今年の9月最後の日曜日は、本格ミステリ作家クラブの20周年記念名古屋イベントのお手伝いで遠征するはずでした。コロナ渦のため中止になってしまい、とても悔しい思い…
ようこそ! ここは古書店三月兎之杜から本好きの皆様へ贈るページです。
活字離れと言われる世の中、まだまだ読書には無限の奥深さがあります。
その奥深さを一緒に体験致しましょう!
今回はミステリ作家であり評論家としてもご活躍中の千澤のり子先生にご登場頂きました。ミステリファンの皆様は勿論、全ての本好きの皆様へのプレゼントです。
どうぞお愉しみ下さい!
(月1回の連載を予定しております。掲載いたしましたらツイッターやブログでご報告致します。是非フォローお願い致します!)
強烈なファン精神|第34回 千澤のり子 エッセイ
数ヶ月前、新井素子さんと仕事で直接お会いする機会がありました。 新井さんとは、日本推理作家協会の囲碁同好会で、大先輩と後輩という仲です。囲碁の例会があったのは、…
「半分オトナ」と児童虐待について |第33回 千澤のり子 エッセイ
アンソロジー『平成ストライク』(南雲堂)には「児童虐待」をテーマにした短編「半分オトナ」が収録されています。 テーマと一緒に依頼をいただいたときは即答しまし…
殺すほど重要な存在じゃない人に遭った話|第32回 千澤のり子 エッセイ
緊急事態宣言が終わりを告げてから3週間以上が経ち、県外への移動も自粛解除がされました。 長い自粛期間中、家事の量が増えたくらいで、私の日常はほとんど変わりませ…
世界にひとつだけのブックカバー|第31回 千澤のり子 エッセイ
少し前、SNSでバトンが流行っていました。ある人からの指名で議題が回ってきて、答えると同時に次の人を指名するという形式の遊びです。 私もいくつかいただいて答…
恋するストーカー少女たち|第30回 千澤のり子 エッセイ
中学1年生の2学期、読書マラソンという行事がありました。内容は、読んだ本の記録をつけて提出するというものです。期間は読書週間の2週間程度でした。 自分がどの…
新派『八つ墓村』と原作のある作品について|第29回 千澤のり子 エッセイ
先月、集団で新派『八つ墓村』を観に行きました。総勢15名以上。初対面の人も多い中、くじ引きで決まった席は、たまたま友達の隣でした。ミステリとは関係のない場で仲…
上高地と『殺人鬼』|第28回 千澤のり子 エッセイ
20歳の7月から24歳のお正月まで、旅行会社でアルバイトをしていました。 そこはもともと父が勤めていた会社で、夏の電話予約受付の人員が足りず、「明日暇か?」…
踏まれたタンポポの痛み|第27回 千澤のり子 エッセイ
インターネットを使うようになってから、20年が経とうとしています。 その間、数え切れないくらいの人たちと出会って交流してきました。特に初期から今まで変わらず…
本の整理について|第26回 千澤のり子 エッセイ
人間が快適に暮らすため、いつかは本を処分しないとなりません。圧死しそうなほどのコレクターではないので、まだまだ私は大丈夫と思っていますが、定期的に所有本を見直…
古書店三月兎之杜より執筆者のご紹介
-新刊『暗黒10カラット-十歳たちの不連続短編集-』発売中!-
2007年に二階堂黎人氏との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』にてデビュー(当時は宗形キメラ名義)。その後は単独名義にて『マーダーゲーム』『シンフォニック・ロスト』(以上講談社)を発表。なお講談社ノベルスの公式WEBサイト「あとがきのあとがき」では、『シンフォニック・ロスト』執筆時のご苦労話が読めます。
2017年にの単著三作目『君が見つけた星座 鵬藤高校天文学部』(原書房)を上梓。ほかに共著として『人狼作家』(原書房)『サイバーミステリ宣言!』(角川書店)『平成ストライク』(角川文庫)など。
ミステリ作家としてご活躍の一方、羽住典子名義で評論家としても精力的に活動中。
所属する「探偵小説研究会」では『本格ミステリ・ディケイド300』、『本格ミステリ・ベスト10』(共に原書房)の編纂にも携わられております。
Xアカウント: @noriko_c