ビネー知能検査V」理論/実施/採点マニュアルなどの買取をお待ちしております。また、田中教育研究所および田研出版による各種刊行物、関連書籍、教材などもあわせてお譲りください。まずはご連絡を!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

『メラニー・クライン著作集』(誠信書房)トップ画像

ただいま三月兎之杜では、心理学・精神分析学の専門書の買取を強化しております
先月ご紹介しましたアンナ・フロイトは、19世紀に精神分析学の創始者となったジークムント・フロイトの娘でした。学会や訓練所など父の仕事や研究を引き継ぐと同時に、アンナ自身も児童分析学を開拓しています。

その一方でややもすると性的要因に偏りがちだったジークムントの学説は、弟子たちとの対立や離反をも招きます。そうした中で最も有名な弟子はカール・グスタフ・ユングでしょうか。

コクサイ精神分析学会設立時にはユングを会長に据えるほどの信頼を寄せていましたが、無意識についての見解の違いなどから訣別してしまいます。

しかし後にナチスが政権を把握してからは、ユダヤ人であるフロイトを保護すべく奔走したのもユングでした。

今回とりあげるメラニー・クラインは、幼い子供たちに対して伝統的な精神分析を使用した最初の人物です。子供たちがおもちゃで遊ぶのを観察した後、遊びの具体的な意味を解釈しようとしています。

メラニーはもともとはフロイトのアイデアを忠実に支持していた一人ですが、その根本的な前提には疑問を感じ続けていました。児童精神分析学に関しては両親の参加をめぐって、アンナ・フロイトと激しい論争を繰り広げています。その論争は児童先進医学を複数の流派に分裂させる要因となりました。

精神分析学はこうした過程を経て、20世紀にはいるとユング学派、クライン学派ほか、多くの学派が起こっていきます。ただしこうした事象は、「新しい学問」にはつきものであり、精神分析学も例外ではなかったといえるのかもしれません。

古書店三月兎之杜ではメラニー・クラインの各種著作の買取をお待ちしております。トップに画像を掲載しました誠信書房の『メラニー・クライン著作集』ほか、『クライン学派用語事典』や、クラインの生涯や彼女精神分析における貢献などをわかりやすく解説した『メラニー・クライン』(いずれも同じく誠信書房)などの著作、そしてアンナ・フロイトやジークムント・フロイト、ユング、ラカンやドゥルーズなどの著作・全集なども大歓迎です。まずはご連絡ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション
(※当ページの画像は公式サイトより引用)

先日ご紹介しました『キャプテンハーロック:アルカディア号 ダイキャストギミックモデルをつくる』に続き、古書店三月兎之杜で買取強化中のパートワーク(分冊百科)アイテムについてのお知らせです。

『アルカディア号』が各号のパーツを集めて大型モデルを作り上げるビルドアップタイプなのに対して、『国産名車プレミアムコレクション』は、各号付属のミニカーを集める、コレクションタイプとでも呼べるシリーズです。

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション  告知

アシェットの『国産名車プレミアムコレクション』(1/43スケール )は2021年12月創刊。毎号に1/43ダイキャストミニカーと、その車両および国産車の歴史を記した冊子とのセットで販売されます。隔週刊ペースで現在(記事執筆時2025年2月)90号近く刊行され、最終的には全120号予定となっています。

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 冊子

ただしコレクションタイプは人気を受けて延長されるケースも多く、例えば2006年にリリースされた同じ1/43の『国産名車コレクション』は、当初60号の予定が延長に延長を重ねて2018年まで継続され、トータルで320号のラインナップとなりました。

現在展開中の『スペシャルスケール1/24 国産名車コレクション』も、現在220号までリリース予定が発表されています。この1/43版『国産名車プレミアムコレクション』も今後が楽しみですね。

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション  01
01号:ニッサンスカイライン2000GT-R 1973
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 02
02号:ホンダNSX 1990
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 3
03号:マツダコスモスポーツ1968
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 4
04号:トヨタセリカLB 2000GT

本シリーズは「プレミアム」の名の通り、320号続いた『国産名車コレクション』をさらに精緻にハイエンドモデルとしてグレードアップした内容となっています。

もちろんその背景には00年代~10年代とは異なる製造コストの上昇などの事情もありますが、コレクタブルなサイズと精密造形を両立できる1/43の魅力と人気に応えたものといえるでしょう。

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 特典1
定期購読特典1
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション 特典2
定期購読特典2

毎号のラインナップに加え、定期購入特典も「日産スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト1972」や「トヨタ2000GT ボンドカー1966」をラインナップ。スペシャリティな塗装や専用オープンボディへの改装など、手のこんだ仕様となっておりました。後に増刊号としてもリリースされました。

アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション バインダー
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション ディスプレイケース
アシェット 1/43スケール 国産名車プレミアムコレクション ディスプレイケース2

古書店三月兎之杜ではアシェット『国産名車プレミアムコレクション』の買取をお待ちしております。コレクションタイプですので全号揃いでなくとも、欠号ありやピンポイントでの買取大歓迎です。

例えば全号の中からお気に入り中のお気に入りを手元に残して、ほかの号は整理するなどすれば、新たなコレクションの準備もできます。

さらに特製ディスプレイケースや専用バインダーなど、周辺アイテムもあわせて買取させていただきます。高額買取、大量買取にはご自宅までうかがう出張買取も対応しております。
詳しくは古書店三月兎之杜のアシェット買取のWEBサイトもぜひご覧ください。


LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

アシェット アルカディア号 トップ画像
(本ページの画像は公式サイトより引用しました)

毎週または隔週などでリリースされる冊子と、その付録をコレクションするパートワーク(分冊百科)アイテム。付録のDVDやミニカーをコレクションしていくケースもあれば、付属パーツを組み立てて最終的に市販品では実現できない大型モデルを完成させるタイプもあります。毎号集まることも楽しみのひとつです。

アシェット アルカディア号 創刊号イメージ

古書店三月兎之杜ではこうした分冊百科シリーズの買取に力を入れております。今回買取を強化しておりますのは、アシェットの「キャプテンハーロック:アルカディア号 ダイキャストギミックモデルをつくる」!

アシェット アルカディア号 側面

松本零士作品に登場するアルカディア号は、その名の通り理想郷を求めるハーロックと仲間たちが乗る宇宙海賊船です。

テレビアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』(1978)登場時は鋭角な艦首を持つ紺色の船体でしたが、劇場版『銀河鉄道999』(1979)に登場するにあたりデザインが変更され、先端部に巨大な髑髏を持つ緑の船体となりました。

当時の子供としては髑髏はあまりかっこよくは見えず、緑も地味な印象があったので旧デザインのほうがいいなあと思っていたのですが、大人になるとケレン味あふれる髑髏版のほうが魅力ですね。

デザインの違いについては後に別の艦などの理由付けがなされていますが作品・時期によって変わるのでまさに「諸説あります」状態です。

アシェットのアルカディア号模型のデザインと開発は、過去にバンダイで様々な玩具開発に携わっていた野中剛が担当。バンダイで80年代~90年代のガンダムや戦隊、ウルトラマン、メタルヒーロー、仮面ライダー、超合金魂など、子供向けからハイエイジ向けの様々な玩具開発を手掛けた実績の持ち主。

2014年に退社しフリーの玩具プランナーとして活躍中しており、今回のアルカディア号も氏の企画・総合プロデュースアイテムとなります。

アシェット アルカディア号 コントローラー

操舵輪を操るハーロックを象った専用コントローラーが付属。内蔵された各種スイッチによって速射砲の展開や主砲の旋回、衝角展開ほかの操作が可能。さらにそうしたアクションをフルオートで行うデモモードも実装しており、完成の暁には飽きることなく楽しめるアルカディア号となるでしょう。

アシェット アルカディア号 速射砲
アシェット アルカディア号 主砲
アシェット アルカディア号 艦橋

また、定期購読申込みによって、キーホルダーや同スケールの999号、プレミアム定期購読申込みでコスモドラグーンが入手できます。

アシェット アルカディア号 999号
アシェット アルカディア号 コスモドラグーン

シリーズの創刊は2023年8月、全125号(予定)で現在(記事執筆時2025年2月)も継続中です。 1/400スケール・全長1m!のアルカディア号が完成します。単なるディスプレイモデルではなく、発光、音声、そして可動ギミックを完全新規で盛り込まれました。

古書店三月兎之杜ではアシェット『キャプテンハーロック:アルカディア号 ダイキャストギミックモデルをつくる』の買取をお待ちしております。
詳しくは「アシェット買取のWEBサイト」を御覧ください。

現行シリーズですので当然シリーズ途中までで大丈夫です。少し遅れて「やっぱりほしい!」と後からお求めになる方も少なくなく、前半の号を探している人も多くいらっしゃいます。また、アルカディア号以外にも分冊百科シリーズをお持ちでしたら是非とも買取をさせてください。

大量買取や高額買取にはご自宅までうかがう出張買取も対応しております。まずはご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

『松下幸之助発言集』を買取いたしましたので、ご紹介いたします。

『松下幸之助発言集』は、「松下電気器具製作所」(現:パナソニックホールディングス)を築いた松下幸之助の言葉や講演、インタビューをまとめた全集です。

彼の経営哲学や人生観、リーダーシップ論など、現代でも色あせないメッセージが詰まっています。以下ではその一端を紹介しましょう。

「素直な心」の重要性

松下が説いたのは、「素直な心」を持つことの大切さです。この「素直な心」は、組織運営や人材育成においても重要なキーワードとなっています。それは一言で言うと「偏見なく受け入れる心」です。

関連著作:『素直な心になるために』

9歳から下働きに出されていた松下は、さまざまな立場の人の感情に配慮することをいつも大切にしていました。その経験が、立場の違う人々とも良好な関係を築くように彼を鍛えたのでしょう。実際、戦後の財閥解体を乗り越えたのも、労組や小売店との関係を回復できたのも、彼が「素直な心」で他人に接してきたからだといえそうです。

慣習にとらわれない合理性

また、慣習にとらわれない合理性が松下の特徴的なところでもありました。彼の合理的な考え方がわかるエピソードを紹介します。

事業拡大を続ける松下電器製作所は、1932年頃に本社工場の移転地として広大な土地のあった北河内郡門真村(現:門真市)を選びましたが、これは異例のことでした。当時は大阪から見て北東にあたる地域は「鬼門」であり縁起が悪いため、開発が避けられていたからです。しかし松下は、東北に細長く延びる日本地図を指して「日本列島はほとんどが鬼門だ」と述べて移転を断行したのでした。

『松下幸之助発言集』には、彼が生きた94年間の豊富なエピソードが詰まっています。経営者だけではなく、すべての働く人や、大きな志をもつ学生にも感銘を与える書籍だと言えるでしょう。


古書店三月兎之杜では、ビジネス書の買取をお待ちしております。
またビジネス書の他、自己啓発教材もあわせて買取いたします。さらには実用書や雑誌類の買取も積極的に行っております。

「自分の持っている本も買い取ってもらえるのだろうか」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門知識を持つスタッフが、丁寧に査定し対応させていただきます。

投稿者:usagi

『板橋集』全4冊揃い 鄭燮 トップ画像

清代に異彩を放った書家・画家、鄭燮(鄭板橋)の『板橋集』をお譲りいただきました、ありがとうございます! 1693年に清の国に生まれた鄭燮は詩・書・画に秀でた才能を持ち「三絶」と呼ばれておりました。字は「克柔」、「板橋(はんきょう)」は彼の号となります。

書風においては楷書の中に篆書、隷書を混じえた雑体のスタイル。隷書は2/3で残りは楷書といった配分で、自ら「六部半書」と名付けています。清代前期は明代からの流麗な行草書や董其昌の書風が主流でしたが、それらとは隔絶した奇抜な書法でした。

画においては蘭や竹を得意とし、画名も高いものでした。ただしこうしたマルチな才能は鄭燮に限ったことではなく、当時の画家は画法をもって書を書き、書法をもって画を描いていたとされています。こうした清朝乾隆期頃に現れた文人画家たちは「揚州八怪」と呼ばれ、鄭燮もその一人です。

書についての論評を連ねた著作『論書』では、隷、楷、行書を混然一体化し、篆書までも取り入れた破体の書風で編まれています。内容は宋の四大家(蔡襄・蘇軾・黄庭堅・米芾)や趙孟頫について論ぜられています。(上海博物館蔵)

また、最晩年(1764)に行書で書かれた『懐素自叙帖幅』は、懐素の『自叙帖』の一節を5行で書いたもの。若い頃の異彩奇矯の書風はなりを潜め、鄭燮としては温健なものとなっています。東京国立博物館蔵。

『板橋集』全4冊揃い 鄭燮

このほか『板橋詩鈔』『板橋詞鈔』『板橋家書』『板橋題画』『板橋先生印冊』といった著作を残しており、『板橋集』はそうした中から六編を4冊にまとめあげたものとなります。

古書店三月兎之杜では書道に関する書籍等を買取しております。
やはり古いものであり書道の手本となることもあるため、多少の破損などは気にせずOKです。 もちろん美品や全巻揃い買取金額の対象となります! まずはお気軽にご連絡ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

アンナ・フロイト著作集

ただいま古書店三月兎之杜では、心理学・精神分析学に関する専門書の買取を強化しています。今回はフロイトの娘であり、父から精神分析学を継承、発展させたイギリスの精神分析家アンナ・フロイトの著作集についてお話します。

アンナ・フロイトについて語るには、やはりその父であるオーストリア出身の心理学者ジークムント・フロイトについてお話せずにはいられません。おそらく心理学、精神分析学に詳しくない方でもフロイトの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

フロイトは1856年ウィーン出身。19世紀末から20世紀末にかけての精神分析学の始祖といえる人物であり、彼が提唱した臨床メソッドによって精神医学は飛躍的に発展します。もともとは神経科の医師でしたが、パリ留学の際に催眠によるヒステリー治療を研究していたシャルコーのもとで学びます。ウィーンへ帰国後は催眠によるヒステリー治療を実践しつつ改良を加えていきました。最終的には催眠療法から離れ、患者がリラックスした状態で自由に話をさせる「自由連想法」によって、患者の無自覚な部分、無意識の領域を探っていく方法を生み出します。この手法は細かいやり方や解釈などは変遷していきますが、現在に至るまで精神分析に関する基本的なスタイルとなりました。

アンナ・フロイトは1895年に生まれ、父から精神分析を学びます。1922年に最初の論文を発表し、翌年から精神分析家としての実践を開始します。しかし父ジークムントが癌に冒されていることが明らかとなり、アンナは父に代わって精神分析学会の事務局長やウィーン精神分析訓練研究所の所長などを引き受けました。

しかし、第一次世界大戦後のウィーンはひどい困窮した状況で、アンナの姉をはじめとする何人かの身内やジークムントの弟子たちが次々と亡くなりました。さらにドイツで政権をとったナチスがオーストリアに侵攻すると、ユダヤ人であるフロイト一家にも迫害の手が迫ります。一家は多くの関係者の助力を得て1938年にイギリスに亡命。ジークムントは翌年に病気で世を去ります。一家が過ごしたロンドンの家はフロイト博物館となり、アンナ・フロイトの書斎も同館に残されています。

アンナ自身も父の研究を継承する以外に、戦争が子供に与える影響などについての調査や研究を発展させています。第二次世界大戦中、彼女たちと同様にナチスから逃れてキンダートランスポートによりイギリスに連れてこられた子供たちをケア。その過程において特に子供たちの防衛機制についての仕組みの解析を試みています。

アンナ・フロイトの著作は『自我と防衛』(誠信書房)などがありますが、そうした著作を全て集めたものが岩崎学術出版社の『アンナ・フロイト著作集』となります。たとえば先述の児童精神分析については「ハムステッドにおける研究(上)(下)」として著作集7~8巻に収められています。


古書店三月兎之杜では、心理学・精神医学に関する各種著作の買取をお待ちしております。
『アンナ・フロイト著作集』は全10巻揃いは大歓迎ですが、各巻ごとでも喜んで買取させていただきます。そのほか、同じ心理学・精神分析学に関する各種著作もあわせて買取いたします。
大量となる場合は地域によりご自宅までうかがう出張買取にも対応しております。まずはお気軽にご連絡ください!

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

トップ画像:ソール・ライターのすべて

ただいま古書店三月兎之杜では、美術・芸術・建築関連の書籍買取を強化しています。今回は、02世紀ニューヨーク派と呼ばれた写真家ソール・ライター関連書籍をお譲りいただきましたので、ご紹介します。

つい先日(記事執筆時2025年1月)まで、虎ノ門ヒルズにて開かれていた写真展が終了したばかりでもあるソール・ライターは1923年生まれ。22、3歳の頃アーティストを目指しニューヨークへと移りますが、当初は画家に関心を持ちました。しかしパウセット=ダートとユージン・スミスに写真を撮ることを勧められ写真家としての活動を開始。ロバート・フランクやダイアン・アーバスらとの交流を経て、「ニューヨーク派の写真家(New York school of photography)」と呼ばれる写真家たちの活動を形づくる存在となりました。

ただし画家をあきらめたわけではなく日記替わりに絵を描き続けており、2000点近い絵画作品も残されています。それらの絵画は、モノクロ写真からカラー写真への移行期に活躍した彼の思考の源泉とも考えられています。実際に彼はかなり早い時期(1940年代)からカラー写真を残しており、90年代になってそのフィルムがプリントされるようになり、彼の再評価につながりました。

1957年から80年代にかけてはニューヨークでファッションカメラマンとして活動。その写真は『Show』『ELLE』『英国版ヴォーグ』『Queen』『Nova』『Esquire』『Harper’s Bazaar』など多くの雑誌を飾ります。そしてその傍らストリート写真も撮り続け、マンハッタン・ダウンタウンの風景を収めていました。そして90年代以降、彼は商業写真の世界から退き世間から姿を消してしまいます。

しかし2006年、突如としてドイツのシュタイデル社から初の写真集『Early Color』を発表。実際には90年代にカラー写真のパイオニアとしてのライターを見出したマーギット・アーブが、アシスタントとして彼の作品を整理しまとめた結晶でした。すでにその時80歳を超えていたソール・ライターは再び注目を浴びるようになります。

2012年にはトーマス・リーチが長編ドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』を製作・監督。残念ながらソール・ライターは2013年に亡くなりますが、その死後も残された多くの作品を整理し、アーカイブ化する「スライド・プロジェクト」が動いており、彼の業績が明らかになるには十数年の歳月が必要とされています。

2017年には日本初の回顧展が開催され、多くの反響を呼びました。その展覧会にあわせて刊行されたのが、トップにもあります青幻舎の『All about Saul Leiter(ソール・ライターのすべて)』です。ライターの関連書籍としてはそのほかにも小学館発行の『永遠のソール・ライター』なども大歓迎です。

古書店三月兎之杜では、ソール・ライターをはじめ写真家・画家・建築家らの芸術関連書籍の買取をお待ちしております。詳しくはWEBサイトをご覧ください。
大量買取、高額買取の場合はご自宅までお伺いする出張買取も対応します。まずはご相談ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi

経営学の父と称されるP.F.ドラッカーの『ドラッカー名著集』10巻セットを買取いたしましたので、ご紹介いたします。

この名著集は、ドラッカーの主要な著作を全訳したものです。ビジネスマンや経営学を学ぶ学生はもちろん、自己啓発や組織論に関心のある方にも有益な著作が揃っています。

彼の思想は会社経営だけでなく、行政や政治機構も含んだ組織運営一般の考え方や、個人のもつ思想にも深く影響を与えています。

ドラッカーの思想と先進性

ドラッカーは自身を「社会生態学者」と称し、組織と個人、社会との関係性を深く探求していました。彼の著作は単なる管理術や経営手法に留まらず、人間社会の本質や未来への洞察を豊富に含んでいます。

例えば、今ではよく使われるようになった「民営化」という概念を初めて本格的に論じたのもドラッカーでした。彼は1969年に The Age of Discontinuity という著作の中で民営化について論じています。その文章は「断絶の時代」としてこの名著集の7巻にも収録されています。

ドラッカーの著作は決して古い経営の教科書ではなく、現代社会の潮流を予言した先進的な本だと言えるでしょう。

訳者について

この著作集の翻訳を手掛けたのは、ものつくり大学名誉教授・日本ドラッカー学会初代会長を務めた上田惇生(うえだ あつお)です。上田教授はドラッカーと直接の友人でもあり、まだドラッカーが生きていた2000年前後から彼の思想の翻訳紹介に努めてきました。

2010年には、教授はNHKクローズアップ現代でエッセイストの糸井重里とも対談し、小さなドラッカーブームといえる動きを国内で引き起こしました。彼の活躍によって、ドラッカーの思想が日本の読者にも親しみやすくなったといえます。


古書店三月兎之杜では、経営学の専門書・ビジネス書の買取をお待ちしております。
『ドラッカー著作集』は全巻揃いは大歓迎ですが、各巻ごとでもご相談ください。ビジネス書の他、社会学・心理学等の学術書もあわせて買取いたします。さらには実用書や雑誌類の買取も積極的に行っております。

「自分の持っている専門書も買い取ってもらえるのだろうか」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門知識を持つスタッフが丁寧に査定し、大切な書籍を次の必要とする方へと橋渡しさせていただきます。

投稿者:usagi

※2025年1月7日追記:ご成約いたしました。どうも有難うございました。

『原色法帖選』全49冊揃(解題揃)が入荷いたしました。
特に目立ったダメージはありません。
全古書連「日本の古本屋」サイトでも販売中です。クレジットカードご利用の方は「日本の古本屋」をご利用ください。
ただいま送料無料です。(ご発送は国内に限ります)
「49冊揃・解題揃」は、取扱も少なく貴重です。こちら1点限りです。
お急ぎでしたら、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でも受け付けます。
以上速報でした。(2024年12月6日)


※古書店三月兎之杜では書道の本を買取しております。
詳しくは書道書買取のWEBサイトをぜひご覧ください。

投稿者:usagi

ビアズレートップ画像

古書店三月兎之杜では、近現代の芸術家・建築家に関する書籍や作品集の買取を強化中です!

今回ご紹介しますのは、19世紀イギリスのイラストレーターにして詩人、小説家でもある、オーブリー・ビアズレー(近年はオーブリー・ビアズリー表記)に関する作品集です。様々な才能を発揮したピアズリーですが、特にペンで描かれた白と黒のモノトーンによる絵は、悪魔的な鋭さで見る者の心を掴みます。

もしかしたら「サロメ」の絵の人といえばピンとくる方もいるかもしれませんね。わずか25年の短い生涯にも関わらず、現代に至るまで多くの芸術家、イラストレーター、漫画家たちに多大な影響を与えています。

『サロメ』より「踊りの褒美」オーブリー・ビアズリー
ワイルド作『サロメ』より「ダンスの褒美」オーブリー・ビアズリー

ビアズレーは1872年、イングランド南部ブライトンで金銀細工師の父と、音楽教師の母の間に生まれました。父から工芸家としての器用さと、母から芸術や文学に関する趣味を受け継いだ彼は学校に上がる前からショパンを弾きこなす天才と呼ばれます。

1890年、『ティット・ピッツ』誌に小説風エッセー「懺悔訪問簿の話」を発表。もともとピアズレーは絵ではなく文人として評価されることを望んでいたといわれます。しかし翌年画家エドワード・バーン=ジョーンズに絵の才能を絶賛され、ウエストミンスター美術学校の夜間クラスに出席して絵を学びます。

以後もロンドンでの交友関係をもとにトマス・マロリー作『アーサー王の死』の挿絵を担当。1893年にはオスカー・ワイルド作『サロメ』の挿絵を描きます。

『サロメ』についてはピアズレーは本来、同作の英訳を担当することを望んでいました。ピアズレーを挿絵に指名したのはワイルド自身でしたが、ワイルドはピアズレーの絵を「あまりに日本的(ジャポニズム)である」として気に入ってなかったといわれています。

このことからもわかる通りピアズレーの絵には日本の影響が強く、それが現代においても日本人の感性にマッチし、また、日本の漫画家との親和性が高い理由のひとつと考えられます。もちろんピアズリーの時代の「日本的な絵」とは浮世絵を指します。

1800年代半ばから後半にかけて、徐々に鎖国体制が解かれていった日本から流出した数々の工芸品がありました。一説にはそれらの梱包に使われたのが、日本では比較的ありふれた浮世絵だったといわれています。西洋美術の線遠近法とは異なる俯瞰図や余白の生み出す美などは、当時の美術関係者に衝撃をもって受け入れられました。

その後ワイルドのスキャンダルに巻き込まれるかたちでパリへ一時退避。よほどパリの水があったのか96年にはパリに移住しますが結核が再発し困窮、98年3月にわずか25歳半で療養先のマントンで病死します。

ピアズレーは生前『女の平和』の挿絵などの猥雑な作品を破棄するように依頼していましたが果たされませんでした。そのかわりに彼の作品は多くの画家に影響を与えています。日本でも、米倉斉加年をはじめ多くの画家にその影響が窺えますね。

小説家では谷崎潤一郎、漫画家では手塚治虫や山岸涼子、魔夜峰央が彼の影響を自認しています。

こうした理由で彼の作品の多くが現存し、作品集としてまとめられています。トップにも掲出しました講談社の『画集・ビアズレー』(1978)をはじめとする各種作品集、さらに彼自身についての評論や彼の生きた19世紀末のアールヌーヴォーに関する書籍も大歓迎です。
詳しくは古書店三月兎之杜の美術書・画集買取ページをご覧ください。
ご整理時には、まずはご相談ください。

LINE査定
フリーダイヤル

投稿者:taguchi